『講演して法を乱す行為は歴史の教訓である』について
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文/中国の大法弟子

 【明慧日本2020年7月20日】明慧編集部が6月21日に発表した『講演して法を乱す行為は歴史の教訓である』、及び6月23、24日に明慧ネットに掲載された日本と山東省膠州(こうしゅう)同修が講演をして、法を乱すことに関する交流文を読んで、とても心が痛みました。

 2013年明慧編集部が発表した『講演は法を乱す行為』とう文章の中に、「例えその張本人が中共のスパイ、あるいは洗脳された邪悟者でなくても、背後には中共のスパイの黒い影が伺え、邪悪に利用されているにも拘らず目覚めようとしません」と書かれていました。この度、師父は中共ウイルスが共産党員を淘汰するものである、とはっきりと説かれました。現実では中共ウイルスはまだまだ猛威を振るっており、法を乱す者についても淘汰の対象から除外されないでしょう。そして、その追随者や関与者、法を乱す者に好奇心を持つ人、見学する人、目覚めようとせず、法をかき乱す者を拒否しない人達も含めて皆、とても危険な境地に陥っているのではありませんか! 師父は「精進していない大法弟子、極端に走る大法弟子は直ちに、自分自身を正し、誠心誠意に法を勉強し、修煉してください。なぜならば、このような弟子は最も危険だからです」[1] と厳しく戒めておられます。

 心を痛めるあまり、いろいろと考えさせられました。講演して法を乱す者の言行や弁解は常人の立場から見ても、正常だとは思えません。修煉者は大法に照らし合わせれば、それらの事が大法に違反し、大法を破壊するものだと分かるはずなのに、どうして一部の学習者はそれらに追随し、関与し、好奇心を持って見物するのでしょうか! どうすれば、自分がこのような法を乱す行為をはっきりと拒否し、大法の機縁を大切にすることが出来るでしょうか!

 実は、無条件に自らを探して自分を修め、苦しみながら自分の人心や執着、誤りを見つける事は、最も難しいことではありません。最も難しいのは、人生の中で形成された習性や観念、人間の本性の不純なもの、人間の気質といった、それらの気づかないうちに根付いたものを修める事ではないでしょうか。なぜならば、トラブルの中で無条件に「私は間違っていました」とただひたすら自分に言い聞かせ、数年間も修め続けてきた自分の生命の深層部分にあるもの、自分の習性や本性、観念に、どれだけ旧宇宙の私(し)の為の不純物があったのかに初めて気付きます。というのは、人間のこの表面の考えや言行のすべてが、これらの奥底の不純物に支配されているにもかかわらず、自分が全く認識していないことに、初めて気付くからです。

 ここまで思うと法を乱す者に追随し、関与し、好奇心を持って見物する人達を少し理解しました。修煉の中で、もし大法の要求通りに行なうことが出来なければ、大法で物事を判断することが出来なければ、私達の考えや言行は永遠に常人から離脱することは出来ません。一方、自分の習性や人間の観念等は様々な口実や理由を使って、甚だしい場合は大法を断片的に切り取って自らの人心と執着を隠すことになるでしょう。それなのに、自分は修めている、場合によっては、よく修めていると勘違いしているかもしれません!

 もし大法の法理や基準、要求を比較的にはっきりと理解していれば、大法を破壊し、修煉者を引きずり落とすような多くの厳粛な問題に対して、十分にこれらを重視することができます。また他人の指摘や明慧編集部の文章についても、真剣に対応することがで出来るでしょう。なぜならば、それは自分の人心、人情、習性、観念等を識別させ、法を乱す者を見破らせ、彼らの法を乱す甘言と手段を拒否させるための助言であるからです。

 関係する同修達に明慧編集部の文章が指摘した問題をもっと重要視してほしいし、けっして同修の指摘を軽視しないようにしてほしいと願っています。それは自分を大切にすることでもあるからです。最後に、『講演して法を乱す行為は歴史の教訓である』の一部を引用して、同修達と分かち合いたいと思います。

 「法を正す修煉はすでに最後の重要な節目に差しかかり、この非常に緊迫した時間の中で、私達は善意で互いに注意を促し、再び邪悪なものに乗じられる場を与えないように希望します。私達大法弟子は師父が欲されることを成し遂げ、新宇宙の正法の正覚に値する生命にならなければならず、扇動する人について行く生命になってはなりません。

 実は、理知の状況下であれば皆さんも知っていますが、真に法をもって師と見なすことを学び、人心を放下する勇気を持ち、これこそが真に修める弟子であり、絶えず向上すべき階段を一歩一歩上って行くのです。法を師とすることこそが、私達が精進して向上し、時間を大切にして衆生を救う保障なのです」

 注:
 [1] 李洪志師父の経文:『理性』

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2020/7/7/408664.html)
 
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