山東省沂南県の王西愛さん 秘密裏に不当判決
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 【明慧日本2020年8月4日】山東省沂南県依汶鎮の隋家店村の法輪功学習者・王西愛さん(60代)は沂南県の国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関)及び依汶鎮派出所に身柄を拘束された。6カ月後の2020年6月18日、沂南県の法曹機関により開廷され、7月15日に秘密裏に懲役3年6カ月の不当な実刑判決を宣告されたという。

 王さんは若い頃、重労働の野良仕事をしていたため、多種の病気を患っていた。1998年冬、村の多くの人々が法輪功を学び始めたので、王さんも一緒に参加してみた。すると、短期間で全ての病気が完治し、気持ちも晴れて生活に希望がみえるようになった。その結果、姑との関係も改善し、周りの人も王さんの変化を絶賛した。

 1999年7.20、江沢民グループによる法輪功への迫害が始まって以来、王さんは自分が法輪功から恩恵を受けた事実を関連部門に伝えるため、2000年に上京した。しかし、途中で依汶鎮派出所に止められて拘束され、その後、5000元(約8万円)の罰金を科された。それ以来、王さんは何度も地元の派出所から嫌がらせを受けた。

 2008年冬、王さんは再び依汶鎮派出所の警官に身柄を拘束され、臨沂市洗脳班に送られて1カ月間拘禁された。2016年の冬、王さんは法輪功の文言が書かれたカレンダーを配布したとして、依汶鎮派出所の警官に身柄を拘束され、6カ月間拘禁された。

 2017~2019年、沂南県当局、国内安全保衛部門及び派出所の警官は法輪功への迫害に力を入れた。地元の学習者・隋樹昌さん夫妻は15日間行政拘束され、一般村民2人(学習者ではない)は不当判決を宣告され、罰金も科された。王さんの親戚・邢西美さんと弟の妻・李長芳さんは相次いで迫害されて死亡した。王さんと地元の村民は迫害の実態を伝えたという理由で国内安全保衛部門に仕返しをされた。

 2020年1月5日、県公安局の国内安全保衛部門と依汶鎮派出所が王さんの兄弟に嫌がらせをし、王さんの居場所を聞き出そうとしたが、居場所の情報は手に入らなかった。その後、村のスパイが情報を提供し、依汶鎮派出所の所長・劉偉明をはじめ、十数人の私服警官が臨沂市北城区へ向かい、王さんの家のドアをこじ開け、孫の面倒を見ていた王さんを連行した。王さんは当日、臨沂市河東区留置場に拘束され、2月11日、王さんへの不当な逮捕状が発付された。

 王さんが拘禁されてから、中共ウィルスの関係で、留置場側は弁護士との面会、家族との面会を禁じた。このような状況下でも、国内安全保衛部門と依汶鎮派出所は証拠をねつ造し、何度も案件を検察庁に送った。案件は何度も証拠不足で戻されたが、国内安全保衛部門と依汶鎮派出所はこれまで以上に証拠を捏造した。その結果、王さんは2020年6月18日、沂南県法曹機関により開廷され、7月15日、秘密裏に懲役3年6カ月の不当な実刑判決を宣告された。開廷された時、家族には何の情報もなく、面会、傍聴、代理弁護士など全ての権利を奪われた。王さんの罪名はいわゆる「法律実施を破壊する」の可能性が高いという。

 7月27日、控訴期間の最終日、弁護士はやっとオンラインで王さんと面会できた。当時の王さんは控訴できることすらも教えられず、弁護士に控訴するようにと勧められた。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語: http://www.minghui.org/mh/articles/2020/7/31/409848.html)
 
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