法輪功迫害に関与 山東省の2289人が遭った悪報
■ 印刷版
 

 【明慧日本2020年8月21日】山東省は中国共産党(以下、中共)による法輪功への迫害が最も深刻な地域の一つで、江沢民グループに関与して悪報を受けた人数が最も多い省の一つでもある。明慧ネットの1999年7月から2020年7月までの21年間の不完全な統計によると、山東省において、法輪功への迫害に関与した合計2289人がそれぞれ悪報を受け、そのうち370人が法輪功学習者に迫害を加えたことによって、512人が悪報の巻き添えになった。

图1:1999年7月至2020年7月山东省参与迫害法轮功遭恶报人员分类统计

図1:1999年7月から2020年7月まで山東省で迫害に関与し悪報を受けた者の分類統計

 上図のように、八つの分類の中、中共の政府官僚が566人で、全体の25%を占め、最も多い分類になる。さらに、八つの分類の中、悪報を受けて死亡した者は919人で、全体の40%を占め、人数が最も多い。

 一、山東省各地において悪報を受けた者の状況分布

图2:1999年7月至2020年7月山东省参与迫害法轮功人员遭恶报形式分布

図2:1999年7月から2020年7月まで山東省の迫害に関与し悪報を受けた者の分布

表1:山東省各地において悪報を受けた人数の分布状況統計

分類
障害を負う
死亡
重病
調査を受ける
自殺
精神異常者
経済損失
総人数
本人
家族
浜州
0
7
3
3
2
4
0
19
2
2
德州
9
27
17
15
3
14
2
87
15
24
東営
9
31
18
5
1
9
3
76
10
15
カ沢
5
2
10
7
0
1
0
25
5
6
済南
6
34
22
10
3
11
1
87
14
18
済寧
4
13
7
2
1
1
0
28
2
6
莱蕪
1
12
3
2
0
1
0
19
3
4
聊城
21
43
22
13
4
17
2
122
23
34
臨沂
61
100
58
33
8
38
10
308
55
77
青島
39
117
54
50
5
25
2
292
38
53
日照
9
16
12
4
0
4
1
46
8
15
省直属機関
1
5
2
5
1
3
0
17
2
2
泰安
9
39
19
16
0
16
0
99
16
17
威海
24
84
26
13
1
14
4
166
29
37
イ坊
81
189
83
43
3
63
18
480
78
102
煙台
49
158
50
17
1
35
2
312
56
79
棗荘
1
7
1
2
0
1
0
12
1
1
シ博
11
30
21
5
2
10
0
79
10
17
ある都市
2
5
3
0
0
2
3
15
3
3
合計
342
919
431
245
35
269
48
2289
370
512

图3:1999年7月至2020年7月山东省各地区参与迫害法轮功遭恶报人员分布

図3:1999年7月から2020年7月まで山東省で迫害に関与し、悪報を受けた者の都市別分布

 山東省17都市の中、イ坊市で悪報を受けた者が一番多く、480人に上る。次は煙台市312人、臨沂市308人、青島市292人である。

 二、山東省の各部門別で悪報を受けた状況

 悪報を受けた2289人を所属部門別で分けると、およそ8種類。第1類の中共の官僚は566人で全体の25%を占め、最も多い。そのうちの102人はその家族の145人まで巻き添えになった。第2類の法曹機関では482人、そのうちの66人は94人を巻き添えにした。第3類の中共の末端組織の関係者は481人。第4類の企業および公的機関の関係者252人。第5類の610弁公室の関係者211人。第6類の宣伝教育関係者134人。第7類の教育、労働教養所の関係者100人。第8類の政治法律委員会の関係者63人。詳しい情報は下記の表2を参照。

表2 :山東省の各部門別、悪報を受けた状況の統計

分類
障害を負う
死亡
重病やガン
調査を受ける
自殺
精神異常者
経済損失
総人数
パーセンテージ
本人
家族
政治法律委員会
2
21
12
15
3
10
0
63
3
9
12
610弁公室
32
77
53
13
3
27
6
211
9
47
67
法曹機関
75
185
89
71
9
50
3
482
21
66
94
刑務所・労働教養所
13
25
30
14
0
18
0
100
4
15
20
中共官僚
86
223
105
64
10
63
15
566
25
102
145
宣伝教育
17
57
28
20
1
10
1
134
6
19
26
企業及び公的機関
38
103
39
39
4
24
5
252
11
33
48
末端組織
79
228
75
9
5
67
18
481
21
79
100
合計
342
919
431
245
35
269
48
2289
100
370
512
パーセンテージ
15
40
20
10
1
12
2
100
 
 
 

 三、法輪功の迫害に関与した者の悪報の種類別状況

 上記の表2によると、悪報の種類は七つに分かれている。人数の多い順から挙げると、第1類は死亡919人で、全体の40%を占める。第2類は重病やガンになった431人で、全体の20%を占める。第3類は障害を負う343人。第4類は精神異常になった269人。第5類は調査を受ける245人。第6類は経済の損失を負う48人。第7類は自殺35人。ほかのデータの詳細は表2を参照。

 四、山東省各地において悪報を受けた者の名簿および実例

(一)省の官僚(合計17人、うち家族2人を含む)

 1、政治法律委員会の書記2人

 王仁元、前任の政治法律委員会の書記。ガンを患い死亡。

 才利民、現政治法律委員会の書記、省委員会、常務委員会の会員。公職を追放された。

 2、610弁公室のリーダー4人、その家族2人が巻き添え

 董宗方、省610弁公室のリーダー、海外で控訴された。
 郭永其、省610弁公室の責任者。一人息子は巻き添えになり事故で死亡。郭は精神異常者。

 秦黎、省610弁公室の副局長。肺癌になった。

 李玉妹、省の副省長、省610弁公室のメイン責任者。弟が巻き添えになり事故死。李は精神異常者。

 3、公安庁2人

 万国忠、公安庁の元副庁長、兼青島市の公安局の局長。「双規」(※中共による強制捜査、逮捕、無期限拘束、自白強要、特定外の拷問、処罰のこと)期間自殺。
 徐珠宝、省公安庁の庁長、副省長、兼公安庁の庁長。胃癌になった。

 4、刑務所2人

 王玉章、省刑務所管理局の局長。「双規」された。
 牛慶芳、省刑務所管理局の共産党委員会の会員、政治部主任。事故で重傷を負った。

 5、副省長、副書記など3人

 蔡秋芳、省副省長。肺癌で死亡。
 趙建華、省幹部活動の中心主任(副庁級に相当)死亡。
 杜世成、省委副書記、調査を受け処分された。

 6、宣伝部門2人

 王敏、省委宣伝部の部長、懲役12年の判決を宣告された。
 王英(副庁級に相当)、広播電視台の副総編集者。調査を受けた。

(二)各地で悪報に遭った者の名簿および実例

 以下は簡易のデータである。詳しい情報は付録を参照。

 1、政治法律委員会61人

 浜州3人、德州2人、済南4人、済寧1人、聊城9人、臨沂4人、青島7人、泰安6人、威海2人、イ坊11人、煙台9人、棗荘1人、シ博2人。

 2、610弁公室205人

 浜州2人、德州8人、東営2人、カ沢3人、済南5人、済寧3人、莱蕪2人、聊城7人、臨沂33人、青島17人、日照18人、泰安4人、威海22人、イ坊22人、煙台46人、棗荘4人、シ博7人。

 3、法曹機関480人

 浜州9人、德州42人、東営14人、カ沢12人、済南16人、済寧7人、莱蕪3人、聊城41人、臨沂41人、青島76人、日照8人、泰安20人、威海26人、イ坊102人、煙台52人、棗荘2人、シ博9人。

 4、刑務所、労働教養所、洗脳班98人 

 済南31人、臨沂8人、泰安13人、威海1人、イ坊25人、煙台3人、17人は逮捕された。

 5、中共官僚563人

 浜州4人、德州12人、東営12人、済南11人、済寧1人、莱蕪3人、聊城34人、臨沂111人、青島77人、日照5人、泰安18人、威海30人、イ坊146人、煙台80人、棗荘2人、シ博17人。

 6、宣伝教育132人

 浜州1人、德州1人、東営2人、カ沢8人、済南1人、聊城4人、臨沂21人、ある都市1人、青島30人、日照1人、泰安2人、威海7人、イ坊39人、煙台13人、棗荘13人。

 7、企業および公的機関252人

 德州18人、東営34人、済南7人、済寧10人、聊城7人、臨沂34人、ある都市3人、青島27人、日照7人、泰安25人、威海10人、イ坊35人、煙台24人、シ博11人。

 8、中共の末端組織481人

 德州4人、東営12人、カ沢2人、済南12人、済寧6人、莱蕪11人、聊城20人、臨沂56人、ある都市11人、青島58人、日照7人、泰安11人、威海68人、イ坊100人、煙台85人、棗荘2人、シ博16人。

 実例

 1、610弁公室は名実一体の死亡職

 2014年、山東省における学習者の連行人数は全国1位になった。2013年も例年より多くの学習者を連行した。情報によると山東省の法輪功の迫害に関与した部門、例えば、政治法律委員会、610弁公室、公安厅の主な責任者は相次いで悪報を受けた。

 山東省の政治法律委員会の元書記・王仁元は任期で癌になり死亡。現政治法律委員会の書記・省委員会、常務委員会の会員才利民(50代)は最近、公職を追放された。省公安庁庁長・徐珠宝は今年、副省長兼公安庁の庁長に選ばれてすぐ胃癌と診断され、すでに手術を受けた。610弁公室を管轄する前任の副庁長・秦黎は2年前、定年退職後、肺癌と診断された。

 そのほか、聊城市東阿県の前任の610弁公室主任・周広成は江沢民グループによる法輪功への迫害に積極的に関与し、悪報を受けてわずか57歳でガンで死亡した。

 2、因果応報を信じない人は報われないのか?

 山東省英成石島公安局の局長・姜孔臣は1999年7.20以降、中共による法輪功への誹謗中傷を信じ、法輪功への迫害に積極的に関与した。姜は人を派遣し、学習者を尾行・監視するほか、学習者の身柄を拘束。さらに、石島ホテルで学習者を転向させる洗脳班を作った。偽りの天安門焼身自殺は放送された後、姜は地元の学習者を公安局で騙して強制的に見せた。学習者が書いた因果応報の手紙を持ちながら「因果応報があるだって? 俺はお前らより、よく生きているよ」と言い放った。

 しかし、その後、姜は職場の健康診断で肺癌の末期と診断された。姜はあちこちで治療を求めたが、2001年の春、苦しみの中で死亡した。

 妻も巻き添えになり、2011年の初め、ガンで死亡した。

 3、偶然? 因果応報?

 李強(41)は山東省の青島市金口路派出所の警官。法輪功迫害に力を注いだ。学習者が善意で法輪功の無実を伝えたが、聞く耳を持たなかった。2006年9月26日前後、再び数人の学習者の身柄を拘束し、その晩、突然死亡した。

 4、急死

 2005年5月22日の夕方、イ北刑務所第5監区の元教育係長・劉伝東(42)は自宅からモーターバイクで刑務所へ当直に行き、入り口に着いた時に突然、空から雷が落ちた。バイクに乗り、ヘルメットをかぶっていなかった劉は刑務所が設置した障害物にぶつかり、その場で意識を失った。

 病院に運ばれた劉の顔の半分が潰れ、鼻がなくなり脳みそも出た。その悲惨さは見ていられないほどだった。イ坊人民病院に搬送された劉は心拍数があったが、呼吸がなくなっており、5日後の5月27日に死亡した。内情を知る人は劉が悪報に遭ったとみな認識している。

 劉は2004年7月、ほかの警官と一緒に重労働を拒否した学習者を4時間以上電撃した。劉はさらに「俺らはこのために何日も準備したんだ」と強く言った。莱州市テレビ局の記者、司会者、学習者の李光因さんは法輪功を諦めないという理由でよく劉に呼ばれ、電撃された。李さんが迫害で死亡したことは劉と直接に関係があると言える。

 李さんが迫害で亡くなった後、劉は元の職場に移動させられ、イ北刑務所第5監区で受刑者の生活を管理していた。わずか半年後、劉は自分で李さんが亡くなった病院の前で事故に遭って死亡した。

 劉の急死はイ北刑務所に大きな恐怖を与えた。

 5、全国初の不当判決を宣告し、肺癌で死亡

 王立福(男性)は、中共イ坊市副書記である。1999年7月14日、イ坊市の学習者は地元のフォーラムによる法輪功への誹謗中傷の内容および政府による学習者への迫害について陳情した。当時の王は学習者に会い、後ろめたく何度も衝撃を受け、夜は点滴で過ごした。しかし、7.20以降、王は狂ったように報復した。学習者が選んだ代表10人は7月20日当日、全員身柄を拘束され取り調べられた。王はさらに個人の怒りを晴らすため、イ坊市の法輪大法輔導站の責任者・李天民さんに懲役4年の不当な判決を宣告した。それは中国全土で初めてであった。

 王立福は2002年の春、肺癌で死亡。

 6、30代で急死

 顔波は、膠州市広電総局の記者。その後、宣伝部の新聞報道課の記者になり、のちに課長に選ばれた。顔波は610弁公室に追随し、法輪功を誹謗中傷する文章を書いた。しばらく経つと、顔波は突然肺癌を患い、30代の若さで死亡。

 7、教育界の副葬品

 鄒積会(55)は栄成教育局の局長を務めていた期間、積極的に法輪功への迫害に関与した。2000年の初め、様々な罰則を作り、地元の講師として勤める学習者を脅したり、法輪功を諦めさせた。さらに各学校の校長に学校に学習者がいるとプレッシャーをかけ、陳情したことがある学習者を厳しく監視させた。

 任期中、鄒は陳情したことがある女性講師を停職させ、採用を落とし、給料を差し控え、洗脳班に送り込んだ。さらに、ある1人の男性講師を労働教養所に送った。何度も全国範囲の通報、署名、法輪功の創始者と法輪功を誹謗する活動を呼びかけた。その結果、栄成高校の成績は急激に落ち、生徒までよく人身事故に遭う。

 2009年11月初め、鄒は膵臓癌で死亡。

 8、交通事故で負傷

 勝利油田仙河コミュニティの中共弁公室元主任・王栄は、1999年7.20以来、何度も学習者への迫害に参与した。仙河コミュニティに在住する数十人の学習者を相次いで留置場、労働教養所、洗脳班に送り、迫害を加えた。2020年の夏、転勤する前も運転手である陳淑珍さんを停職させ、油田洗脳班に送った。その期間、学習者を迫害することによって悪報に遭うという手紙を王に届けたが、王は信じなかった。

 2004年10月5日、王は仙河鎮の高速道路で事故に遭った。車内の5人のうち、従兄弟はその場で死亡、王と従兄弟の妻は重傷を負い、入院中。おじとおばも怪我をした。

 9、中共に洗脳され副葬品に

 臨ジュツ県科学協会の主任・高明は任期中、いわゆる政治資金を得るため、中共に追随し、公金で法輪功を誹謗中傷するポスターを購入し、学習者を迫害するほか、地元の人を騙した。

 2001年、北山民兵訓練基地で洗脳班を開き、受刑者と学習者に法輪功を誹謗中傷する内容を見せ、心得を書くことを強いた。同年夏、県政府のロビーでその内容を掛け、学習者の所属職場のトップと学習者に無理やり見せた。その後も、広場で法輪功を誹謗中傷する内容を掛け、多くの市民を洗脳した。また、学校内にもよくその内容を掛け、多くの無垢な学生を騙した。

 2006年、高はガンと診断された。旧正月期間、すでに痩せこけた高の腹だけ大きく膨らんだ。腹の中の液体を抽出しない限り痛みが緩和されないが、抽出した場合、寿命が短くなる。最後、高は苦痛の中で死亡した。

 10、「悪報に遭わせてみろ」と言った直後に死亡

 王緒功(50代)は昌邑岞山鎮留戈荘村の出身の共産党員。村で街道の障害物の清掃を担当。1999年7.20以来、王は村に貼ってあった法輪功の無実が書かれたスローガン、横断幕などの撤去に力を注いだ。その後、学習者は迫害の実態などを伝え、王の同僚も真相を知り、王に「俺らはこのような悪いことをやめるべきだ。悪報に遭うぞ」と忠告した。しかし王は「俺は信じない。悪報に遭わせてみろ」と言った。その3カ月後、元気だった王は突然肺癌で死んだ。

 五、結び 

 多くの人たちが、「真・善・忍」を信じる人たちを迫害し悪報を受けたことで、学習者の心はとても重い。しかし、中共による利益の誘惑の下で、中共の言いなりになり悪に染まった人たちは、多くの学習者を刑務所に送った結果、学習者らは拷問を受けて死亡し重傷を負ったことは許されるのか。

 人はどんなことをしても、必ずその報いが来る。中国人、特にかつて法輪大法および学習者への迫害に関与した中国人は、学習者が伝える法輪功の素晴らしさと迫害の残酷さに耳を傾けて聞いてほしい。これらの事実を世に警告し因果応報をまとめるのは皆さんに警鐘を鳴らし、戒めとして善の道を選び、自分と家族に明るい未来を選んで欲しいからである。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2020/8/11/410280.html)
 
関連文章