修煉状態がよくない背後には、きっと理由がある
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文/中国の大法弟子  

 【明慧日本2020年8月23日】私の知り合いには80代の年配の同修がいます。 ある日、私が彼女の家に行ったとき、彼女の身体上の変化に気づきました。彼女は座っていても、立っていても体が常に右に傾いています。特に立っているときは右側の身体が、明らかに低くなっており、歩いているときは足元が不安定でバランスが悪く、今にも倒れそうな感じがします。本人は痛みを感じてはいないのですが、ある巨大な力によって自分が下へ引っ張られているように感じていて、歩いていると違和感があると言いました。この症状が出てからそんなに時間は経っていないのに、彼女の頭の中には「『私はもうすぐ死ぬのかな』という考えがしばしば浮かんできた」と言いました。

 この年配の同修は毎日3時に起床し、五式の功法を煉り終えた後に発正念をし、一日に二講の『轉法輪』を学び、その後、師父の各地での説法を学び、発正念をする回数も少なくないのです。どう考えても、身体がこんな状態になるはずがないのです。 私も彼女の状態に戸惑っていました。交流の中で彼女は「自分も内に向けて探しましたが、どうしても原因が見つからないのです。どうしたらいいのでしょうか?」と言いました。彼女は元気そうで、大法を堅く信じています。私は「このような状態は師父が体を調整してくださっている可能性があるか、あるいは、邪悪に迫害されている可能性もあります。あなたは師父の法だけに従っており、あえて、誰もあなたに何かをする勇気はないはずです」 と言いました。この時、私は彼女の漏れを見破っていなかったのですが、なんだか、この状態の背後には大きな良くない要因があると感じました。しかし、私はこれをはっきりと説明することができませんでした。

 あるとき、この年配の同修の娘さんに会ったのですが、娘さんも母親のことを心配していて、交流する中であることを教えてくれました。娘さんは親が叔父さんの家に行ったとき、父親が5000元(約7万6000円)を取り出して叔父に渡し「『万が一私達が死んだら、あなたの一族の墓地に埋葬してほしい』と叔父にお願いをしたのだ」と言いました。

 それを聞いてショックを受けた私は「お母さんはこのことを知っていますか?」と聞きました。娘さんは「知っています。それを持ち出したのは父ですが、母はそのことに反対しなかったのです」と話してくれました。「私はあなたのお母さんの症状の根元はここにあると思います。反対をしないのなら、黙認して同意したことになります。これは求めていることになるのではないでしょうか? 旧勢力はあなたのお母さんの行動を見て、この人はこんなふうに考えているのか? こんなふうに考えるとはなんてことだ。彼女は自分の葬儀を手配しているのか、それなら彼女を助けよう」とあなたの母親は旧勢力に弱みを握られてしまいました。私はこの同修の娘さんに「すぐにお母さんに伝えてほしいのですが、これらの良くない考えを全面的に否定し、師父に自分の過ちを認め、すべては師父が按排してくださる道だけを歩み、徹底的に旧勢力による迫害を否定し、発正念を多くすることによって、良い効果をもたらすことができると思います」と伝えました。

 2週間後、再びこの娘さんに再会した時、彼女は「母はすっかり元気になりました。身体のすべての異変が消えました」

 このことを書いたのは、これらの現象は修煉者の注意を引くことが難しいからです。年配の同修の中には、三つのことは非常に熱心に行う人がいますが、人間の認識が作用しているため、このような問題に遭遇すると混乱してしまう人もいて、この面に関する教訓が今までにもよくありました。

 修煉は厳粛なことであり、人間のどんな思いや考えも人から離れないように人を引っ張るもので、一つの思いでも、一つの考えでも法に基づいていれば、着実に進んでいくことになります。師父は「私たちの道は非常に狭く、少しでも油断すれば道から外れてしまいます。外れてしまうと、問題、場合によって大きな問題を引き起こします。戻ってこられなければ、未来永劫の悔いとなります」 [1] と説かれました。

 注:
 [1] 李洪志
師父の経文:『再び棒喝』

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2020/8/16/410551.html)
 
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