瀋陽市の62歳の副教授・于春生さん 駅で連行
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 【明慧日本2020年5月12日】(遼寧省=明慧記者)2019年6月19日に、遼寧省瀋陽市の法輪功修煉者・于春生(62歳男性)さんが電車に乗ろうとしていた際に、瀋陽の北駅派出所の警官らに不当に連行された。その後の情報によれば、2020年4月29日、瀋陽市の于洪区裁判所で非合法に審理されたという。

 中共ウイルスが蔓延しているため、法廷審査はオンラインで行なわれ、于春生さん家族の傍聴は許されなかった。于洪区裁判所の裁判官の郝星男は法廷上で宣告しなかったのだが、事前に家族には于洪区裁判所から5000元(およそ7万5000円)の罰金の通知をもらった。

 于春生さんは、瀋陽工業専門学校(現在、瀋陽理工大学と合弁)、機械学科元副教授で元学科長を担任していた。于さんは純朴で善良な人であり、根気強く学生を指導し父親のように接していた。1996年法輪功を修煉し始めてから、于さんは自分の道德水準をさらに向上させ、教育と管理業務が良く出来ていたため、学校では良い評価を得ていた。

 1999年7.20から、法輪功は中国共産党(以下、中共)に迫害を受け始めた。于春生さんは法輪功の修煉を放棄しなかったため、学科長の職務を中共委員会より解任された。法輪功を継続して修煉し続けるには計り知れぬ精神的な圧力を受けたが、相変わらず仕事を一生懸命に続けていたため、2000年にもう1人と共同で教科書「NC旋盤プログラム編集及び応用」という書物を書き上げ、2001年に高等教育出版社から出版した。

 于春生さんは、法輪功を修煉しているという理由で不当に2回も拘禁され、ひどい迫害を受け、また、講義の権利も奪われた。2001年12月、夫婦は学校に騙され瀋陽市の士教養院洗脳班に連行された。洗脳班では外部との連絡はすべて遮断され、反法輪功の動画を強制的に見せられ、ひどい洗脳を受けた。

 2019年6月19日、于春生さんが電車に乗ろうとした際に、瀋陽の北駅派出所の警官らに連行され、鉄路公安局拘置所に移送されて、拘束された。7月3日、鉄路運輸検察庁から逮捕状が発布された。11月と12月の間に瀋陽市の于洪区拘置所に移送された。その後、不当な法的書類も鉄路運輸検察庁から于洪区検察庁に移送された。

 于春生さんが拘束されてから現在まで、家族や親戚からの連絡(通話、面会および間接的な連絡等)は一切拒否されている。

(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2020/5/9/405050.html)
 
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