13歳の子供弟子の修煉の道
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 【明慧日本2020年9月7日】私は中国出身の子供弟子です。今年で13歳になりました。修煉の環境に生まれたため、幼少の頃から祖父母と一緒に修煉して、大法の法理を学びながら育ちました。修煉の過程において魔による妨害や、心性の摩擦が多々ありましたが、いつも師父の教えに従い、真・善・忍の法理をもって自らを律しました。

 闘争心を取り除く

 ある日、学校でクラスの女子に不意に触れてしまいました。その時、彼女は思いっきり僕の足を踏みつけ、「もう一度やってごらん」と理不尽に怒っている彼女の表情を見て、本当にやり返そうと思いました。

 しかし、師父のお言葉の「常人と同じように争ったり闘ったりすると、あなたはただの常人になります。もし相手よりも激しく争ったり闘ったりすれば、あなたは相手の常人にも及びません」[1] を思い出しました。僕は修煉者です。常人と争ったりしてはいけません。すでに言いかけて開いていた口を閉じ、何も言わずに彼女を残して、その場を立ち去りました。その後、その関を乗り越えられたことをとても嬉しく思いました。

 またある日、クラスメイトと前後して歩いていました。私は後ろから、前を歩いていた彼をふざけて軽く押しました。彼は後ろを振り向いて、力一杯に私の胸を叩きました。僕は息切れしそうになり、苦しい思いからやり返そうと思いました。その時「僕は修煉者だ。彼と殴り合ってはいけない」と脳裏に思い浮かび、なんとか自分の感情を抑えました。炎上した彼はそこで終わりにせず、担任の先生にまで報告しました。先生は僕を厳しく叱り、その後の授業中に僕を立たせました。

 帰宅後、学校での出来事を母に話しました。僕への不当な扱いについて、母が担任の先生へ話しに行くと言い出しました。「心配しないでほしい。摩擦の前で内に向けて探すようにという師父の要求なので、先に自分から相手を押したのがいけなかったんだ」と母を説得しました。

 翌日、クラスメイトの彼に、「昨日、先に手を出してしまい悪かった」と自らの非を認め謝りました。彼は「実は、僕も叩くべきではなかった」と、恥ずかしそうに言いました。その後、2人は仲直りしました。

 業を消す

 ある休日の午後、突然全身にかゆみを感じ、やがて体中にピンク色の湿疹が速いスピードで広がりました。すぐに内に向けて探してみました。最近、ネット動画に夢中になり遊んでばかりいることなど、不正な状態に気づきました。

 悪い物質を取り除くように発正念をし、その後、続けて第二功法を煉りました。終了時に確認してみたところ、奇跡的に湿疹がすっかり消えて、体が元の状態に戻っていました。

 また今年の8月に帰省した翌日、祖母と第二功法を煉っていた時のことです。両足に力が入らず、クタクタしてしっかり立てなくなり、そして頭までフラフラし始めました。祖母が手で私の体温を測ってみたら、「高熱があるようなので、少し休憩しようか」と勧めてくれました。僕は「師父が僕の業力を消してくださっているので大丈夫だよ。煉功を続ける」と答えました。

 その後、30分間発正念して、すぐに寝ました。翌日になって熱が下がり、体がスッキリとして、全ては元通りになりました。

 「ゲームに夢中になる」心を取り除く

 師父は「人間はまるで一つの容器のようなもので、何かを入れればそれになるのです」[2] とおっしゃいました。僕の最も悪い執着は、携帯ゲーム機に夢中になることです。三度もゲームソフトを携帯電話から削除しましたが、しかし意気地無しの自分は、またも何度も携帯ゲーム機に手を出してしまいました。心がくすぐられているかのように遊ばずにはいられません。しかし、遊べば遊ぶほどのめり込み、良くない物質が体内にどんどん入り込んでしまい、自らの魔性を助長してしまいました。

 現在は自己制御するために携帯電話を祖母の部屋に預け、触らないようにしています。強制的に携帯ゲーム機に夢中になる事から抜け出そう、と決心しました。

 今は修煉の道において、各種の執着心を取り除こうと努力しています。これからも法理の基準に従い、自らの心性を向上させていきたいと思います。

 注:
 [1] 李洪志師父の著作:『轉法輪
 [2] 李洪志師父の著作:『精進要旨』「法の中に溶け込む」

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2020/8/30/411084.html)
 
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