『劉伯温碑記』が感染病から免れる真言を示す
■ 印刷版
 

文/安

 【明慧日本2020年4月12日】中国の歴史において、天象を観察することによってこれから発生する大きな出来事を予知し、そして、独特な言葉を使ってそれを記録した予言者、先覚者が多くいました。例えば『馬前課』を書いた諸葛孔明、『梅花詩』を書いた邵雍(しょう よう)、『シャオピン歌』を書いた劉伯温はそういう人達でした。

 人々はこれらの予言を現実に起きた出来事と照らし合わせて見ると、その的中率の高さに驚きました。そのため、これらの予言はますます人の注目を集めました。

 劉伯温(りゅう・はくおん:別名・劉基)は明王朝(1368年 – 1644)の初代宰相です。清廉潔白な性格の持ち主の彼は、有能な宰相として国を治めただけではなく、道術を極めた未来を見通す能力も持っていました。劉伯温は後世のために多くの予言を残し、有名な『シャオピン歌』もその一つです。

 『陝西太白山劉伯温碑記』はある地震が起きた後に発見されたものです。石碑に記された内容は、現在に起きていることと関係があると見られ、数年前からやっと世間に広く知られるようになりました。「劉伯温碑記」はこれから大きな感染病が発生するだろうと予言をしただけではなく、さらに、この大難から如何にして免れるかについても、世間の人々に示しました。

 一、亥年と子年に感染病が起きる

 『劉伯温碑記』は、亥(い)年(2019年)から子(ね)年(2020年)にかけて大難が起き、しかも、その冬に起きるだろうと示しました。碑文には「疫病は冬の9月から10月にかけて起きる」、「9に、死体を埋葬する人がおらず、10に、亥年と子年を乗り越えられない」と書かれていました。

 古代の人々は天意に順応し、「天意を推測して、それを以て人間社会の動きを明らかにする」という考え方を提示しました。それは宇宙と自然の変化の法則を探求することによって、人間社会の移り変わりと個々の人の生存変化の法則を突き止め、人間としての道理を明らかにし、「天地と其徳を合せる」と言う境地に到達し、自らの行動が正道から外れないようにする、との考え方でした。また、未来を予言することは、大げさなことを言い立てて、相手を圧倒したりするのではなく、世間の人に警鐘を鳴らし、善悪を区別させるためのものでした。

 碑記には、「善を行なう者は見ることができ、悪事を働く者は見ることができない」、「世の中には大善を行ない、この災難から免れるようにしている人たちがいる」と書かれていました。

 つまり、このような災難の中で、福音を送る大きな善行を行なう人がいることを、碑記がはっきりと明記しました。その人達は苦労を惜しまず、危険を恐れず、人々に「徳を重んじ、善を行なうように」と伝え、心を誠にすれば、神様が災難を解消してくださることを教えてくれているので、もし、あなたが災難から免れる方法を教えてくれる人に出会えば、くれぐれもそれを拒否しないように、救われる機会を逃さないようにてください。

 この肝心な時に、神佛を信じず、神佛の救い済度を拒み、無神論の観念によって救われる機会を失ってしまうことは、それこそ取り返しのつかないことをしってしまうのではないでしょうか。

 そして、疫病の拡散範囲について、碑記は「3に、湖広(武漢市)に大きな災難が押し寄せる、4に各省から狼煙(のろし)が立ち昇る」と記しました。つまり、疫病はまず武漢から発生し、それから全国各地にまで蔓延し、世の中を大混乱させ、至る所が、狼煙が立ち昇るような緊張した雰囲気に陥るだろうと予言しました。

 二、災いを避けるには真言があり、大善を行う人がいる

 『劉伯温碑記』は疫病の中で、災いを免れる真言を教えてくれました。

 『劉伯温碑記』は世間の人々に再三に「皇天は親なし。惟だ徳を是れ輔く」と警告し、つまり、天地に畏敬の念を持ち、道徳心を持ち、善行を行なうことこそ、真に災いを避ける道であると示してくれました。「善」と言う言葉は、碑記に何度も現れ、例えば「善を行なう者は見ることができる」、「世の中には大善を行なう人がいる」、「非を退け、善を持てば安全である」などが記されています。

 碑記の最後に、劉伯温は拆字(たくじ・※)の方法で、人々に三つの最も貴重な文字を「謎」として残してくれました。

 原文は「七人一路走、引誘進了口、三點加一勾、八王二十口、人人喜笑,个个平安」となっています。

それを解読すると、以下のようになります。

 「七人一路走,引誘進了口」は「眞」(「真」の古代文字)の文字を意味します。

 上部に「七」、下部に「一」と「人」があります。「口」の中に「弓」の文字をぴたりと入れると、中部の「目」ができます。「引」の右側(縦の直線)を左側につければ、「眞」となります。

 「三點加一勾」は「忍」の文字を意味します。

 「勾」の文字を分解し、勹(つつみがまえ)に一を加えたら、「刃」になります。「勾」の下部の「厶」に、三つの点を加えると、「心」になります。「刃」と「心」で、つまり「忍」となります。

  「八王二十口」は「善」の文字を意味します。八を逆さまにした文字が上部にあり、中部に「王」があります。下部に「廿」(中国語で二十の意味)を入れ、底辺に「口」を加え、「善」になります。

 合わせた三文字は真言の「真・善・忍」です。中国の漢字には、無限の知恵が秘められているため、劉伯温はそれを上手く利用して、後世に天意と真理を探究する手がかりを残してくれました。

 縁のある人が碑記に書かれた真言を知っておけば、碑記に刻まれた最後の言葉のように「人々は笑い、平安を喜んでいる」となるだろう、と『劉伯温碑記』は予言しました。

 三、感染病が猛威を振るう中、自救する特効薬がある

 2019年の年末にペストが発生し、2020年1月の初めに中共ウイルス(武漢新型肺炎)が起こり、1月23日に武漢は都市封鎖をし、さらに、浙江、広東、河南などでは、「1級レベル」の緊急宣言を出しました。現在、感染が全国に蔓延しましたが、有効な予防法は見つかっていません。

 しかし、感染症が猛威を振るう中で、「自救する特効薬」があります。大法修煉者があなたに、「法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい」を誠心誠意に念じるようにと教えてくれる時、必ずそれをしっかりと覚えてください。この「九文字の真言」は宇宙の最も純正なエネルギーを備えているため、あなたに自信とパワーを与えてくれます。

 真心を動かしたその瞬間、すべてが変わります。

 法輪大法は佛家の最も高いレベルの修煉法で、修煉者が「真・善・忍」の原則に基づいて自律するようにと求められています。この修煉法は健康維持と病気治療、そして、道徳水準の向上に顕著な効果があるため、今、世界の100以上の国と地域に広められています。しかし、中国では、法輪功は依然として残酷な迫害を受けています。法輪功を誹謗中傷するため、中国共産党はでっち上げした「天安門焼身自殺」という茶番劇を企画し、監督し、制作しました。また「中南海の包囲事件」も事実無根の嘘です。くれぐれも中国共産党の虚言に騙されないようにしてください。法輪大法は正法です。虚言を見抜いて、大法の真相を知る人々は、必ず神からのご加護を頂けます。

 「心が誠であれば即ち効果がある」と言う古い言葉がありますが、疫病が猛威を振るう中で、くれぐれも「法輪大法は素晴らしい! 真・善・忍は素晴らしい!」をしっかりと覚えておいてください。そして、あなたの親戚や友人にも、すれ違った人にも伝えてください! 「人命を救う功徳は計り知れない」と言う言葉があるように、危難の中で福音を四方に伝え、すべての縁のある人を救い済度しましょう!

 (※) 拆字(たくじ:中国の陰陽五行説や易学の考えから生まれたもので、すなわち、文字を分解して書いた人の吉凶禍福を判断する方法)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2020/2/7/400851.html)
 
関連文章