昆明市の学習者夫婦 身柄を拘束され家財も押収
■ 印刷版
 

 【明慧日本2020年5月27日】雲南省昆明市東川区の法輪功学習者・楊能文さん(83)は定年退職し、妻の安順蓮さん(70代)も定年退職した講師である。2020年4月15日、墓地のセールスマン2人に法輪功の無実を伝え、通報された。2人は馬村派出所の警官に身柄を拘束され、家財を押収された。留置場に送られた時、楊さんは高齢だということで、妻の安さんは血圧が高いということで、それぞれ入所を拒否された。その後、2000元(およそ3万円)をゆすり取られたが、一時出所できた。

 中国共産党の「両会」が開催される前、派出所の警官らは楊さん夫婦に嫌がらせをし、子供にまで嫌がらせと脅迫をした。

 楊さん夫妻は1999年の7.20から江沢民グループによる法輪功への迫害が始まって以来、法輪功を学び続けているだけの理由で、何度も公安局、職場、コミュニティの関係者らに嫌がらせを受け、連行され、家財押収をされ、洗脳班に送られ、拘禁され、労働教養処分を受け、そして、不当な判決を宣告された。

 2007年4月、安さんは病院で重篤の患者に法輪功の真相を伝え、法輪功の資料を送った。その後、患者はベッドから降りられるまでに回復した。しかし、患者の麻薬中毒の息子は賞金が欲しいために通報し、法輪功の資料を派出所に出した。同年4月26日、派出所の警官ら9人は安さんを昆明五華区留置場に連行した。安さんは2年の労働教養処分を科された。

 2010年4月22日、楊さん夫婦は朝ご飯を食べ終わって、外へ散歩に行こうとした時、階段で五華国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関)の警官・馬斌(悪人榜に記録されている)、高新開発区公安支局の楊永興(安さんの連行と家財を押収することに3回加担)など17人に身柄を拘束された。楊さん宅のベッドなど隅々まで調べられ、法輪功の関連書籍、法輪功資料3冊、『共産党についての九つの論評』1冊などを押収した。楊さん夫妻は馬村派出所に連行され、取り調べられた。楊さんは解放されたが、安さんは五華留置場に拘禁された。

 2016年4月24日朝9時、楊さん夫妻は馬街の縁日で法輪功の資料を配布した時、警官2人に梁源派出所の国内安全保衛部門に連行され、取り調べを受けた。さらに、写真を撮られ拇印の押印を強制させられた。当日午後、楊さん宅の法輪功の関連書籍、法輪功資料、DVD、現金1000元(およそ1万5000円)以上の私物を押収された。2人とも留置場に送られたが、楊さんは高齢で、安さんはかつてB型肝炎を患ったことがあることで受け入れを拒否された。

 そのあと、楊さんは懲役6カ月、執行猶予1年、罰金2千元、安さんは懲役1年、執行猶予1年、罰金3000元(およそ4万5000円)の不当な判決を宣告された。猶予期間、安さんは自分は犯罪を犯していないと認識し、毎月派出所の警官にいわゆる思想報告をしなかった。そのため、ある日の深夜3時、自宅に侵入して来た警官ら4、5人に身柄を拘束され、刑期も懲役2年に増やされ、執行猶予2年になった。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2020/5/22/406663.html)
 
関連文章