11年間の拘禁後 秘密裏に開廷され懲役3年の実刑判決
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 【明慧日本2020年9月15日】吉林省楡樹市の法輪功学習者・劉達鵬さん(59歳男性)は8月6日に身柄を拘束され、音信不通になった。家族は偶然、インターネットのニュースを見て、8月31日に劉さんが徳恵裁判所に秘密裏に開廷さ、懲役3年の判決を宣告されたことを知った。

 その後、家族は電話で状況を確認したが、報道内容と同じだった。しかし、徳恵裁判所は、いつ開廷したのか家族に何も知らせなかった。

 劉さんは1995年に法輪功を学び始めた。今年4月1日、劉さんと妻の李春環さんはマンションに停めている自転車のカゴに誰かが置いた法輪功の資料があることに気づき、それを配ったとして、中国共産党による法輪功への誹謗中傷を信じる人に通報された。

 4月3日、楡樹市正陽派出所の警官5人は劉さん宅に侵入し、劉さん夫婦を派出所に連行した上、パソコン、携帯電話、法輪功の関連書籍などの私物を押収した。パソコンと携帯電話は後日返還した。情報によると、警官らは通報の電話を受けてから劉さん夫婦を2日間尾行して連行したという。

 正陽派出所の警官は劉さんと李さんを鉄の椅子に縛った。劉さんは刑事拘束され、李さんは5日間拘束された。中共ウィルス(武漢肺炎)の関係で、劉さんは一時出所でき、拘置所ではなく、正陽派出所で拘禁された。2日後、2人は家に戻された。

 8月6日、正陽派出所は劉さん夫婦に電話し、派出所まで呼び出した。劉さんの案件は徳恵市検察庁に送り、逮捕令状が発付された。劉さんは楡樹市留置場で拘禁された。

 その後、劉さんについての連絡が途絶えた。焦った家族は偶然にインターネットを見て劉さんはすでに不当に判決を宣告された内容を見た。

 かつて不当に労働教養され、懲役11年の不当な判決

 2000年、劉さんは法輪功の無実を伝えるため、北京へ陳情に行った。その結果、1年の労働教養処分を科された。

 2002年9月24日夜、劉さんと姉の劉双慧さんは貸家で身柄を拘束され、李さんは脱走できた。劉さんは吉林市第一留置場で半年以上拘禁され、さまざまな拷問を受けた。2003年4月初め、懲役11年の不当な判決を宣告され、吉林省の四平石嶺刑務所で迫害を受け、2011年4月29日に家に帰された。劉双慧さんは懲役8年の実刑判決を宣告された。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2020/9/6/411442.html)
 
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