中国最高指導部メンバーの趙楽際 法輪功迫害に直接関与
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 【明慧日本2020年7月11日】(中国=明慧記者)明慧ネット5月31日の報道によると、中国最高指導部メンバーで序列6位の趙楽際が、ある省で610弁公室に関して報告せよ、と直接指示を下した。そして「610弁公室を解体したことは、西洋社会の反中勢力を欺くためであり、党の官員らは信じてはならない」と話したという。

  中央規律検査委員会(規律違反を取り締まる最高機関)の書記でもある趙楽際は、政法委員会(治安・司法などを統括する機関)の上に立つ中規委の立場で直接、法輪功学習者に関与している。

 先日、湖南省政法委メンバーが明かした情報によると、2020年6月、趙の秘書が湖南省入りして、湖南省政法委の法輪功に関する状況を報告させた。直接に洗脳班転向させられた法輪功学習者らが、本当に転向したかどうかを聞きたいと話したという。その意味は、​​​​​その転向が偽ものだった場合、迫害をさらに強化しなければならないという。そして、湖南省政法委は仕方なくその秘書にともない各地へ視察に行った。通知を受けた各市の政法委は緊張が高まり忙しく、下部に政法委受け入れの準備をさせた。

 6月19日、趙の秘書一行は湘潭市に到着した。予定通り事前に洗脳班で迫害により、転向に応じた10人余りの法輪功学習者を前に、趙の秘書は北京なまりで、「まだ法輪功を信じているのか? 家でまだ坐禅をしているのか?」と問いただした。この質問は政法委よりもさらに邪悪で、なぜなら一部の政法委のメンバーは、「家で煉功するのは問題ない、外に出で真相を伝えなければそれでいい」と言うのである。

 趙の秘書が根掘り葉掘り問い詰めるので、湘潭県から来た法輪功学習者の男性は恐怖のあまり精神分裂症が再発し、何も覚えていないと言った。県からの同行者は慌てて、「彼は労働教育を受けたことがあり、刑事拘留や数回の学習(洗脳班)での教育を受けた。ある時、拘留期間中に暴力に耐えられなくなり、長沙市の(病院)で精神分裂症と診断された」と補足した。

 趙の話によると、中央規律検査委員会は法輪功の迫害情況を管理しなければならない。それでは趙の前任の王岐山はなぜこのことを言わなかったのか? これは意識的に法輪功に対する迫害に参与し、迫害を強化しているのである。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2020/7/7/408661.html)
 
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