【明慧日本2020年7月21日】山東省済寧市鄒城(すうじょう)の法輪功学習者・韓鳳然さん、宋成奎さんの2人は、2020年6月9日、済寧市任城区捷安橋交差点の南東部の通行人用の休憩所のベンチに座って休んでいた時、任城区公安支局と地元派出所の私服警官らに尋問され、ボディーチェックを受けた。
任城区裁判所は当日、法輪功迫害の実態を伝えたために、拘束された韓鳳然さん、宋成奎さん2人の学習者に対する法廷での審問を行なった。裁判所の隣に通行人用の休憩所にベンチが設置されており、立ち入り禁止の看板も置いていないため、韓さんと宋さんはそこに座って休憩を取っていた。
どっと取り囲んで来た私服警察官らはいかなる身分証明書も提示せず、有無を言わせず、いきなり韓さんと宋さんの私物の携帯電話、財布、ICカード乗車券、身分証明書などを押収した。2人がそれを指摘し問い詰めると、ボスらしい私服警察官がやっと警察手帳を取り出し、「俺らは警察官だ」と言った。そして、韓さんと宋さんをパトカーに押し込み、連行した。同時に、その場にいた他の5人の学習者達も連行された。彼らは全員が60代、70代の高齢者だった。
パトカーは地元派出所を経由して、学習者らを任城区公安支局に移送した。学習者は地下一階の部屋にそれぞれ拘束され、ボディーチィックを受け、靴下の中までと調べられたという。
その後、3、4人の警官らが交代で、2、3時間もかけて乱暴な取り調べをした。当日の夜10時頃に、学習者から指紋などを強行に採取した。当日の午後、隊長・李宏国は鄒城公安局の警官らを引き連れて、韓さんと宋さんの自宅に押し入り、家宅捜索をし、大法の書籍、法輪功創始者の写真、ノートパソコン、プリンターなどの私物を押収した。
翌日の午後5時30分まで、30時間も不当に拘束され、家族に保釈書に署名させてから、韓さんと宋さんはやっと家に帰された。
その後、任城区公安支局は鄒城公安局南屯派出所、鉄西派出所に手紙を出し、韓さんと宋さんを出頭させ、保釈書に署名させようとしたが、2人に拒否された。
今回の連行に参与した任城区公安支局の責任者は、隊長の李宏国、警官の于憲波、女性警官の李であった。
(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)