【明慧日本2020年9月4日】(山西省=明慧記者)山西省の法輪功学習者・宋立城さんは(39)は留置場に監禁されて拷問され、2009年に懲役11年6カ月の実刑判決を宣告された。
宋さんは同省大同市天鎮県出身、小さい頃、両親と一緒に山西省陽泉市に転居した。宋さんの母親は法輪功を学んでおり、2000年に宋さんは母親に勧められて法輪功を学び始めた。中国共産党当局が法輪功を弾圧しているため、宋さんは母親と同様に人々に法輪功迫害の真相を人々に伝えていた。
2004年3月16日夜、陽泉市鉱区派出所の警官が突然家のドアをノックし、宋さんの母の王蘭芳さんを召喚するという口実で、宋さんの自宅を家宅捜索した。当日の夜、警官7、8人がパトカーに王さんを引きずり込み、連行した。当時、23歳の宋さんは家にいられなくなり、放浪生活を余儀なくされた。
2005年1月19日、宋さんは大同市のあるネットカフェでインターネットを見ていた時、同市公安局にネットで監視されて、連行され不当に拘束された。後に、陽泉市鉱区の西城分局石溝派出所により不当に逮捕され、陽泉留置場に拘禁された。
陽泉留置場で、宋さんはひどい拷問を受けた。爪楊枝で指先を刺され、タバコの火を腕に押しつけられ、殴られて鼻血が出る等の苦しみを受けた。今もなお、宋さんの腕には3カ所の傷跡が残っている。後に、宋さんは懲役5年の実刑判決を宣告された。しかし、判決を不服として控訴したため、宋さんは懲役5年を加えられ、懲役10年の実刑判決を言い渡された。
宋さんは刑務所に移送される前の2006年1月24日に留置場から抜け出したが、また放浪生活を余儀なくされた。
拷問の実演:爪楊枝で指先を刺す |
2008年12月1日に宋さんが家族に電話をかけた際、電話を盗聴され、宋さんと母親の王さんは大同市公安局と陽泉市鉱区西城分局の警官により、陽泉留置場に連行された。王さんは女子留置場に監禁され、拷問を受けた。留置場の所長は受刑者に指示し、宋さんを殴らせた。宋さんの頭は血だらけになった。宋さんは毎日40キロの足かせをかけられ、10カ月間ずっと足かせをかけられた。
拷問の実演:殴打 |
2009年、宋さんは陽泉市鉱区裁判所に再び1年6カ月の懲役を加えられ、懲役11年6カ月の実刑判決を宣告された。後に、山西省晋中刑務所に移送された。