四川涼山州地方裁判所が学習者3人の上訴を受理
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 【明慧日本2020年8月10日】涼山州地方裁判所は2020年7月20日、西昌市の法輪功学習者・廖安才さん、郭兵さん、張翼さんの上訴を受理した。何桂林副裁判長が本案件を担当し、当事者は公聴会が開かれることを知らされた。

 事件の経緯

 2015年1月28日の午前、一部の法輪功学習者が旧正月を祝うため、市内から離れた西昌明陽山荘に集まり、静かに法輪大法の書籍を習い、真・善・忍を実践した体験について交流した。そこに西昌市国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関)の警官らが押し入り、学習者を連行した。

 廖さん、郭さん、張さんの3人は西昌小廟留置場に不当に拘禁された。2015年2月16日、学習者らは西昌市検察庁によって不当に逮捕され、6月30日、西昌市裁判で秘密裏に法廷審問を受け、2015年12月23日、3人は不当にもそれぞれ懲役3年の実刑判決を言い渡され、1万元(およそ15万円)の罰金を科された。

 2016年5月24日、廖さん、張さん、郭さんは楽山市嘉州刑務所と成都女子刑務所に移送され、拘禁された。そこで、3人は強制的に洗脳を受けるなどの迫害を受け、心身共にひどくダメージを受けた。

 2018年、出所した廖さん、郭さん、張さんはそれぞれ涼山州地方裁判所に上訴し、申立書を提出した。郭さんと廖さんはまた『2011年国務院公報第28号』(2011年「第50号総署令」を含む)を提出し、国が認定した14種類の邪教組織(法輪功が含まれていない)の資料で補足した上で、裁判所に法律に基づいて3年前の冤罪を再審するように、また、当事者の無罪を宣告するようにと求めた。

 本案件の当事者である学習者・葛沙麗さんは、地方裁判所に「自分の当時の証言は警察側が当事者を罪に陥れるために悪用されたものであり、証拠として採用されるべきではない」とする説明資料を提出した。

 申立書では、廖さん、張さん、郭さんが法輪功を修煉してから心身に起きた変化について述べた上で、法律の観点から、法輪功に対する迫害に如何なる法的根拠もないこと、すべては江沢民が中国共産党の権力を利用し、警察、検察、裁判所を巻き込んだ違法行為であることを主張し、関係部門に本案件を再審してほしい、そして、無実の罪を晴らしてほしいと主張していた。

 さらに詳しい情報については、明慧ネットに掲載された『四川の廖安才さん、張翼さん、郭兵さんが法律に基づいて上訴し、無実を晴らす』、『四川西昌の張翼さん、廖安才さん、郭兵さんが迫害された経緯』などをご参照下さい。

 
(中国語: http://www.minghui.org/mh/articles/2020/7/31/409832.html)
 
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