四川省の徐中恵さんに実刑 役人に脅された母親がショック死
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 【明慧日本2020年9月25日】四川省江油市の法輪功学習者・徐中恵さん(58歳女性)の家族は9月8日、徐さんの弁護士からの電話を受けた。弁護士は「江油市裁判所は9月4日に、徐さんに懲役3年6カ月と罰金4,000元(およそ6万2,000円)の判決を下した」と告げた。

 弁護士は家族に「それらの通知をもらいましたか」と聞くと、家族は徐さんに関する通知は一切もらっていないと答えた。その後、家族が刑事判決書を見たとき、日付が8月31日になっており、裁判の印鑑も押してあったことに気づいた。

 6月17日、江油市裁判所は徐さんに対して不当に開廷した。裁判は午後2時30分に始める予定だったが、突然、午後1時に早められ、3時には早々に終わらせた。家族は裁判に間に合わず、傍聴するのも2人しか許されなかった。オンラインで裁判が行われ、公訴人・李修建は訴状を小さな声で読み上げたため、徐さんや弁護士、その他の裁判の参加者の全員は聞こえなかった。徐さんは途中で何回も聞こえないと申し出たが、公訴人はそのまま読み続け、最後の一言だけ、「被告人・徐中恵は罪を一切認めず、重刑を与えるべきである」とはっきりとした声で言った。

 法廷には証人が来ておらず、証拠も示されなかった。しかし、判決書には証人が「徐さんから数回資料を受け取った」という証言内容が書かれていた。これらは皆、610弁公室と公安局の警官らによって捏造されたものである。徐さんの夫は内容も知らされない紙にサインを強要され、「サインしないと610弁公室がお前を拘留するぞ」と脅された。

 両目を失明した徐さんの母親は、武都鎮政府、武都鎮双捻村、涪陽村の幹部に拇印を強いられた。そのため母親はかなり恐怖を感じて、大小便を失禁してしまった。その後、7月末に母親は強い恐怖を感じ、娘のことを心配したままこの世を去った。臨終の際も娘とは会えなかった。

 徐さんは綿陽江油市武都鎮に在住、2019年7月11日に賃貸していた家に突然、警官らに押し入られ、家宅捜索をされた。当時、徐さんの母親は徐さんの家に泊まっていたため、かなりのショックを受けた。その後、母親は徐さんの姉の家に送られた。

 しかし、2019年8月に武都鎮政府、武都鎮双捻村、涪陽村の幹部らは徐さんの姉の家に行き、母親の録画を撮ったり写真を撮ったりしたうえ、拇印を強要した。幹部らは「拇印を押さないと、お前の孫の将来に影響するぞ」などと言って、母親を脅迫した。当時と今回のショックで、母親は大小便を失禁するようになってしまった。

 2019年11月19日、武都鎮派出所所長、鎮政府と涪陽村の幹部がまた、徐さんの姉の家に行き、姉にサインと拇印を強要した。姉は字が読めないと言って、サインと拇印を拒否したが、「サインと拇印をしないと、省の役人がまたお前の家に来るぞ」と脅した。

 派出所と政府の人員は徐さんに罪を被せるため、母親からいわゆる「証拠」を得ようとし、年配者で失明していたにもかかわらず母親を脅し続け、死に追いやった。公務員である彼らは良い人を連行し、欺瞞と脅迫で偽りの証拠を作り、庶民の日常生活をかく乱するなど、違法行為をはたらいた。

 法輪功(ファールンゴン)は法輪大法(ファールンダーファー)とも呼ばれる佛家の修煉法で、5セットの功法があり、病気治療に素晴らしい効果がある。法輪功は真・善・忍の宇宙の法理を教え、人を善に向かわせ、道徳を向上させ、社会にとても有益である。現在、法輪功は世界で100以上の国家と地域に広まり、各国から多くの表彰を受け、世界の人々に愛好されている。

しかし、それにもかかわらず中国共産党(以下、中共)の政府の人員や警官らは、各階層の人を利用して、法輪功迫害を長年にわたり弾圧している。法輪功学習者は人々に、中共に利用されないように、また佛法を迫害しないようにと法輪功の真実を伝え続けている。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2020/9/15/411815.html)
 
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