安徽簫県の真面目な農民の劉発庭さんが迫害死
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 【明慧日本2020年5月21日】安徽省簫県(あんきしょう・しょうけん)に在住の法輪功学習者・劉発庭さん(74)は不当に連行されてから、懲役3年6カ月の刑期を終えて帰宅した後、常に血痰が出ており、診断の結果、肺がんだった。2020年5月2日この世を去った。亡くなる2日前、簫県の610弁公室と宿州政法委の一団が劉さん宅へ来て、嫌がらせをした。

 劉さんは簫県で1947年に生まれ、村でも皆が認める良い人で真面目な人であった。法輪功を修煉する前、劉さんは肺結核など数種類もの病気を患いたが、法輪功の修煉後、すべての病気は消え、息子らの農作業を手伝っていた。当時、若者のように元気に働いていた。

 1999年7.20に中国共産党は法輪功への迫害を始めた。劉さんは法輪功を放棄しなかっただけで、何度も嫌がらせを受け、拘禁された。2007年10月16日、警官らはいきなり劉さん宅に押し入り、家宅捜索し、劉さんを連行した。

 2015年8月30日午前、簫県610弁公室の警官らと新荘鎮派出所の警官ら6、7人が劉さん宅に押し入り、十部屋を家宅捜索し、ノートパソコン2台、プリンター1台、プレーヤー1台、携帯電話2台、DVDコピー機1台、レーザープリンター1台、現金3000元(およそ4万5000円)以上、法輪功の関連書籍十数冊、用紙とインクなど多くの個人財産を押収した。劉さんは当時不在で、警官らは劉さんの妻を連行しようとしたが、妻は逃げた。

 同年11月17日、劉さんは西安で連行され、同月29日に簫県に移送され、ひどい迫害を受け続けた。簫県留置場で劉さんは煉功を堅持しようとしたため、警官により酷く殴打された。留置場は非常に劣悪な環境で、食事も満足に食べられなかったにも関わらず、毎日働かされた。家族は何回か服を送ったが、劉さんの手に届くことはなかった。劉さんはひどく迫害されて脳梗塞になり、家族は治療のために一時解放することを求めたが、留置場側に拒否された。

 劉さんは簫県裁判所により、秘密裏に懲役3年6カ月の不当判決を下された。身体が非常に弱っていたが、2016年12月15日に秘密裏に宿州第三刑務所に収監された。

 刑務所に3年間拘禁されていた間、劉さんは煉功ができず、法の勉強もできず、健康状況は悪化し続けた。2019年1月、劉さんは杖を使いながら刑務所を出所した。

 劉さんは帰宅した後、常に血痰が出ており、病院で診察した結果、肺がんだった。入院して数カ月治療を受けて退院した後、当局の警官らに頻繁に嫌がらせを受け、法輪功の修煉を放棄するように強要された。

 2020年4月30日、簫県610弁公室の責任者と宿州政法委及び劉さん同村の共産党委員会の人員らは、再度、劉さん宅を訪れた。その時の劉さんはすでに排泄も自力で行けず、意識が朦朧として息も絶え絶えだった。当局は劉さんの病状を知ったものの、苦しんでいる劉さん一家を前にして、さらにひどく脅かして、悲惨な目に合わせた。2日後、劉さんは死亡した。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2020/5/14/406109.html)
 
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