山東省イ坊市の陳恩才さん 酷く迫害され死亡
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 【明慧日本2020年6月29日】法輪功学習者・陳恩才さんは2019年8月31日、山東省イ坊市奎文区(けいぶん-く)裁判所に懲役10カ月の実刑判決を受け、そして刑務所外で執行すると宣告された。陳さんは法輪功を学んでいるという理由で、心身ともに大きな損傷を受け、2020年5月5日に、ひどく迫害されて死亡した。享年74歳であった。

 陳さんは1946年に生まれ、山東省イ坊市イ城区北関街弁河湾村の出身である。若い時に兵士になり、今は退役軍人である。1995年に陳さんは法輪功を学び始めてから、健康を取り戻した。1999年7.20から、中国共産党(以下、中共)による法輪功への迫害が始まり、陳さんは数回にわたって迫害された。

 1999年7月22日、陳さんはイ城区北関街弁の関係者によりイ城共産党学校へ連行され、法輪功をやめることを強いられた。2000年8月7日、イ城区支局に15日間拘束され、8月23日に解放されたが、8月25日に派出所へ行き法輪功の無実を訴えたため、再び15日間拘束された。

 2017年9月26日、陳さんはイ坊駅で乗車前のセキュリティー検査を受けた時、青島鉄道公安イ坊駅派出所の警官らに身柄を拘束され、身の回り品(法輪功の資料も含む)を押収された。イ城区公安局の国内安全保衛大隊(法輪功迫害の実行機関)および北関派出所の警官らは陳さんの自宅にある大量の私物を押収した。

 陳さんは北関派出所で一晩拘束されてから、2017年7月27日、イ坊市公安局イ城区支局に拘束され、イ坊市留置場で1カ月拘禁された。 

 2017年10月25日、陳さんはやっと一時出所できた。しかし、2018年10月20日に、違法に居住監視下に置かれ、2019年3月21日にも、再び居住監視された。 

 奎文区検察庁は陳さんを「法律の実施を破壊する」罪として訴え、2019年6月18日、奎文区裁判所に起訴した。起訴書番号は奎検(2019)127号である。

 2019年8月26日、陳さんへの逮捕状が発付され、2019年8月28日、陳さんは処分保留となり一時出所できた。

 同月30日、起訴者側の唐亮、弁護人の馮文超などはいわゆる開廷して公開審理を行ない、陳さんに懲役10カ月、罰金4000元(約6万円)の実刑判決を宣告し、開廷をいい加減に終わらせた。

 2017年9月から2020年5月までの3年近くの間、陳さんは法輪功を学んでいるという理由で中共の関係者に連行され、拘禁され、不当な実刑判決を宣告され、嫌がらを受けるなどの迫害をされ、どれも心身に大きな損傷を与えられた。その結果、陳さんの体調は徐々に悪化していった。亡くなる数日前ですら、奎文裁判所の人員に嫌がらせをされ、まるで火に油を注ぐかのようであった。そのため、陳さんは酷い迫害により、他界した。

 陳さんの冤罪と死はイ坊市奎文区公安局、検察庁、裁判所が加担して起きた悲劇である。法輪功学習者達はイ坊市の法曹機関の関係者らが法輪功の真相を知ることを望み、中共との共謀をやめて、直ちに、法輪功への迫害を停止することを強く望む。これは、天が中共を滅ぼす中で、唯一生き残る道でもあるからだ。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2020/6/23/408085.html)
 
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