90歳の母に新しい歯が生え、生まれ変わったようになった
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 文/中国の大法弟子

 【明慧日本2020年7月24日】私の母は今年90歳になりなした。三年前、母と同居していた弟と奥さんが相次いでガンを患い亡くなり、その後、私の父親も亡くなりました。当時、私の息子は他の市に住んでいて、私は一人暮らしでした。ですから、私たち兄弟は母を私の所で介護することに決めました。

 しかし、当時の私は心中穏やかではありませんでした。1999年7.20以降、中国共産党(以下、中共)が真・善・忍を修煉する法輪功学習者に対して迫害を行ない、私が修煉を放棄しないため、母に殴られたこともあり、日常茶飯事のように罵られました。実家にいる弟も私を殴り、実家に行くと私を追い出し、血縁関係を断つとも言われたことがあり、さらに私を110番に通報すると脅したこともありました。

 社会、家庭からの重圧の中でも私は法輪大法の修煉を放棄しませんでした。「真・善・忍は間違っていない。法輪大法は間違っていない」と信じて、私の命は師父が救ってくださると分かっていたからです。罪は中共にあるのです。私は毎日のように出かけて人々に大法の真相を伝えてきました。もしこれから母が家に来ることになると、大法の真相を伝えることに影響が出るのではないかと心配をしました。しかしよく考えて見ると、母の介護もするべきだと思い、兄弟に母を私の家に連れてきてもらいました。

 母は全身病気だらけで、年中薬を飲み薬でいのちを維持しています。たくさんの小さい病気の他に、血圧が220まで上がったので降圧剤が欠かせないほか、緑内障手術をしても効果がなく、両眼は盲目で光すら見えません。また、膝と太ももに2つの腫瘍があり、尿血することもあり、歩けないため車椅子に頼るしかなく、ほとんど寝たきり状態でした。病気で苦しんでいる母は痩せこけて骨と皮ばっかりになっています。あちこちが痛くて毎日横たわっているしかなく、このような状態が20年以上も続いていました。

 我が家に来た母に、師父の説法を聞かせることにしました。私は毎日時間があれば大法の音楽『普度』と『済世』を流し、師父の広州法会での説法を聞かせました。そして、本名で母に三退をさせました。この時母はまだ薬を飲んでいました。

 母が来てから3、4日後のことでした。朝、私が煉功をしている最中に、「降圧剤を持って来て」と母に言われました。仕方なく煉功を途中でやめ、薬を母の手のひらに置いて、水を持ってきましたが、手のひらに置いたはずの薬がありませんでした。ベッドから床まで探しましたが見当たりませんでした。その時、母は悟ったかように「大法の師父が私に暗示してくださっているのだから、探さなくてもいい、もう薬は飲まない。師父のお話通りにする」と言いました。その後も時々熱が出ることがあり、「不安で怖い?」と聞くと、「怖くない。熱が出ると師父が側に来てくださる」と落ち着いて言いました。

 母はいつも師父が見えると言います。「どんなお姿でしたか?」と聞くと、「とても立派な大佛で、身体が大きく、黄色い服を着ていて、髪は青いロールヘアだった」また、「ある日の夜、師父は外で私に煉功を教えてくださっているのが見えた」とか、「天龍が見えた」とか、「仙女が私のベッドで花を作っているのが見えた」などと言いました。

 母の身体は日増しに良くなり、心性も少しずつ上がってきました。こうして、私は毎日午前中に出かけて人々に真相を伝えることができ、中共ウイルスの期間の今でも続けています。母は大法の事なら何でも支持してくれます。午後からは家で学法する時間で、私は師父の説法録音を母に聞かせます。母は毎日うやうやしく椅子に座って背筋を伸ばし、3時間ほど一心に説法を聴き、具合が優れない日でも動揺しませんでした。たまに私は用事があって、母に聴く時間を短縮して先に食事を済ませようとしても、母は「お腹はすいていない。師父の説法を聴かないと」と言い、どんなことにも影響されませんでした。

 ある同修が母に「おばあちゃん、師父の説法を覚えていますか?」と聞くと、母は「もちろん、今も覚えていますよ」と言いました。最も喜ばしいことに、母は説法を聴いてから、師父の教えられた通りにするようになりました。

 ある日の夜、母が寝ている時苦しそうにうなっていました。「どうしたの?」と聞くと、母は両手でお腹を押えながら「お腹が痛い。ほら、ここに大きなこぶがある」と言いました。手で触ってみると、確かに大きくて硬い物がありました。私が「怖くない?」と聞くと、母は「怖くない」と言いました。朝になって、私は「まだ痛い? 病院に行きましょうか?」と聞くと、「大丈夫。病院なんか行かない。私には病気はない。師父が私の身体を浄化してくださっているの」と動揺しませんでした。

 不思議なことに、その後再び母のお腹を触ってみると、なんとこぶが消えていました。また、母の膝と太ももに2個の腫瘍がありましたが、ある日から左足首の骨の硬い皮膚の下から膿のような液体が流れてきました。その時も母は師父が身体を浄化してくださっていると言いました。しばらくして、その2個の腫瘍もなくなりました。

 母は身体が優れない時に、師父が業を滅してくださると信じているだけではなく、普段も心性の試練で師父の教えを忘れていません。時々、家族が母に対して尊敬していない時も母は怒らず、心性を守りました。そんな時、母は穏やかに「人を罵ることは徳を失うことだよ。私を罵ると、私に徳をくれるから、私は言い返さない」と言います。

 現在、母には病症がなく、全身が軽く感じると言います。血圧が正常に戻り、腫瘍も消え、体重も10kg以上増えました。また、車椅子も使わなくなり、手で支えて歩いてトイレに行くことができるようになりました。また、20年以上も失明していた目が、ぼんやりと見えるようになり、真っ白だった髪が、前髪ともみあげを除いて80%ぐらい黒くなりました。

 さらに奇跡的なことは、もともと1本しかなかった歯が、なんと数本も新しい歯が生えてきました! 母はいつも「私はとても幸運です。師父は私に第二の命を与えてくださった」と言い、そして常に「法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい」と念じています。

 周りの人々は母を通じて法輪大法の奇跡を感じ、弟夫婦も大法を修煉するようになりました。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2020/7/16/408977.html)
 
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