内モンゴル通遼市 周柏宏さんが刑務所で受けた迫害
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 【明慧日本2020年9月3日】内モンゴル通遼市の法輪功学習者(以下、学習者)の周柏宏さんは留置場で7カ月間不当に拘禁された後、2016年12月13日、懲役3年の実刑判決を言い渡された。2017年1月にフフホト女子刑務所に移送され、迫害され続けている。

 一、フフホト女子刑務所で受けた迫害

 フフホト女子刑務所で、周さんはもう1人の学習者と同じ部屋に拘禁され、部屋には2人しかいなかった。そこで毎日、朝7時から夜6時まで小さな椅子に座ることを強要された。検査や祝日、他に刑務所が重要な日時とみなす時は、拷問時間を延長し、朝6時から夜10時まで小さな椅子に座らされた。大晦日も同様な拷問を受けた。食事の時間と、昼の30分の休憩以外の時間は、常に小さな椅子に座ることを強要された。この状態が3年間続いた。

中共体罚示意图:长时间罚坐
拷問イメージ図:小さな椅子に長時間座ることを強要される

 二、周さんは何度も連行され、迫害を受けた

 2013年1月1日、法輪功迫害の真実が書かれた資料を配布したとして、周さんは警官による住宅監視の対象になった。2014年、周さんは監視から逃れるため仕方なく家を出た。周さんの行方を見つけられなかった警官らはインターネットで周さんを指名手配した。

 2016年6月3日、朝6時を過ぎたころ、周さんはアパートを出た途端に、乗用車から降りてきた私服警官2人に名前を呼ばれた後、すぐに車内に引きずり込まれた。その後、私服警官らは、ホテルに駆けつけて待機していた警官数人と合流して周さんのアパートに戻って家宅捜索を行った。周さんは通遼市河西留置場に監禁された。6カ月後の2016年12月、周さんは懲役3年の実刑判決を言い渡され、2017年1月、フフホト女子刑務所に移送された。

 三、周さんが受けた経済的な迫害

 周さんは電気工事会社の職員で、夫は自営業であり、息子1人と娘1人がいる。中国共産党による法輪功への迫害の中で、「肉体を消滅させ、名誉を失墜させ、財力を奪え」 という政策のもと、周さん一家は大きな経済的な損失を被った。

 2014年、周さんは当局からの監視を避けるため仕方なく家を出た。別の所に住むには家賃を支払わなければならなかった。当局からの巨大な圧力により夫の自営業も止めた。6年にわたって周さんは9回も引っ越した。毎回先に1年間の家賃1万元(約16万円)以上を支払わなければならなかった。周さんは3年の懲役期間、給料から天引きされて、さらに刑務所に1万元以上を支払った。

 自営業を止めたため、8年間の損失は80万元(1,200万円)以上になる。備品などの商品はずっと残っており、十数万元(約200万円)相当だという。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2020/8/19/410680.html)
 
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