薬との縁を切った91歳の母親
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文/中国山東省の大法弟子

 【明慧日本2020年7月14日】私の母は今年91歳になりましたが、肌のきめが細かくつやがあって赤みがさしており、性格も明るくいつも笑顔です。近所の人たちは母とのつきあいが好きで、村の高齢者たちも用事があってもなくても母の所へきて世間話や腹を割った話をします。母は兄たちの自宅から大分離れている所で一人暮らしをしています。高齢者でもあり、父が早く亡くなったので、兄たちは各自の家で交代して母の面倒をみると母に話しましたが、母はいつも「身体は丈夫だし、ひとりで何でもできるし、あんた達に迷惑をかけたくない」と言います。

 そうです。母は子供たちから世話をされる必要がないだけでなく、兄たちは多くの畑を持っているため、小麦の収穫時期と秋の繁忙期になると忙しくて食事の支度もできなくなり、母は肉まんや餃子を作って、三輪車に乗り兄たちの所へ届けに行きます。ピーナッツの収穫から、トウモロコシの皮をむく作業まで母は他の人に全然負けていません。

 母は息子達の畑仕事だけでなく、孫の家族のことも気にかけています。ある秋の収穫の時、母は甥の家の畑にはとうもろこしがたくさんあるが、人手が足りないのを見て、焦って朝3時に目を覚まし、甥の家に行き玄関の前でとうもろこしの作業を始めました。甥は4時過ぎに玄関の外で作業する音を聞いて、泥棒だと勘違いして、すぐ服を着て自衛用の道具を持って玄関を出てみると、おばあちゃんがトウモロコシを収穫する姿を目にしました。甥は恥ずかしくなり、すぐに妻を起こして、おばあちゃんと一緒にトウモロコシの皮むき作業をしました。

 母は熱心な人です。西側に住んでいる隣人は独身の男性で、少し怠惰な人です。男性の両親はすでに他界し、兄弟姉妹たちも面倒を見る余裕がないようで、男性は空腹でお腹がすくときもあります。母は男性がかわいそうで、時には肉まんや餃子などの料理をあげたりします。男性は庭でたくさんのニワトリやアヒルを飼っていて、あちこちが糞まみれになっていますが、いつも掃除していないようです。母は時々箒で掃除してあげていました。

 イキイキして健康な身体と穏やかな心理状態を保っている母は、いつも「法輪大法を学んだおかげです。大法の師父が助けて下さいました」と言うのです。

 母は4~5歳のときに両親が亡くなり、兄夫婦と一緒に暮らしていました。父と結婚した後の生活はとても貧しく、また子沢山のため、ずっと苦しい状況でした。母は50代のときに深刻な胃の病気にかかり、1995年の時に胃潰瘍になり、多くの物が食べられなくなりました。食べると胃が激しく痛くなって耐えられないほどでした。母が病院でX線の検査に行ったとき、医者は「胃の80%にすでに潰瘍があり、胃の入り口は潰爛して完全に塞がっている状態だ」と診断し、胃がんの疑いがあるので、できるだけ早く詳しい検査をするように勧めました。

 夫は医者で、治療するために多くの種類の薬を母に服用させましたが、効果がありませんでした。人から勧められた民間治療法を試してみましたが、治りませんでした。

 1996年、法輪大法が私たちの地域に広がりました。周りの多くの病気の人が大法の修煉を通じて回復しているのを見て、私は自信満々で母に紹介しました。母は数日しか学校に行っておらず、本を読めないので、法輪大法の師父の説法録音を聴かせ、五式の煉功動作を教えました。

 母は修煉して数カ月後、物を食べるときに胃が痛くないと感じました。以前には牛肉などの消化しにくいものは食べられませんでしたが、今は何を食べても胃に違和感はありません。ある日、母は病院に行き、胃のレントゲンを撮りました。医師は「胃潰瘍は完全に治癒した」と言いました。医者の夫は信じられず、「あんなに深刻な潰瘍がなんと治療なしで治ったのか?」と不思議に思いました。

 母はとても喜んで、修煉の自信に満ちていました。他の人が『轉法輪』を読んでいるのを見て、読みたくても、あまり字が読めないので、甥と姪に教えてもらいました。母はわからない言葉をメモして、私たちが家に帰る時に聞きます。すると、母はしばらくして『轉法輪』を読めるようになりました。今、母は『轉法輪』を読めるだけでなく、各地の説法と他の書籍も流暢に読むことができるようになりました。

 母は毎日『轉法輪』を捧げ持って一字一句読み、同時に煉功もします。母は20年薬と絶縁しました。毎日とても健康で幸せな母を見て、私たちは心配する必要はありません。心から師父と大法に感謝いたします。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2020/6/17/407750.html)
 
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