【明慧日本2020年8月18日】ポンペオ米国務長官は7月15日の水曜日、「中国共産党(以下、中共)の言行は不一致で、約束を果たすことがありません。中共のやり口は世界に真の脅威をもたらしています。米国はあらゆる場面で反撃し、中共に代価を支払わせます」と述べた。
中共は世界に真の脅威をもたらしている ポンペオ国務長官 |
同長官は7月15日、米国『ザ・ヒル』(The Hill)のビデオ・インタビューで「私達の任務は米国の安全保障であり、米国民の情報保護です。したがって、中共のいかなる通信プラットフォームにも、いかなるアプリケーションにも、米国民の情報が中共の手に落ちないよう米国政府として厳しく対処します」と述べた。
また「私達は、ZTEやファーウェイに制裁を課してきました。英国がファーウェイから距離を置くことを発表したのは喜ばしいことです。世界中でファーウェイを排除していることが見てとれます」と述べた。
また、トランプ大統領の2期目の主要課題は何かという質問に対し「国家安全保障の観点から、間違いなく中共が最大の課題」と答えた。
さらに「トランプ大統領は就任以来、一貫してこの問題に焦点をあててきました。前政権は、中共による知的財産権の侵害を黙認していました。そして、このような大規模で不公平な米中の貿易関係を放置し、中共の南シナ海への侵攻も容認しました。中共の脅威から米国民を守るために必要な行動を取ることを拒否していたのです。しかしトランプ大統領は『私達は全力で米国民の自由を守り、反撃する必要がある』と指示したのです」
また「数週間前、楊潔篪(訳注:中国の外交官)氏とホノルルで会談しました。しかし悲しいことに、彼はただ協力について話したいだけでした。合法的な世界の強国になることを話し合いたいとしていましたが、彼らは言行不一致です。例えば、習近平総書記は2015年、ホワイトハウスのローズガーデンで南シナ海の軍事化を行なわないと約束しましたが、結果として軍事化しました。英中共同声明を遵守し、一国二制度は50年間変わらないと約束しましたが、今すでに根本的に違反しています」と述べた。
そして「中共は、どこでも同じです。温暖化対策の『パリ協定』も承諾したものの、遵守には程遠い状況です」と厳しく批判し、「中共のやり口は、世界に真の脅威をもたらしています。米国はあらゆる場面で反撃し、米国の安全保障を確保します。中共には代価を支払わせ、良好な結果をもたらします」と述べた。
中共ウイルス(武漢肺炎)の発生源については、「私達は中共ウイルスが中国の武漢から始まったと認識しており、科学界はこれに強い自信を持っています。ある証拠が『中共ウイルスが実験室から始まった』と示唆していますが、確信はありません」と述べた。また「中共は、この問題を解決しようとする誰に対しても妨害しています。実験室への入室を禁止し、実験室のスタッフがウイルスについて議論することを禁止しました。科学界は最初の患者がどこで発生したか早急に突き止める必要がありますが、この情報を得ることができていません。中共が情報を隠したからです」と述べた。
そして「世界の大国になろうとするなら、世界という舞台で活躍する国になろうとするなら、約束を守らなければなりません。中共は世界保健機関(WHO)に約束しました。自分の国でパンデミック発生の可能性を検知したら、それを報告し、情報の透明性を図り他からの調査を受け入れなければなりません。しかし中共は異なる選択をしました。世界保健機関を通じて疫病の発生を隠すことを選びました。その隠蔽の結果、今日では全世界で数十万もの人々が命を失い、数兆ドルの損失をもたらしたのです」と述べた。
最後に「世界は絶対に中共に償わせると思います。私がどこに赴いても、私と話した全ての外務大臣が、中共が世界にもたらした結果を認識しています。世界はこれまでと違った目で中共を見ているのです」と述べた。