13歳の子供弟子の修煉の道
■ 印刷版
 

文/中国の子供弟子

 【明慧日本2020年6月9日】

 尊敬する師父、こんにちは

 同修の皆さん、こんにちは!

 私は今年13歳になりました。私は生まれてから法輪大法と縁がありました。母と祖父母が皆大法の修煉者だからです。幼い頃から私はいつも何か色のあるものが頭の上で回っているのが見えましたが、何かも分からず、大きくなってから、母がそれは法輪が回っているのだと教えてくれました。当時、私はまだ修煉などについてあまり分かりませんでしたが、2010年末、私たちがアメリカに移住してから、私は正式に母について法輪大法の修煉を始めました。ここで、私は皆さんに自分がトラブルの中でどのように内に向けて探し、どのように執着心を放下したかの体験と、私の身に現れてきた変化について交流させていただきます。

 一、家に帰る道

 小さい時、私は修煉が私にとって何を意味するのか分かりませんでした。大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい、それだけが分かり私はただ母について大法の本を読んだり、煉功をしました。ある日、集団学法を終えて家に帰る途で、母は私に「あなたは何をために修煉するの?」と聞きました。私は何も考えず、「私は師父に従って真の家に帰りたい。この常人社会にいたくない。六道輪廻したくない」と答えました。。その言葉が口から出た瞬間、目覚め、家に帰る道を見つけたように感じました。同時に、修煉の厳かさと大法弟子としていかに幸運なことかと気づきました。その日から、私はしっかり精進して修煉することを決めました。すると、私に変化が現れました。

 以前、私は数学が苦手でした。母は私の数学の宿題をみる度に怒りました。私は簡単な計算が出来ず、例えば、「1本が3元のペンを2本買うと、いくらかかる?」と聞かれると、私は「5元」と答えました。こんな私に母は絶望していました。しかし、大法を修煉してから、私は数学がこんなにも簡単だったんだと思うようになり、成績は全部Aです。小学生の頃にADHD(注意欠陥多動性障害)と診断され、気が散りやすい私は、現在、坐禅をすることにより集中力が高まり、坐禅の時間が長ければ長いほど定力も深まりました。

 2019年にメリーランド州に引っ越す前、私は中国語の『轉法輪』の字を20%しか読めませんでした。母は私に集団学法する時に中国語で読んでみるように勧めました。ちょうどその時、同じグループの同修のおばさんが私に教えてくれると言ってくれ、私たちは月曜日から金曜日まで毎日30分読みました。それ以来、私は6カ月も経たない内に80%の字が読めるようになり、現在は、中国語で皆さんと一緒に集団学法をしています。私にはもう一つの夢があり、それは神韻楽団でフレンチホルンを演奏することです。現在、私は個人的に先生から指導を受けて6カ月ですが、進歩がかなり速いと言われました。

 師父は「大法弟子は修煉を始めたその日から、あなたの人生は按排し直されたのです。つまり、あなたのこの人生は修煉者の人生となり、いかなることも偶然ではなくなり、偶然なことが現れることもありません。人生の道のりにあるすべては、あなたの向上と修煉と直接的な関係があります」[1] と語られました。師父のご加持は私に大法の素晴らしさを体験させていただきました。

 二、ドラマに対する執着心を捨てる

 青少年は、オンラインビデオ、ソーシャルメディア、あるいはビデオゲームに夢中で、電子画面を何時間も見る人が多いのです。 ある日、父がドラマを見ている時、わたしも見ていて面白くて止められなくなりました。かなり長いドラマで、1話がだいたい40分ぐらいかかったのですが、1日中一気に5話も見ました。長時間、画面を見続けたため目が突然腫れましが、それでも止めずに見ていたので、ますます腫れてきました。これは師父が私にやめるようにと教えてくださる暗示だと知りながらも、この強い執着心をなかなか放下出来ませんでした。母に師父の写真の前で発正念するようにと言われ、ちょうどその日、同修のおばさんが来て、私と一緒に『轉法輪』を読みました。

 師父は次のように語られました。「小説には、剣法の奥義書をはじめ、宝物や女のために、殺し合ったり奪い合ったりすることが書かれており、誰もがすごい力を持ち、神のように飛び回れることになっています。よく考えてみてください。本当にこのような功夫を持っている人は、実は内修の修煉によってそれを得たのではありませんか? 心性を重んじているからこそ、それを修煉して得ることができたのです。名利やさまざまな欲望にはとっくに淡泊になっているのですから、人を殺すなんてありえるでしょうか? 金銭をあんなふうに大事に思うことがありえるでしょうか? とても考えられません。あれは芸術の中の誇張に過ぎません。人間は精神的な刺激を求めているので、刺激的であればあるほどよい。作者はそれをよく心得ているので、どんどん刺激的な、興奮させるようなことを書きます。突拍子もないことを書けば書くほど喜ばれます。それが芸術の中の誇張です」[2] 。私が夢中になってドラマをみていることと似ている内容でした。突然、そのドラマが一瞬にしてつまらなく感じ、見ようとしませんでした。すると、目が回復しました。このことから、私は学法の大切さが分かりました。「法は一切の執着を打破することができ、一切の邪悪を打破することができ、一切の虚言を排除することができ、法は正念を固めることができるのです」[3]と、師父は大法の法理で私を浄化してくださいました。

 三、ペットをめぐって

 私は一人っ子なので、いつもペットを飼っていれば寂しくないと思っていましたが、母は修煉者としてペットは飼ってはいけないと言いました。2020年の新年に、父が私を喜ばせるために、2匹のモルモットを買ってくれました。私はとても嬉しくて、毎日餌を与え話しかけていました。ある日、同修のおばさんが来て、それを見て、私に師父が語られた物語を聞かせました。それはバラモン弟子が1匹の鹿に執着するあまり、長年の修煉をいっぺんに台無しにした物語でした。私は聞いた後とても怖くなり、母に「私はモルモットになりたくない、来世何になるかわからない」と言いました。同修のおばさんはペットに関する説法を探してくれて一緒に読みました。その後、私はモルモットを人にあげ、それからペットを飼いたい気持ちがなくなりました。

 四、内に向けて探す

 ある日の朝、宿題が終わり5分ぐらい休もうと思い、母のアイパッドを持って来てユーチューブを見始めました。すると、次から次へと面白いのでなかなか手放せませんでした。母に4回も注意されましたが、私は話を聞かず、最後には父に怒られて大きな罰を与えられました。最初は、「面白くない、少しだけ休んだのに、どうして罰を与えなければならないの? 私は間違っていない」と不満が募りました。母は私に「内に向けて探してごらん」と言いましたが、私は依然として態度が悪かったのです。両親はさらに怒りました。最後、私は少し落ち着き、内に向けて探してみようと思いました。すると、自分が間違っていることに気づき、次第に態度も良くなりました。この出来事を通じて、私はトラブルに直面した時には、時間をかけて弁解するのではなく、本当に自分の問題を見つけ出し、たとえ罵られても、叩かれても、いかなる恨みと良くない考えを持たなければ心性を高めることが出来ます。一旦心性が高まると、どんな問題でも解決出来るし、自分の考え方は自分の行動を決めます。また、自分が心の中で考えたことは、相手に伝わることが出来、表情などからも感じられることが出来ると分かりました。私たちは正にいろんなトラブルの中で修煉していますので、厄介な事に直面した時、問題をどう解決するのかは自分次第だと悟りました。私は父に謝ってすべてが良くなりました。内に向けて探すことは、師父が私たちに与えてくださった法宝に違いありません。

 師父は「一部の学習者は厄介なことにぶつかると、自分が修煉者であることを忘れて、機嫌が悪くなります。一部の学習者はトラブルにぶつかったり、感情の衝撃に遭ったりすると、すぐ機嫌が悪くなります。あなたはまだ修煉するのでしょうか? 修煉者は逆に問題を見ており、これらの魔難と苦痛を向上の良い機会と見なしており、すべて良いこととして、このようなことがたくさん来て、早く来てほしいのです。それによって早く向上するのです。一部の修煉者は『来ないように』とこれらの問題を外に押し出しており、これらの問題に出遭ったら、相手が自分に対して不満を持っていると思い、人に指摘されたくはありません。あなたは気持ちよく過ごしたいのですが、それは修煉なのでしょうか? それで修煉できるのでしょうか? 今になってもこの観念がまだ変わっていなければ、師父である私でさえ、あなたがどのようにしたら圓満成就に向かうことができるのか分かりません」[4]と説かれました。 私の修煉状態はいつも日常生活の中で現れてきます。私がよく学法して精進し、大法に従って行なうと、師父は私を励ましてくださり、私の知恵を開いてくださり、私を前に進むように押してくださいます。私は自分がまだまだ大法の要求から遠く離れていると分かりますが、これからも立派な大法弟子になれるように努力します。

 師父の慈悲なる済度に感謝いたします!

 注:
 [1] 李洪志師父の経文:『ロサンゼルス市法会での説法』
 [2] 李洪志師父の著作:『轉法輪』
 [3] 李洪志師父の著作:『精進要旨二』「妨害を排除せよ」「排除干扰」
 [4] 李洪志師父の経文:『二〇〇五年サンフランシスコ法会での説法』

 (2020年青年大法弟子ネット法会の原稿)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2020/5/31/407045.html)
 
関連文章