法を暗記する中で妨害を取り除く
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文/中国の大法弟子 慧縁  

 【明慧日本2020年9月8日】今日、私は『轉法輪』の「清浄心」を暗記する時、10分間くらい経ったところで、潜在意識の中で「足をおろしてベッドから降りて、水を飲もう」という一念が生じました。そしてまた、足を下ろすイメージも頭に浮かんできました。しかし今、本当に喉が渇いているわけでもなく、この念は主意識から来ているのではなく、この良くない念を取り除くべきだと思いました。

 そして、もう一度改めて法を暗記し始めると、ただの数分間で、またもや何か食べ物を食べたい、という念が現れました。私は直ちにこの良くない念を消滅しました。

 その数分後に、再び法を暗唱し始めると、潜在意識の中で今度は食べ物でなく、飲み物のことである念が現れてきましたので、暗唱しながら取り除きました。 すると徐々に、このような念が少なくなりました。

 暗唱するうちに、私は主人の会社の社長の奥さんで学友でもある彼女に、電話をしようと思いました。数日前に彼女は脚を捻挫しました。しかしこれは、彼女のことを本当に心配しているわけでもなく、おべっかを使う共産党文化であることにふと気がついたのです。そして私はすぐに正念を発し、この共産党文化の良くない念を取り除きました。

 実は中国の環境で、私はこれらのおべっかを使うことが好きではないのです。修煉を始める前から好きではありませんでした。修煉してからはなおさらで、特に「共産党文化の解体」を聞いたあとは、さらに排除していました。それでもそれがまだ、出てきていました。

 またお世辞にも言えない、へつらいおだてることも、そもそも人のご機嫌を取るような話ができない私でも、このよくない環境の中で、無意識的にそうするように導かれてきたのです。しかしここ数年、私が人のご機嫌を取る話をすると逆効果になりがちでした。このようなことを体験し、私はやっと分かったのですが、それは師父が私を啓発してくださっていたのです。人のご機嫌を取ること自体が間違っていました。

 上記のような現象が法を暗記中に起こるのはなぜでしょうか? 師父は「常人は簡単に入静できますか? できるはずがありません。根基がよっぽどいい人を除いてはできないのです」 [1] 「常人社会の中で、人と人とのトラブル、個人の利益や七情六欲、さまざまな欲望への執着のために、人と争ったり闘ったりする、こういうことを捨てられなければ、こういうことに対して淡泊になれなければ、入静しようと思うなど、とんでもないことです」 [1] 「そんなことは信じない。わたしはあれこれ考えたりせずに、入静しなければならない」と、練功する時に自分に言い聞かす人がいますが、そう言い終わらないうちに、またもやあれこれ湧いてくるのです。心が清浄でないので、入静できないのです」 [1]と説かれました。

 これは私の多くの執着心を取り除いていないことが原因であることを知りました。それに加えて、法を暗記することを許さない魔が妨害をしていることもあります。この1時間で法を暗記することで、修煉の中で自分に厳しく要求していないことにも気づかされました。

 注:
 [1] 李洪志師父の著作:『轉法輪』

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2020/9/5/411355.html)
 
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