ウイルス拡大の非常時期に奇跡的な再会
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文/吉林省の大法弟子  

 【明慧日本2020年8月22日】今年2月のある日、私がバスから降りて少し歩いたところで、50代ぐらいの女性が私を追いかけて来て、親切に挨拶をしてくれました。さらに、私の腕を掴んで、久しぶりに会った友人のように親しく接してくれたのです。私は彼女とは面識がないはずですが、こんなに温かく接してくれて、私はちょっと戸惑いましたが、なぜか敬遠することはできませんでした。しかし、そうは接したものの心の中ではずっと怪しんでいました。「コロナウイルスが猛威を振るっているこの非常時期に、人々は疎遠になりがちなのに、なぜ彼女は私とこんなにも親しく接してくれているのだろうか?」

 人通りの少ないところまで行くと、彼女は話し始めました。「姉さん、数年前に私達は会ったことがあります。いつかまたあなたと会えればと、ずっと思っていました。今日は願いが叶いました。本当に会いたかったです」。私は彼女の笑顔を見ながら、よく知っているような、また知らないような感じで、記憶をたどり始めました。そして、ふっと思い出しました。

 それは2年前のことです。私がこの街を歩いていた時、彼女と出会いました。彼女は苦しそうに道端にしゃがんでいました。顔色は茶色くて暗く、顔はシワだらけで、弱々しく、80代にしか見えませんでした。

 私は彼女に近づいて、「大丈夫ですか?」と声をかけました。彼女の目元は薄暗く、ぼーっとしていました。何回も声をかけていると、彼女は私を見て、口先を少し動かして、小さい声で何かを呟いたようでしたが、何と言ったか分かりませんでした。私もしゃがんで、彼女の口元に耳を近づけると、ようやく途切れ途切れで声が聞こえました。彼女は「私は死にかけています。他の人は皆、私のことを怖がって避けているのに、あなたは怖がらないのですか?」と言いました。

 私は彼女の耳に向けて、「命は尊いものです。一つ、救われる秘訣を教えてあげましょう。それは心から、『法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい』と念じれば、神様はあなたを加護してくださいます。あなたの身体もだんだん良くなりますよ。今から私と一緒に念じましょう」と大きな声で言いました。

 私の話を聞いて、彼女は少し元気になったようで、絶えず頷いていました。そして、彼女は私と一緒に繰り返し「法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい」と念じました。次第に彼女の顔色も良くなっていき、念じれば念じるほど声もはっきり聞こえるようになりました。そのあと、彼女は立ち上がって、歩くこともできるようになりました。「家まで送りましょうか?」と聞いたら、彼女は「足に力が付いてきた気がします。大丈夫です」と話しました。そして、歩く姿を私に見せてくれました。

 別れる時に、彼女は何度もお礼を言いました。私は「法輪大法の師父に感謝してください。大法の師父は、私たちに法輪功の素晴らしさを人々に届けるように、縁のある人を救い済度するように教えてくださいました。今日あなたが、『法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい』と聞けたのも、本当に大法の師父のご加護なのです。大法の師父はあなたを救い済度してくださったのです」と話しました。

 彼女と別れたあと、私は少し残念に思いました。それは、彼女の年齢や病気、そして、どうして病になってしまったのかを聞きたかったのです。その時の彼女は、本当に80歳のように見えました。

 これらを思い出して、「この2年間に何があったのですか?」と彼女に聞きました。

 彼女は「姉さん、その時はまだ私は気力がなかったため、詳しく話せませんでした。私は命を助けてくれる縄を掴んだばかりだったので、他のことを考える余裕がありませんでした。今から何があったかを話します」と言いました。

 「実は当時、私は60歳にも満たない時でしたが、2種類の癌にかかってしまい長らく入院していました。その日は化学治療を終えたばかりで、身体はかなり衰弱していて辛かったのです。家に帰ってしばらく休養しようと病院側に申し出ましたが、その日は家族の誰もいなかったため、窮屈を感じて気分転換のために1人で外に出ました。しかし、そんなに遠くまで歩いていないのに耐えられなくなり、家にも戻れなくなったのです。通りかかった人は皆、私を避けていました。困っていたところで、姉さんが私を助けてくれたのです。いえ、大法の師父が私を救ってくださいました。あなたが教えてくれた、『法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい 』という言葉を、私は毎日、心から念じています。朝から晩まで、僅かな時間があれば念じています。家事をしている時も、歩く時も念じて、念じれば念じるほど気持ちがよくなり、心も明るくなり、力もついてくるようになりました。私はもうどこも痛くないのです。念じれば念じるほど健康になり、病気にかかる前と同じように、化学治療も必要ではなくなりました。今ではスーパーまで歩いて行けるし、家事も全部できるようになりました。法輪大法は本当に素晴らしいですね。この『心からの九文字』は本当に不思議です。私は入院して、貯金を使い果たし、病院では治らず、すごく苦しんで死にそうになっていました。大法の師父に救われなければ、今の私はなかったのです。しかも、大法の師父は一銭も求めたことがありません。今、私の家族は皆、『法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい』と念じています。家族の皆が、大法の師父が私の命を救ってくださったことを信じています」

 彼女は「当時、姉さんから聞いた三退の話ですが、家族はまだ脱退していないので、家族の身の安全も心配です」と言いました。私はもう一度「三退」のことについて話し、「家に帰ってから、家族にも伝えてください」と言いました。彼女は自分の娘の仮名を教えてくれました。彼女の娘は共青団と少先隊から脱退する意志が以前からあったので脱退できました。

 そこで、私は「共産党が中国の政権を奪取して70年の間、嘘と殺戮によって政権を維持してきました。善悪が報われることは天理なので、今は人が裁かなくても天が罰を与えるという時期に至っており、もうすぐ天が共産党を滅するのです。今回のコロナウイルスも共産党をめがけてやってきたのです。これは『天が共産党を滅する』という現れなのです」

 「武漢肺炎が始まったばかりの時に、共産党は極力隠し通そうとしたり、様々な手口で人々を惑わしたため、ウイルスが急速に全世界まで広がり、全人類の大災難をもたらしました。共産党は全人類の災いのもとであり、現段階で全人類に害を与える最大の『ウイルス』なのです」

 「共産党、青年団、少年隊は共産党組織の構成の一部であり、共産党が滅亡したとき、皆が共産党の副葬品になるわけです。だから絶対に共産党組織から脱退しなければならないのです。そうすると、明るくて美しい将来が現れます」 

 「あなたも、家族や子供たちに伝えてください。共産党の嘘を決して信じてはいけません。嘘偽りの宣伝に洗脳されないように、早く共産党組織から脱退してください。脱退しないと共産党の副葬品になります」と話しました。

 彼女は、「私は共産党の宣伝は一切見ない、聞かない、詐欺に引っかからないようにしています。私は永遠に『法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい』と唱えます。そして永遠に、法輪大法からのご加護や大法師父からのご加護を大事にします」と言いました。

 
(中国語:http://search.minghui.org/mh/articles/2020/8/5/410017.html)
 
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