【明慧日本2019年8月16日】湖南省郴州(ちんしゅう)市永興県の法輪功学習者・周金蓮さん(51歳女性)は懲役3年の実刑判決を宣告され、2019年5月末、秘密裏に湖南省女子刑務所に拘禁された。
しかし、周さんの家族は裁判所、公安局などからの脅迫と嫌がらせを受けていたにもかかわらず、周さんの収監については何にも告げられなかった。
1999年7.20、江沢民は権力を濫用し、法輪功迫害を発動した。法輪功を学んでいる金さんは、中国共産党の法輪功に対するでたらめな宣伝を信じないように、人々に法輪功の資料を配り、法輪功の素晴らしさを伝えた。
しかし、そのことを理由に、周さんは公安局の警官により何度も連行され、前後に城関派出所、長沙市撈刀河洗脳班、永興県留置場、梯子嶺留置場、郴州市留置場などに拘禁された。
2019年3月21日、郴州市永興県裁判所は周さんに対して、秘密裏に開廷した。法廷で検察は周さんが永興県鯉魚塘鎮で法輪功の資料を配ったこと、2018年8月19日と2017年3月29日に法輪功の資料を配ったため、県公安局に拘禁されたことを証拠として提出した。
周さんは法輪功の資料を配ることは罪にはならないと自己弁護をし、無罪を主張し解放を要求した。
しかし、裁判所の指定弁護士・金暁鋆は法廷で金さんに対して無罪弁護をせず、刑の減軽だけを求めた。
裁判の結果、裁判官たちは法律を無視し「法律の実施を破壊した」という罪を被せ、周さんに懲役3年の実刑判決と罰金1万元を科した。
それから、2019年3月25日、裁判所側は法輪功を誹謗中傷するため、周さんの案件について報道文章を書いた。その虚偽の文章は永興県新聞ネット、人民裁判所新聞、ウェイボー、今日頭条などに、転載されたという。
しかし、法輪功が迫害されて20周年にあたり、米国政府が重大な決定を下した。米国政府は米国におけるいくつかの宗教・信仰団体に向けて、先日、米国政府が入国ビザの申請審査をより厳格にし、人権や宗教に対する迫害者へのビザの発行を拒否する狙いもあり、その中には移民ビザと非移民ビザ(例えば観光、親族訪問、ビジネスなど)も含まれ、既にビザを所持している者(グリーンカードの持ち主も含む)でも入国を拒否されることがあると通告した。さらに、米国・国務省の職員は米国の法輪功学習者に対して「迫害者名簿」を提出するようにと通達した。
(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)