私は偶然にも『轉法輪』の本を探す人と出会う
■ 印刷版
 

文/中国の大法弟子  

 【明慧日本2020年7月24日】この話は2018年の春のある日、私は用事がありバス停に向かう途中で、ある60代の男性と出会った話です。

 男性は「すみませんが、この近くに本屋さんがありますか?」と私に尋ねました。私は男性に道を教えましたが、ついでに私は「本屋さんに行って、何の本を買うのですか?」と聞きました。彼は「本を買います」とだけ答えました。私は「こんな年配者なのに、まだ本が好きですか? よかったら、私が持っている1冊の本を差し上げます」と話しました。

 男性に「どんな本ですか?」と聞かれ、私は「法輪功が迫害された実態が書かれた本です」と答えました。彼は本を受け取りながら「ありがとうございます。『轉法輪』の本がありますか?」と聞かれ、私は「あなたはどうして『轉法輪』を知っていますか?」と聞き返しました。

 彼は少し興奮気味で話を始めました。「私は今年で64歳になります。16歳の頃から不眠症で48年間も治りませんでした。あちこちに治療を求めましたが、助けてくれる人がいませんでした。数日前の朝、家のドアの前に法輪功の小冊子が置いてあり、その中に『法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい』と念じれば、病気が治り、健康を保持することができ、さらに良いことが起こりますと書かれていました。私はこれらの事をすぐに信じて繰り返して、『法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい』と念じました。暇さえあれば必ず念じています。思いがけないことに、数日後、私の不眠症がすっかり治りました。本当に不思議でした。私はこの事で法輪功が普通の功法ではないことがわかりました。そこで私は『轉法輪』の中に何が書かれているのか知りたくて、待ちきれない気持ちであちこちの本屋を回って探しています」

 私は「あなたはもう本屋へ行く必要がありませんよ。今、国内のどこの本屋も売っていません。1999年以前なら、本屋で販売されたことがありますが、共産党が法輪功を迫害するようになってから、共産党はこれらの大事な法輪功の本を全部廃棄しました。国外の本屋では売っているところがあります。正常な社会では信仰は自由で、今現在、世界の100以上の国と地域で法輪功を学ぶ人がいます。あなたは時間が大丈夫なら、ここで待っていてください。これから本を取りに帰ります」と話しました。私は電動自転車に乗って急いで自宅に戻りました。

 再びバス停に向かった時に遠くからこの男性の姿が見え、私が来るのを待ち望んでいるのが見えました。私は『轉法輪』の本を彼に手渡しながら、「あなたはこの本を読むときに、必ず手を洗ってください。この本は普通の本ではなく『天書』なのです。大法弟子はこの本に対してとても敬意を払って読んでいます。あなたが学びたいと思ったときは、この本を大切に保管してください。しかし学ばないのなら、街の中で大法弟子と出会ったら、この本を彼らに渡してください」と話しました。思いがけないことに、彼はすぐに右手を上げて、「私はこの本を大切にします。誰にも渡さないと誓います」と言いました。

 その後、彼は嬉しそうに『轉法輪』を大事に持って、バスに乗っている彼の後ろ姿を私は見ました。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2020/7/12/408899.html)
 
関連文章