子供の状態が私を目覚めさせた
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 【明慧日本2020年9月4日】「大法は洪く伝わり、聞いた人はこれを尋ね、得た人はこれを喜び、修める人は日をもって多くなり、その数は計ることができません」 [1]まさに師父が説かれた通りです。法輪大法が1992年に世に公開されて以来、世界中に広まり、魔難を経て、一人一人が真に修める人を生み出し、人心が正され、道德が昇華しました。

 私は大法弟子で、2008年に同修から教えてもらって修煉を始めました。12年間の修煉を振り返ると、身心が浄化され、受益したことは数え切れないほどあり、師父に叩頭します。自分の修煉はとても拙いのですが、やはり修煉の経験を皆さんと交流することで、自分を励ますことにもなり、精進し、同修の修煉にも良い助けになればと思います。

 1、子供弟子が大法の修煉を始め、共に修する

 私には一男一女がいて、姉弟はともに同修で、修煉の道において、私たちはお互いに助け合っています。姑はとても精進している高齢の弟子で、頻繁に子供たちと一緒に『轉法輪』と『洪吟』を読んでいます。『論語』と『洪吟』の中の詩を、娘は暗記することが出来、姑が大法の資料を作っているとき、娘はいつも手伝います。舅は学法するときもあり、家族に対して非常に責任感のある高齢者です。

 娘は小さい頃から大法修煉の環境の中で成長しました。ある冬の日、屋外で体育があって、ある男児が雪で遊びたくて、同級生に手袋を借りようとしていましたが、みんな貸してくれず、娘だけが自分の手袋を彼に貸してあげました。私は娘に聞きました。「手が冷たくない?」娘は言いました。「私の手はとってもあったかいよ」。間違いなく師父が娘を励まして下さっているのです。

 ある日、1人の高学年のお兄ちゃんが娘に強くぶつかって娘は地面に倒れてしまい、さらにその子が娘の上に倒れかかりました。娘の手の皮膚が大きく剥けて、ひどく出血していました。その男の子は起き上がると、謝りもせずにどこかへ行ってしまいましたが、娘は特に何も言いませんでした。放課後、娘が私に会ったとき、少し辛そうにしていたので、私は娘の頭を撫でながら言いました。「あなたは本当に良くやったわ、お母さんもあなたを見習いたいわ」

 一時期、私の執着心はとても重く、修煉においてもとても緩んでいました。子供が頻繁に言うことをきかないのでひどく怒ってしまい、後でとても後悔しますが、自分を抑えることが出来ませんでした。娘が私に言いました。「お母さんは心性を向上させるんだよ、でなければどうやって天に行くの! お母さんがあまり怒ると、心がとても痛くなるよ」と、息子が涙をためて言いました。「お母さん怒らないで、僕は直すから」

 ある日、息子が突然私の前に来て言いました「船が出港するよ。お母さんは乗ってないよ」。息子の言葉を聞いて唖然としました。私は本当に恥ずかしくなりました! 子供は活発で、やんちゃで、それは天性ですが、私は具体的な中で「本気」になってしまい、きりがありませんでした。そうなると旧勢力が喜びます。私の執着心が大きくなるようにし、力いっぱい下に引きずります。この一念が法に則っていたので、師父の法が突然私の頭に現れました。「みんなが和気藹々で、そこに坐っているだけで、功が伸びるなどということがありえますか?」 [2]

 私は必ず執着心を修めて取り除き、師父の言われるとおりにし、師を信じ、法を信じることを真にやり遂げなければいけません。娘と息子は小さな同修で、私の修煉を手伝ってくれているのではありませんか。それなのに私は強く拒否して押し出して、本当に良くありませんでした。私は必ず自分を良く修め、師を信じ、法を信じることを真にやり遂げ、師父の言われるとおりにすると心に決めました。

 2、人の世で迷い、魔難を経験する

 人生は最初から最後まで芝居のようで、一人一人が皆自分の役を演じています。もし芝居に深く入り込んでしまうと、常人の中に迷ってしまいます。娘が2年生になって、学校の授業がとても多くなり、加えて各種の課外授業もあり、私たち夫婦は2人で一日中娘に付きっきりで勉強を見て回るという状況になり、修煉の環境が一気に変わりました。この期間、娘は頻繁にめまいがして学校を欠席しました。(常人の中に迷ってしまっていると、師父の啓示だったのだと今なら分かります)

 今年の正月、夫のお姉さん一家が父母に会いに帰ってきました。疫病のこともあり、1カ月後ぐらいには帰って行きました。最初の何日か、私は修煉者の基準に従って自分に要求出来ていました。熱心にもてなし、彼女たちに気を配り、皆とても仲良く過ごせました。しかし、楽しい1カ月が過ぎた後、私の各種の執着心が出てきました。安逸心、闘争心、嫉妬心、怨恨心などなど。容赦なく私を下へ引きずっていくのです。心性が常人の次元にまで落ちてしまい、また大法の厳粛さと大切さを意識していませんでした。

 お姉さん一家が北京に帰った後、娘に重いめまいの症状が現れました。娘は毎日元気がなく、泣いたりして、さらに最も恐ろしかったのは、娘は大法に触れたくなくなりました。法を聞いたり、読んだりすると、めまいがひどくなり、大法を強く拒否しました。私と夫は悩み、苦しんで、イライラして、今まで感じたことのない無念さや焦り、心が痛み、隠れて何度も泣いていました。

 同修たちの助けを通じて、交流して切磋琢磨し、私はだんだんと意識がはっきりしてきました。私は地面にひざまずき、貴重な『轉法輪』を抱えて、泣きながら師父にお願いしました。「師父、私は間違っていました! 以前の元気いっぱいで、善良で、心性が高い子供弟子が戻ってきますように。弟子は必ず精進して子供弟子を育てます」。私は泣きながら師父に何度も叩頭しました。師父にご心配をおかけてしまいました。

 私は悟りました。私たち両親がしっかり精進していないから、邪悪な要素に隙に付け込まれ、子供に正しくない状態が現れたのです。子供の状態が私を叩き起こしました。そして真に大法の大切さ、修煉の厳粛さを分からせたのです! 自分を正したい、師父の真の弟子になりたいと思いました。夫と交流した後、夫は自分が精進しているかどうかに関わらず、大法を心の第一位に置いて、法の要求に従って行うべきだと言いました。

 師父は説かれました。「修は己にありて、功は師にあり」なのですから、あなたにそういう願望があれば充分です。本当にこのことをやってくれるのは師で、あなたにはとてもそういう力はありません」 [2]

 師父はなんと慈悲深いのでしょうか! 私たちの改める心を見ておられ、私たちを助けてくださいました。この頃、娘の法に対する態度がだんだんと良くなってきました。本当に不思議です! 数日後、娘は姑に、師父の説法のディスクが見たいと言いました。私は心の中でこれ以上の幸せなことはないと思うと、涙が溢れました。

 3、正念が出て、法の中で昇華する

 子供に正しくない状態が現れたのは、私たちが良く修煉できていなかったからで、子供が両親に代わって耐えていたのです! 慈悲なる師父は一人の弟子も落ちてほしくなく、娘のこの件を用いて私を目覚めさせてくださいました。この事を体験したのは、私が修煉したからこそ現れたことです。この事から2カ月が経ち、その期間、闘争心、憎む心、嫉妬心、安逸心などの各種の人心に絶えずぶつかりました。師父は説かれました。「幾多の執着の事を静かに考え 人心を片付けば悪は自ずから敗る」 [3]

 私が良く行ったときには、師父は私を加持して下さっていると感じました。発正念のとき心はとても静かで、強大なエネルギーが周りを取り囲み、暖かです。修煉してから初めてこのような美妙さを感じました。師父が私を励まして下さっていることは分かっています! 私は心の底から強大な一念を発しました。私は真に修煉したい、私には出来る。

 次元に限りがありますので、同修からの慈悲なる是正をお願いします。

 注:
 [1] 李洪志師父の著作:『精進要旨』「師を拝む」
 [2] 李洪志師父の著作:『轉法輪』
 [3] 李洪志師父の詩:『洪吟二』「別哀」(哀しまないで)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2020/8/30/410371.html)
 
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