【明慧日本2022年1月5日】2021年11月8日、四川省什邡市の法輪功学習者・龔学良さん(84)と王忠瓊さん(81)が路上を歩いていると、2人の警官に突然呼び止められた。龔さんと王さんが連行されたのは、2カ月の間に2度目だった。
龍林という警官が夫婦を雍湖派出所に連れて行った。龍は2人を別の私服警官に渡して去っていった。その警官は、1時間後に龍からテレビ電話を受け、「今、什邡市公安局が再発行した(夫婦の召喚状)を受け取った」と言った。警官は、召喚状に記載されている夫婦の住所がおかしいと指摘し、また、私服警官は召喚状を扱う警官の項目の記入方法を尋ねた。龍は派出所の所長の王暁斌の名前を書くように言った。
その警官は夫婦に9月30日に何をしていたか、家族の情報などを聞いた。2人はその質問に答えようとしなかった。警官は、夫婦が2021年10月13日に連行され、その後、住居監視されていたことには一言も触れなかった。
夫婦は正午に釈放された。彼らに警官は「事件を公安局に引き渡した」と言った。
最初の連行
夫妻は10月13日、スーパーでの買い物を終えた直後に連行された。2人の警官が王さんの左腕を後ろから押さえて無理やりねじり、龔さんと一緒にパトカーに押し込んだ。王さんの右腕もねじられて腕を傷つけられた。
雍湖派出所では、王暁斌が2人のバッグを奪い、検査をした。王暁斌はまた、女性警官に命じて王さんの体を調べさせた。
王さんは、警官に「迫害に加担しないでください」と伝えた。彼らは聞く耳を持たなかった。
夫婦に気づかれないうちに、警官は鍵を取り上げ、誰もいない時に家の中を物色した。60冊以上の法輪功の書籍といくつかの法輪功に関する資料が押収された。同時に、派出所では十数人の警官が交代で夫婦を監視していた。
王暁斌は、この間、夫婦は誰とも連絡を取ってはいけないと脅し、身分証明書を警官に提出するように命じた。
夫妻は協力を拒否し、午後になって釈放された。
家に帰ると、警官に隅々まで家宅捜索されていたが、きちんと、元の場所に戻されており、テーブルの上の古い身分証明書が持ち去られていることに気がついた。
(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)