中国法会| 迫害に直面しても、冷静かつ理性的で、使命を忘れず(一)
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文/中国の大法弟子

 【明慧日本2023年11月11日】

 尊敬する師父、こんにちは! 同修の皆さん、こんにちは!

 法輪大法の修煉の道で、師父が私の手をしっかりと握って導いてくださったおかげで、私は11年の歳月を歩んできました。大法は私の心に深い根を張り、千百年にわたり形成された人間の観念、思想、人心、執着、そして大法の基準に合わないすべてを一つずつ取り除いて下さり、法から慈悲を修め、人間から抜け出して神に向かって歩んでいます。

 11年の間に、私は3回も中共による迫害を受けました。この過程で、私は慈悲をもって真相を伝え、邪悪な迫害に抗議し、衆生を救おうと努めました。三度迫害されても恐れることなく、私は依然として自らの使命を果たし続けました。それは私の責務であり、衆生が救われる希望でもあります。以下に、私が迫害される中での心の修煉の過程を師父にご報告します。

 2022年12月、私は法輪功の資料を配布していた際、真相を知らない人に通報されました。地元の警官が私を連行し、不当に1日拘束しました。警官は、「これらの資料はどこから来たのか? なぜこれらの情報を広めるのか?」と聞きました。私は資料の出所について答えず、代わりに法輪功への迫害の実態を伝えました。一部の警官が理解し、その中の一人が三退(中共の党・団・隊の組織からの脱退)をしました。

 警官は私を12日間拘束しようとしましたが、私はそれを認めませんでした。案件を担当する警官の一人が「私たちは決める権限がなく、上からの命令なので仕方がないのだ」と言いました。その時は中共ウイルス(武漢肺炎)が流行っているため、当日の夜私は家に戻りました。旧正月の新年を過ぎた後の2023年2月8日、県公安局、610弁公室、派出所の5人が突然私の家にやってきて、家宅捜索を行い、46冊の法輪大法の書籍を「証拠」として押収しました。私は「これらの大法書籍はすべて、自分の道徳的な向上と良い人になるための指針です。これらの書籍は私の家に置いても、他人の利益や人身の安全に損害を与えていません。あなたたちも江沢民に追随して大法弟子を迫害しないでください。歴史がこのページをめくった後、あなたたちはどうすればいいのですか? 今、政府は誰が事件を担当し、誰かが責任を負うという政策を打ち出しています。千百年の歴史で邪悪が善を打ち負かすことはなく、ただ時間の問題です。あなたたちが早く目を覚まし、正しい選択をすることを願っています」と彼らに言いました。

 彼らは黙って私の話を聞いていました。私は派出所に拘束され、一連の身体検査が行われました。2月10日、私は留置場に送られました。

 大法弟子として、私はどこにいても、心の中で修煉が間違っていないことを確信しています。どこにいても、私たちはそこにいる衆生の救いの希望です。留置場で、私は言動やあらゆる面で大法弟子の風格を示し、そこにいる人たちと良い関係を築きました。私は二つの異なる監房に移されましたが、そこで真相を伝え、どうすれば善を選ぶかを彼女たちに伝えました。邪悪な念が悪い結果をもたらすことを教えました。大法は彼女たちの良知を喚起し、中共の組織に入ったことのある人たちは三退しました。入っていない人たちは「法輪大法は素晴らしい、真善忍は素晴らしい(法輪大法好、真善忍好)」という心からの九文字を覚えました。彼女たちは過去の誤りを後悔し、二度と過ちをしないことを誓いました。これらの衆生のために私は喜びを感じました。

 2023年2月17日の午前中、県公安局、国保大隊、大隊長、そして派出所の所長が留置場にやってきて、私を尋問し、資料や大法の書籍の出所、および同修を自白するよう強要しました。さらに、夫と息子が私に書いた手紙を持参しました。私は「私には罪はなく、ましてや功績を立てることはありません」と言いました 彼らは夫と息子の手紙をガラスに貼り付け、読んでくれと言いました。私は「読む必要はありません。私の家族は皆、最も善良な人たちです」と言いました。しかし、偶然にも夫の手紙の中で、「あなたは世界で最も善良な女性だ」という一文を目にしました。

 国保大隊長は「資料や大法の書籍の出所、同修を自白しない限り、3年以上7年以下の刑が言い渡されるぞ」と言いました。私は心を動じず、「私は知りません。あなた達は私に無理に自白を強要し、他人を罪に陥れようとしていますが、私はあなた達のように他人を罪に陥れることはできません。あなた達は法を知りながら違法な行為を行っています。知っていますか? 3年以上7年以下の刑が言い渡されるのはあなた達です。私ではありません」と言いました。彼らは一瞬言葉を失いました。そして、彼らは「お前の態度では、刑事事件の手続きを進めざるを得ないのだ。検察庁に報告し、実刑が言い渡されることになる」と言い続けました。私は動じずに「私は大法の弟子です。自分の安全のために同修を裏切ることはできません。もしこの先も他の学習者を迫害するなら、あなた達の罪はますます重くなります。私はあなた達を害することになります。私にとって、生死は怖くありません。あなた達は私の以前の診断書も持っていますね、乳がん末期です。医師は3年以上は生きられないだろうと断言しました。しかし、私は法輪大法を11年半修煉しており、今の健康な人よりも健康です」と話しました。

 私は彼らに対して「あなた達が善悪を分別し、正義の側に立つことを望みます。災難が来た時、神に守られて無事で健康で、家庭が幸せであるように願っています」と伝えました。派出所の所長は一言も言わず、ずっと私の話を聞いていました。最後に私が帰る時、彼は私に親切に「あなたが無事でありますように」と言いました。私は笑顔で「ありがとうございます。あなたも無事でありますように」と言いました。

 2月21日、県の検察庁の2人の検察官が留置場にやって来て、「お前の案件は非常に重大で、これで3回目だ」と言いました。彼らは私に文書に署名するように求めました。私は「署名しません」と答えました。その後、私は彼らに真相を伝え、おおよそ20分間話しました。中の1人の検察官は「私たちはお前に伝えに来ただけで、今12日間の拘束中じゃないか、お前は帰ったら携帯電話を切らずに、呼んだらすぐに電話に出なさい」と言いました。私は「私には罪はないので、あなた達の能力範囲内で大法弟子を助け、善に対して同情をもって、正義を支持していただきたいです。そうすれば大いなる福報が得られます。真・善・忍を生命の灯台とし、前進する光にしてください。また、『法輪大法は素晴らしい、真善忍は素晴らしい』を覚えてください」と伝えました。

 2月23日の朝、警官は「あんたの息子があんたを家に連れて帰るよ」と言いました。私は案件に直接関わる派出所に連れられて、そこで初めて、夫と息子が懸命に私を救出し、保釈の手続きを進め、5000元の保証金を支払って、私を家に連れて帰ることを知りました。家に帰ると、夫は「私は弁護士を雇った。もし今日戻ってこなかったら、明日は留置場に面会に行くつもりだった」と言いました。私は入浴し、清潔な服に着替え、師父にお香をあげました。香を上げる瞬間、『カチャ』という音が聞こえ、スイッチが入ったような音がしました。一瞬で、私は天目で師父の写真の傍らに供えている花が輝く金色の光を放っているのを見ました。これは師父が弟子を励まして下さっているのです! 私は、師父は常に弟子のそばにおられ、弟子を見守られていることをより深く感じました。私の心は師父に対する感謝の気持ちで満たされ、師父に感謝の意を捧げました!

 夫は「君が拘束されている間、公安局の国保大隊長が電話をかけてきて、君の同修を言いなさい、それで君は寛大な処分になる」と言いました。私は「あなたはどう答えたの?」と尋ねると、夫は「知らないと答えた。彼らは『妻と一緒に住んでいるのに、知らない訳がない』と言われ、『妻は妻の自由があり、誰と接触するかは彼女の自由です。妻は言わないでしょう、自分が苦しんで受難しても、他人を陥れることはないでしょう。私も言いません、そうするとさらに一つの家庭が魔難に遭うことになります。それは私たちが見たくないことです。大法の弟子は皆、善良な人たちです』と言ったよ」と教えてくれました。

 夫の言葉を聞いて、私は感動しました。涙が目に溢れ「ありがとう、やはり私たちは心が通じる」と言いました。夫は「君はこれだけの苦しみを経験して、後悔はないのか? それでも価値があるのか?」と私に聞きました。私は「後悔しないのよ、価値があります。私の命は師父と大法からいただいたものです。大法を修煉しているからこそ、私は世界で最も裕福で幸福な人間です」と答えました。

 (続く

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2023/11/9/467817.html)
 
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