【明慧日本2020年7月22日】知り合いのおばさんは今年76歳です。田舎の貧しい環境で、兄弟8人という大家族の中で育ちました。学校には行ったことがないので、字が読めません。
1994年、彼女は法輪大法と出会い、法輪功を修煉してから、彼女の足や腰の痛み、胃病までもすっかり消えて治りました。そして、彼女は「真・善・忍」に基づいて修煉し、さらに良い人になりました。
そこで彼女は、法輪功の素晴らしさを親戚や友人達にも伝えました。多くの人が彼女の元気な様子を見て、法輪功を習い始めました。
字が読めない彼女にとって一番大変なことが、学法でした。学法する時になると、同修達は順番にスラスラと法を読みましたが、その間、彼女はペンで一字一字を指していましたが、どの字がどれなのか全然分からないので、本当に辛かったのです。仕方がなく、彼女は同修たちの真似をして、同修たちがページを進めると、彼女もページを進めていました。
ある日の夜、彼女は『轉法輪』の中の師父の写真を見て、思わず涙が出ました。師父の慈悲なる視線を見ているともう我慢できなくなり、子供のように大泣きしました。泣きながら師父にこう言いました。「師父、うちの母は依怙贔屓(えこひいき)して、兄弟みんなが学校に行っていたのに、私だけが学校に行かせてもらえなかったのです。それで私は何の知識もなく、字も読めないのです。どうすれば学法できますか? しっかり学法しなければ、どうやって自分を修めるのですか?」
そして彼女は泣いているうちに、眠ってしまいました。夢の中で、『轉法輪』の本は金色の光を放っていました。全ての文字が金色にかがやき立体的で、一つ一つの文字が絶えず飛び交い、金色の文字は彼女の頭の中に次々と入っていきました。そうして1冊の『轉法輪』の本の文字が全部彼女の頭の中に入りました。
次の日、彼女が『轉法輪』の本を開くと奇跡が起きました。すべての文字が読めるようになりました。彼女はすぐに息子に話しました。「ねえ、ママは字が読めるようになったわよ、何か聞いてごらん」。彼女の息子は「母さんは1日も学校に行かず、自分の名前さえもわからないのに、本が読めるなんてとても信じられないよ」と言いました。
彼女は微笑みながら両手に『轉法輪』を持ち、恭(うやうや)しく、はっきりとした口調で『轉法輪』を読み始めました。一字も間違えることなく完璧に読めました。彼女の息子は驚きの表情で、「信じられない。たったの一夜で、母さんはどうやって字が読めるようになったの?」と心の中で思いました。
彼女は「どうだった? 私が読んだ文字は正しかった?」と息子に聞きました。息子はさっきの驚きからやっと我に返って、拍手しながら母親に「母さん、どうやって字が読めるようになったの? 全部正しかったよ」と褒めました。彼女は「昨晩、寝ている間に、師父は『轉法輪』の一文字一文字を私の頭の中に、インプットしてくださいました」と話しました。
それ以降、彼女は大法に関するすべての本が読めるようになり、『明慧週刊』も読めるようになりました。彼女の兄は、全く字が読めなかった妹が、本を読めるようになったことを知り、妹にこんな話をしました。「父さん、母さんがあなたを学校に行かせなかったのに、あなたの師父はあなたを学校に行かせてくれましたね!」と大変喜びました。
一夜で字が読めるようになった彼女の話は、地元で神話のように広がっていきました。