【明慧日本2021年4月13日】(カナダ=明慧記者・英梓)カナダ外交委員会、国際人権小委員会副委員長ケニー・チウ氏は、2021年4月1日、新唐人テレビの取材に応じ「法輪功学習者(以下、学習者)は中国で酷い迫害を受けており、正に国家議員の報告で見られているように、この問題について学習者は、中共の迫害に直面しても、最も強靭な団体の一つであることは明らかです。 香港を訪問した時、香港の学習者による平和的なパレードに感動しました。 彼らが私に思い出させたのは、かつての香港は中国本土で唯一、彼らが意見を表明でき、中国の体制下での苦しみを強調できる場所だったということです」と述べた。
カナダ外交委員会、国際人権小委員会副委員長ケニー・チウ氏(写真は国会の動画より) |
ケニー・チウ氏は、香港の自由はもう存在しない。中共は、多くの口実と機会を利用して、香港の人々への支配を強化している。 報道機関は検閲され、国民は政権に批判的な映画やテレビ番組、書籍を見ることができなくなっている。 情報の自由も厳しく管理されており、中国国内の携帯電話やインターネット接続機器でGoogleやFacebook、Twitterを利用することができず、中共のファイアウォールによってブロックされているという
同氏は、中共は世界から注目されているという。 「中共は、香港の人々にこのような大打撃を与えました」と言い、香港では、情報の自由、報道の自由、表現の自由、宗教の自由が失われていることに言及した。
香港の政治の自由だけでなく、新疆やチベットの自由を含む、台湾や近隣諸国をも脅かしていると同氏は強調した。
中共は中国と中国人を代表できない
ケニー・チウ氏は、人々は中共と中国人を正しく区別すべきだと考えている。 現在、世界に散らばって地球の隅々で暮らしている中国人は、罪がなく共産主義者ではないと強調した。
同氏は、何千年もの間、中国の文化は地球上で高度に発達した文化として公認されてきた。 中国は最も古い文明を持つ国の一つである。それを共産党はドイツとソ連から中国に輸入したものだという。「 私が思うには、今の中国は外国の実体が中国に入って100年に留まっているだけのことです」
彼は「中国系カナダ人であろうとなかろうと、十分な教育を受けたカナダ人は、中共はイコール中国人ではないこと、かつての中国の文化や中国の歴史にイコールしていないことを理解しています。 中共は、1949年から現在に至るまで中国で執政しているが、 しかし、彼らは中国人を代表することはできません」
「重要なのは人々に、政権と政府を批判することは、国自体を批判することと同じではあり得ないことを、理解させることです」と述べた。
同氏は、人々はこのことを理解することが重要だという。「今の時代、私たちは多くの誤った情報や叙述に陥っています。 多くの人がこの特定な立場を混同しようと試みているが、中共は『我々を批判すれば、我々が支配している国を批判することになり、それだけではなく、我々の国民を批判することになる』と主張するのです」と述べた。
中共はプロパガンダで国民を洗脳し、虚偽の情報を海外に浸透させる
ケニー・チウ氏は、残念ながら中共は自信に欠けていることだ、批判をすることすら容認できない。 だからこそ、VPN(ネットワークを簡単に構築できる画期的な技術)を違法に設置した人や、中共の支配から逃れた人を除いて、常に中共のプロパガンダや偽情報、誤報に困惑されている人が10億人以上もいるという。
「カナダにおいて、西欧諸国や開かれた社会では、実際にYouTubeで親共産主義者の発言を見つけることができますし、実際にこれらの中国政府のプロパガンダ発言は私たちのソーシャルメディアにも存在しています。内容は、中共の外交言論であり、これらの虚偽的な訴えや論点を、すべて私たちのツイッターで自由に発表しています」と同氏は述べた。
同氏は、カナダ人と全世界の人々が、中共は中国と中国国民を代表できず、カナダやアメリカをはじめとする、世界中の中国系の人々をも代表できないことを見抜いているという。
「世界は見極める必要があります。 中共政権は何をしてきたのか? 彼らは国を代表できない ...... 。一般的に言えば、中国人民も中共の統治下で苦しんできました。歴史的に見ても、中共の政策によって数千万人の中国人が直接殺害されたのです」と同氏が言う。
中共の報復的な制裁は、すべてのカナダ人に対する制裁と同等です
中共は3月27日、米国とカナダ人の3人が、国会の国際人権小委員会に対する制裁を発表した。 同委員会の副委員長ケニー・チウ氏は、中共が制裁によって民主主義国の世論の代表を脅かそうとするのは、非常に奇抜な手法であると指摘した。 これは、カナダ議会で全会一致で採択された「中共の大量虐殺動議案」、または米国とカナダなどの国が、中共の人権に対する制裁措置に対抗する報復制裁措置であるという。
同氏は、私たちは、カナダのジャスティン・トルドー政権がマグニツキー法を利用して、残虐な行為をした中共官員の責任を制裁し、犠牲者の正義を広めるように提唱してきたという
同氏は、中共がカナダの個人や機構に対して行っている報復制裁は、政府関係者ではなく、選挙で選ばれた国会議員に向けられたものです。中共は民選代表を制裁して怒りを発奮しているが、これはカナダ国民を制裁しているに相当し、なぜならば 法案(「中共の大量虐殺動議案」)を全会一致で可決したのは選挙民の代表だからです、と述べた。