1月〜3月の武漢肺炎蔓延時に 学習者70人を実刑判決
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 【明慧日本2020年4月28日】武漢肺炎は中国共産党が情報を隠蔽することで、一気に中国国内に蔓延し、世界中に蔓延する非常事態になった。最新の情報の統計によると、現時点で中共ウィルスはすでに184の国と地域に蔓延し、感染者数はわずか8日間で2倍に増加し、全世界の感染者数は134万人に及んでいる。死亡者数は7万4000人を超え、この地球上の全ての命を脅かしている。

 武漢肺炎が爆発的に蔓延して以来、中国国内の各地は都市封鎖をし、区を封鎖し、村を封鎖し、国民は自身の安否を心配する中で、中国共産党(以下、中共)の610弁公室は管轄内の各機構及び法曹機関部門を指図し、続けて法輪功を迫害するように命令を下した。疫病のピーク時の2月、3月の期間中、中共裁判所、検察庁は崩壊に近い状態で開廷はしていないが、しかし、家族と弁護士に知らせないまま、秘密裏に法輪功学習者に対して不当な判決を次々に宣告した。

 明慧ネットの統計によると、2020年1月から3月まで、少なくとも70人の法輪功学習者が不当な判決を宣告された。その内訳は、1月に38人、2月に17人、3月に15人である。2月から3月にかけて、中共の裁判所は開廷せず、秘密裏に32人の学習者に不当な実刑判決を言い渡した。

 3月においては、中共は法輪功学習者15人に不当な実刑判決を宣告し、5人に逮捕状を発付し、48人に罪を着せる資料を検察庁および裁判所に送った。

 不当な実刑判決が多いい地区は多いい順番に河南省4人、浙江省3人、山東省2人、安徽省、北京、天津、黒竜江省、寧夏、山西省がそれぞれ1人ずつである。

 不当な実刑判決が多いい都市の順番は許昌市、安陽市、金華市それぞれ2人、合肥市、双鴨山市、銀川市、臨沂市、煙台市、太原市、寧波市それぞれ1人ずつである。

图1:2020年3月法轮功学员遭中共非法判刑人数按刑期分布
図1:2020年3月不当な判決を宣告された学習者の刑期別分布図

表1:2020年3月、不当な判決を宣告された学習者の刑期別分布図表

不当な実刑判決の刑期の期間

 人 数 

1~2年(1年或は1年以上、2年以下、下記も同様)

4

2~3年

2

3~4年

7

9年

1

刑 期 不 明

1

 この情報の収集期間は2020年3月1日から2020年4月5日までである

 一、2020年3月、法輪功学習者15人に対する不当判決

 明慧ネットの統計によると、2020年3月、中共裁判所は15人に不当な実刑判決を宣告した。最も長い刑期の者は懲役9年である。

图2:2020年3月大陆各地法轮功学员被非法判刑人数分布
図2:2020年3月、各地の不当な判決を宣告された法輪功
学習者人数分布図

表2:2020年3月、各省の不当な実刑判決を宣告された法輪功学習者の分布表

地           域

不当な実刑判決を宣告された人数

迫害ランキング

河  南  省

4

1

浙  江  省

3

2

山  東  省

2

3

安  徽  省

1

4

北  京  市

1

4

黒 竜 江 省

1

4

寧     夏

1

4

山  西  省

1

4

天  津  市

1

4

2020年3月、不当な実刑判決を宣告された学習者は合計15人

 

 

表3:2020年3月、10都市ごとの不当な実刑判決を宣告された法輪功学習者の人数分布

  都      市  

判決人数

許 昌 市

2

安 陽 市

2

金 華 市

2

合 肥 市

1

双 鴨 山

1

銀 川 市

1

臨 沂 市

1

煙 台 市

1

太 原 市

1

寧 波 市

1

 迫害事例:

 ◇山東省タン城県の学習者・朱同貴さんは秘密裏に懲役9年の不当な実刑判決

 明慧ネット2020年3月17日の報道によると、山東省タン城県の法輪功学習者・朱同貴さん(45歳男性)は2018年5月、臨沂蘭山区国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関)に身柄を拘束され、14カ月間拘禁された後、臨沂蘭山区裁判所に不当な判決を宣告された。現在の情報では懲役9年の可能性が高いという。

 朱さんは臨沂タン城県碼頭鎮桑荘村に在住者である。中共による法輪功への迫害が始まって以来、朱さんは放浪生活を余儀なくされた。現在でも身分証明書は差し押さえられており、その結果、就職もできず、結婚の入籍もできない状態にある。

 2018年、臨沂国内安全保衛部門は秘密裏に地元の学習者らを連行した。5月23日午後、臨沂蘭山区国内安全保衛部門の警官・劉合磊と西郊派出所の警官らは朱さんの蘭山区にある賃貸住宅の天窓から壁を越えて入室した。関係者らは制服を着ておらず、関係手続きや証明書がないまま、朱さんと兄の朱同朝さん2人の身柄を拘束し、パソコン、現金などの私物を押収した。

 蘭山派出所の所長・劉は部下を指図して、朱同貴さんの採血をし、撮影をし、その上さらに殴打し、暴力を振るった。

 5月24日午後、朱同貴さん、朱同朝さんは臨沂市留置場(河東区重溝)で拘禁された。朱同貴さんは拘禁され、拷問を受け、受刑者にも殴られた。一方、朱同朝さんは第二大隊に配属され、警官に足かせをかけられた上に、くさりで繋がれた両手をくさりで繋がれた両足の間を通ってさらに手枷をかけられた。そのため、腰はまっすくにならず、刑務所に閉じ込められた。そして、タン城の国内安全保衛部門は2人に取り調べをした。

 拘禁の期間中に、朱同貴さんの家族は何の通知も、もらわなかった。その後、朱同朝さんは一時出所できた。しかし一方で、朱同貴さんは臨沂市国内安全保衛部門に洗脳班へ移送された。家族は何度も訪ねたが面会できなかった。朱同貴さんは洗脳班で3日間、熬鷹(日本語では「疲弊した鷹」のことをいい、睡眠剥奪の拷問のことをいう)を受け、数人の警官に指示された受刑者に監視され、夜も寝かせてもらえなかった。

 7月27日午前10時ごろ、家族と弁護士は洗脳班へ面会に行ったが、阻止された上に、勝手に写真を撮られた。さらに、脅迫されて殴打された。

 また、検察庁は証拠不足でこの案件を却下したにもかかわらず、劉合磊、孫徳強らは職権を濫用し、捏造した証拠で罪を着せようとした。臨沂市蘭山区検察庁の王玉剛は国内安全保衛部門の違法行為を放置し、2019年6月末に、朱同貴さんを起訴した。

 最近の情報によると、臨沂市蘭山裁判所は秘密裏に朱同貴さんに不当な実刑判決を宣告し、刑期は懲役9年の可能性が高いという。

 朱同貴さんは臨沂市留置場で14カ月間拘禁され、心身ともに大きなダメージを受けた。また90歳近くの母親はこれを知り、ショックのあまり健康状態が悪化し、寝たきりになり、身の回りのことが出来なくなった。

 ◇北京の法輪功学習者・張秋莎さんは懲役4年の不当な実刑判決

 明慧ネット2020年3月28日の報道によると、北京市大興区の法輪功学習者・張秋莎さんは2015年3月14日、法輪功の無実を伝えたという理由で拘禁されたが、同年4月14日一時出所できた。2018年6月26日、張さんと夫、そして内モンゴルの学習者・敖瑞英さん、親戚1人は身柄を拘束された。現在、張さんは懲役4年の不当な実刑判決を宣告され、夫は拘禁されたままで、敖さんは残酷な迫害で死亡した。

 張さんは北京市大興区富強西里コミュニティの在住者である。1999年2月から法輪功を学び、常に「真・善・忍」の教えに従い、いつも、他人のことを思って優先させた。すると、病気も知らず知らずのうちに完治し、あれ以来、20年以上経つが健康になり、薬を飲む必要がなくなった。そして、家族も恩恵を受けた。

北京警察在张秋莎家中抄家
北京の警官らは張秋莎さん宅で家財を押収する

 2019年3月4日午前11時、北京市大興区裁判所は張さんに対して開廷した。予定では張さんの息子・魏張同さんが弁護するはずだったが、開廷する直前になって、裁判所は魏さんに弁護内容の原稿の提出を要求した。魏さんの弁護原稿を見た裁判所は急遽(きゅうきょ)、魏さんの弁護士資格を取り消し、弁護士の劉中華を指名した。

 開廷当日、張さんは起訴側の訴えを否定し、裁判所が指定した弁護士の劉中華を認めないと表明した。すると、裁判はわずか30分で終わり、いい加減に休廷を宣告した。

 近日の情報によると、張さんは懲役4年の実刑判決を宣告され、刑期は2018年6月26日から2022年5月24日までだという。

 二、3月、5人の逮捕状が発付され、48人が罪を着せられる

 明慧ネットの統計によると、2020年3月、中共は法輪功学習者5人の逮捕状を発付し、48人に罪を着せた資料を裁判所と検察庁に提出した。

表4:2020年3月、逮捕状を発付される法輪功学習者の地域分布

  地     域   

逮捕状を発付された人数

河 北 省

3

上 海 市

1

山 東 省

1

2020年3月、合計5人

 

表5:2020年3月に、二つの都市での逮捕状を発付された法輪功学習者の人数統計表

    都    市    

逮捕状を発付される人数

張 家 口

3

済 寧 市

1

表6:2020年3月に、検察庁、裁判所に資料を提出された法輪功学習者の人数統計表

   地     域   

人  数

寧   夏

9

黒 竜 江 省

4

遼 寧 省

4

山 東 

4

陝 西 省

4

河 北 省

3

湖 北 省

3

四 川 省

3

雲 南 省

3

広 東 省

2

河 南 省

2

内モンゴル

2

重 慶 市

1

安 徽 省

1

吉 林 省

1

上 海 市

1

浙 江 省

1

2020年3月、合計48人

 

表7:2020年3月、検察庁、裁判所に資料を提出された法輪功学習者の都市別統計表

   都     市   

 人 数 

銀 川 市

9

宝 鶏 市

4

武 漢 市

3

本 溪 市

3

攀 枝 花 市

3

昆 明 市

3

秦 皇 島

2

鄭 州 市

2

大 慶 市

2

ジ ャ ム ス

2

赤 峰 市

2

済 南 市

2

蕪 湖 市

1

湛 江 市

1

深 セ ン 市

1

唐 山 市

1

松 原 市

1

葫 芦 島

1

威 海 市

1

イ 坊 市

1

寧 波 市

1

 迫害事例:

 ◆上海市民の田輝さんに逮捕状が発付される

 上海浦東新区浦興街道の金澤苑に在住する法輪功学習者・田輝さんは、2020年2月4日、楊浦区公安支局に身柄を拘束され、3月6日、逮捕令を発付され、現在、楊浦区留置場で拘禁されている。 

 田さんの父と母の張毛妹さんは2016年に同時に脳血栓になった。当時、張さんはすでに死にかけていたが、お見舞いに来た友達がそばで「法輪大法は素晴らしい! 真・善・忍は素晴らしい!」を言い聞かせると、張さんは奇跡的に生き返った。

 自分の目でこの奇跡の瞬間を見た田さんは大いに感動し、法輪功を学ぼうと決心した。

 田さんの妻は出稼ぎに行き、身体の弱い両親の世話をするために辞職した。毎日おむつの交換から全ての面倒を見て、子供を託児所と小学校へ送り、家族全員に至れり尽くせりの世話をした。

 友人が重篤の時、そばに人がいない困難な時期に、田さんは助けの手を差し延べ、毎日時間を作ってお見舞いに行った。自分の家族のように、シャワーやおむつの交換をし、食事の世話をして助け、友人の最後まで見送った。

 しかし、田さんは人々に「法輪大法は素晴らしい。真・善・忍は素晴らしい」を念じれば、疫病から身を守られることを伝えたという理由だけで、理不尽にも連行された。

 田さんが連行されたことを聞いた家族はひどく悲しんだ。そのショックで母はベッドから転倒し、身の回りの生活ができなくなった。家族は田さんが一刻も早く帰宅することを切に望んでいる。

 ここで正義ある人達にこの件に注目をして、警官に直ちに無条件で田さんを解放することを呼びかけるように求める。

 ◆陝西省宝鶏市81歳の李敏舫さん、金台区裁判所に受理され、検察庁に立件される

 2020年3月6日、宝鶏市消防工場の定年退職員・李敏舫さんは、金台区裁判所の韓裁判官に一時出所がもう延長できないと告げられた。李さんは他の学習者・王菊香さん、高小娓さん、陳徳芳さんなどと正式に受理され、検察庁に立件された。

 李さんは今年で81歳である。立件された具体的な時間や開廷された時間は不明である。上記の李さん以外の学習者は、すでに、1年4カ月間拘禁された。突然に裁判所に受理され、検察庁に立件され、さらなる酷い迫害を受ける可能性が高い。

 ◆武漢市の学習者・鄒双武さん、呉桂菊さんを罪に着せられた資料は裁判所にある

 明慧ネットの2020年3月18日の報道によると、武漢市の学習者・鄒双武さん(70歳女性)、呉桂菊さん(50代女性)は警官らおよびコミュニティの関係者が自宅に侵入し、身柄を拘束された。1年近く拘禁され、罪を着せる資料を漢陽区裁判所と漢陽区検察庁に提出された。

 鄒双武さんは1950年に生まれ、漢民族で武漢市東西湖区の在住者である。夫が亡くなり、普段一人暮らしをしている。2019年4月18日の朝8時、東西湖区金銀湖派出所はコミュニティの従業員を利用して、鄒さんにドアを開けさせた。警官ら十数人はすごい勢いで鄒さんの自宅に押し入り、本人の身柄を拘束した。4月30日、警官らは鄒さんがすでに連行されたことを家族に教えた。

 東西湖区610弁公室は鄒さんを武漢市第一留置場に拘禁し、すでに1年以上経った。一方、鄒さんに罪を着せる資料は漢陽区裁判所と漢陽区検察庁に提出された。担当検察官は高尚、裁判官は潘濤である。

 法輪功学習者・呉桂菊さんは武漢市武昌区に在住者である。2019年3月20日、武昌区余家頭派出所およびコミュニティの警備ら合わせて十数人が「電気の安全検査」を口実に、呉さんの自宅に侵入した。呉さんは不当に連行され、法輪功の関連書籍2セット、『明慧週刊』、DVDなども押収された。

 呉さんはいまだに武漢市第一留置場に拘禁されている。呉さんに罪を着せる資料も漢陽区裁判所と漢陽区検察庁に提出された。

 現在、武漢市610弁公室は法輪功学習者の本案件を主に二つの区に絞った。一つは洪山区裁判所、洪山区検察庁、もうつは漢陽区裁判所と漢陽区検察庁である。

 ◆寧夏永寧県の学習者9人に、再び罪を着せる資料を検察庁に提出する

 明慧ネット2020年3月26日の報道によると、寧夏永寧県公安局は2019年9月19日、大勢の警官らを派遣し、学習者13人の身柄を拘束した。そのうち、朱海燕さん、陳波さん、謝南方さん、納琴さん、肖燕芝さん、姜春梅さん、王秀花さん、孫芳恵さん、孫芳紅さんの9人は、12月下旬に、永寧県公安局により西夏区検察庁に起訴された。

 最近の情報によると、一度検察庁から証拠資料を戻された永寧県公安局は、補足の「証拠」を2020年3月中旬に、再び提出したという。

 数人の学習者の家族および友人は弁護士に連絡し、無罪弁護をするように頼んだ。

 朱海燕さん(46歳女性)は永寧県環境保護局の元幹部である。1998年から法輪功を学び始め、以前患っていた鼻炎、五十肩、目の病気、胆嚢炎などの病気が完治した。2000年10月、朱さんは北京へ陳情に行ったという理由だけで2年の労働教養処分を科された。2005年、再び懲役3年の不当な判決を宣告された。夫の姜濤さんも合わせて3回も不当な実刑判決を宣告されたことがあり、合計12年6カ月になる。元気だった姜さんは残忍な迫害で髪の毛が真っ白になり、視力や聴力も低下し、記憶力が低下し、血圧が上がり、頭痛などの症状が現れ、「衰弱しきった爺さん」のようになっている。

 三、検察庁、裁判所は2人の法輪功学習者の案件を却下

 明慧ネットの統計によると、2020年3月、検察庁、裁判所は2人の法輪功学習者の案件を却下したという。

表8:2020年3月、検察庁、裁判所による案件が却下された人数分布表

   地      域   

却下人数

遼 寧 省

2

2020年3月、合計2人

 

表9:2020年3月、案件が却下された人数統計表

   都     市   

却下人数

阜 新 市

2

 迫害事例:

 ◆広東省湛江市の法輪功学習者・王水成さんに罪を着せた資料を検察庁に提出

 広東省湛江市の法輪功学習者・王水成さんは2019年10月に、湛江市坡頭区留置場に拘禁された。留置場側は現在の武漢肺炎の疫病を理由に、弁護士の面会を断った。霞山区公安は王さんに罪を着せる資料を赤坎区検察庁に提出したが、検察庁に証拠不足で却下された。それに対し、霞山区公安は2回目の証拠を提出したという。

 四、65歳以上の法輪功学習者にも、不当な実刑判決

 明慧ネットの統計によると、2020年3月における65歳以上の法輪功学習者の5人に、不当な実刑判決を宣告した。そのうちの最年長者は76歳である。

表10:2020年3月、65歳以上の法輪功学習者5人に不当な実刑判決を宣告された統計表

 名 前 

区県

迫害に加担した裁判所

刑 期

罰金

(元)

地 位

65歳以上

馬淑芬

天津市

 

北辰区

 

2年6カ月

 

教師

76

蒋紅英

寧夏

銀川市

 

 

不明

 

 

75

楼振康

浙江省

金華市

永康市

金華市ブ城区裁判所

3年6カ月

 

 

70

董天福

河南省

許昌市

禹州市

許昌市魏都区裁判所

懲役2年

執行猶予2年

 

5000

 

 

66

劉譲芳

黒龍江

双鴨山

宝清県

 

3年

 

教師

65

 迫害事例:

 ◆天津市76歳の定年退職教師・馬淑芬さんは懲役2年6カ月の不当な実刑判決

 天津市北辰区の76歳の法輪功学習者・馬淑芬さんは1年4カ月の拘禁後、2020年3月中旬に、北辰区支局および新村派出所の警官らに罪に陥れられた。そしてその後、懲役2年6カ月の不当な実刑判決を宣告された。

 馬さんは子供と同居していない。2018年12月3日夜、当時74歳の馬さんは身柄を拘束された。その日の夜に危篤状態に陥り、北辰区新村派出所の国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関)の警官らに担架で運ばれた。その後、北辰区支局留置場に戻されて拘禁されているが、身体の状態はよくないという。

 連行される前も、馬さんはよく北辰区新村派出所および居民委員会の人員に嫌がらせをされ、「これからも、法輪功を学ぶのか」と聞かれた。馬さんはいつも善意を持って「はい」と答え、その人員に法輪功の無実を伝えた。

 2019年9月、馬さんは検察庁、裁判所に年齢が高いことで刑されることが考えられるが、その条件として、「必ず法輪功をやめることが条件だ」と言われ、馬さんは拒否した。

 現在の情報によると、馬さんは懲役2年6カ月の不当な実刑判決を宣告されたという。

 ◆寧夏銀川市の75歳の蒋紅英さんは再び拘禁

 寧夏銀川市の75歳の法輪功学習者・蒋紅英さんは寧夏女子刑務所で拘禁され、今回で、蒋さんは3回目の拘禁である。蒋さんはいつ判決が出たのか懲役の年数も知らされず、不明のままである。蒋さんはかつて2回労働教養処分を科され、合計4年の労働教養処分を受け、また懲役4年と懲役2年3カ月の不当な実刑判決を宣告されたことがある。

 2019年7月18日、蒋さんは再び身柄を拘束され、拘禁された。

 五、経済的な迫害を加える

 明慧ネットの統計によると、2020年3月、学習者らは中共裁判所に9000元(約13万7000円)の現金を強要されたという。

表11:2020年、中共裁判所は学習者への罰金明細

名前

区県

迫害に加担した裁判所

刑期

罰金(元)

董天福

河南省

許昌市

禹州市

許昌市魏都区裁判所

2年猶予2年

5000元

趙松

河南省

許昌市

禹州市

許昌市魏都区裁判所

1年6カ月猶予2年

4000元

 「神目如電」(※1)と言われているように、法輪功への迫害で積んだ業力はこの度の武漢の「大災難の元」であると言うことを否定できないであろう。

 疫病の感染が拡大する中で、善良な法輪功学習者たちは自分が迫害を受けている身でありながら、絶えず、人々に「法輪大法は素晴らしい! 真・善・忍は素晴らしい!」を念じるようにと真心から忠言している。その目的は念じることにより、神様に加護され、この疫病から身を守ることが出来るからである。

 法輪功学習者たちの善意を受け入れて、すぐに三退し、災いの元である中共から離脱し、「法輪大法は素晴らしい! 真・善・忍は素晴らしい!」を心を込めて念じることは、自分と周りの人を守る最大の良い方法である。

 付録:2020年1~3月において、中国の法輪功学習者たちは不当に連行された上に、不当に開廷された上、あまりにも不当な実刑判決を下された。これらの迫害された統計データは(60KB)ダウンロードされたし。

 (※1)神目如電(暗いところで不道徳な行ないをしても、神には電光の如くはっきりと見える。城門で火災が起きれば、災いは池の魚にも及ぶということ)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2020/4/7/403493.html)
 
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