安逸心を取り除く
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文/中国の大法弟子

 【明慧日本2012年10月13日】私は、中国共産党の幹部の家庭に生まれて、オフィスで仕事をしてきました。今は定年退職して、子供は海辺の都市で勤めています。長い間、安逸な生活を暮らして、苦労したことはほとんどありません。

 私は2004年に大法の修煉を始めました。この数年、周りの農村に行って真相資料を配っていますが、耐えられない難や苦に遭ったこともなく、穏やかに歩んできました。

 最近、同修と一緒にいくつかの煉功を作りました。往復は電気自転車に乗ります。最も近い煉功場は家まで7.5キロで、遠い所は往復で50キロもあります。最初は週一回に近い所に行って、だんだんと来る同修が増え、男女二つのチームを作りました。そうして、しばらくの間、週二回行っていました。今は現地の同修がよく頑張っていて、真相資料やDVDを配ったりもしています。現在、私達はそこに行く回数が減りましたが、週に一回は行って交流します。この過程で、自分のたくさんの人心を修めています。主なものは安逸心です。

 移動に時間がかかるので、昼食を早めに食べないといけません。時には11時過ぎにご飯を食べてすぐ出発します。時には12時の発正念の前にご飯を食べて、発正念が終わって、すぐ出ます。もう一人の同修を迎えに行って、途中で資料を配って、人々に真相を伝えます。煉功場に着くと、たいてい午後2時過ぎになります。同修と一緒に学法・交流してから帰り、家に着くと夜8時半です。一週間のうち全然暇がなく、当時は大変だと感じていました。

 ある日、煉功場に行く途中、電気自転車のバッテリーの調子が悪くなって、15キロ程走れましたが、それ以上は動きませんでした。バッテリーを交換しようと思いましたが、常人の家族が同意しません。煉功場に着くとすぐ充電すれば大丈夫だと思い、交換しませんでした。しかし、目的地まであと7キロの所で充電がなくなってしまいました。仕方なく、足で電気自転車を漕ぎました。電気自転車は自転車と違い、重くて遅いのです。その日は蒸し暑い天気で、のどが乾いて、暑くて疲れました。体力を使い果たして、同修に「先に行って、私はもうダメ」と言いました。今にも倒れそうな気がして、非常に辛かったのです。しかし、ずっと頑張って学法場に到着しました。

 またある日、煉功場から帰ってきて、家まであと5キロのところで大雨が降り始めました。まだ7時なのに、すでに真っ暗になって、電気自転車のライトをつけても、対向車さえも見えません。雨も風も強くて、遅くゆっくり漕ぐと風に吹かれ、後ろへバックしているような気がしますが、速く漕ぐと、雨で目があけられません。大変苦労しました。レインコートを着ても、服がびしょぬれでした。

 この間、毎日外に出て、非常に辛いと思っていました。都市で同修と資料を作ったり、配ったりしてもいいではないですか。プリンタを買って資料を作ろうと思いました。同修に自分の考えを言いましたが、同修は、あなたが資料を作らなくてもよく、資料は誰でも作れますが、煉功場の設立は難しいので、あなたは続けてやったほうがいいという意見でした。

 しかし、私は資料作りがやりやすいと思いました。ある日、師父に線香をあげる時、師父、弟子はまだどこが足りないでしょうか、教えてください、と考えました。その時、資料作りの件を思い出しました。どんな心で資料を作るのかと自分に聞きました。法のためですか? 資料の供給が不足しているからですか? 深く探ってみると、私はこんなに私心が強く、多くの人心が働いています! 第一、苦労を怖がって、安逸を貪っています。行ったり来たりすると苦労すると思い、資料作りを口実にして外に出る回数を減らしたいのです。第二、自分で資料を作って、みんなが使うと、威徳は私のものになりますが、同修がやれば、威徳は別の人のものになってしまいます。第三、負けん気です。何でもやりたい、どんなことをやっても同修に負けたくないのです。これらの心を見つけて、自分は法の角度から問題を考えているわけではなく、旧勢力の私的な観念で考えていました。だから、今は資料作りの考えを捨てて、同修と一緒により多くの煉功場を作って、まだ出てきていない同修を呼んで、法を正すことが終わる時に悔いを残さないよう、共に精進しています。

 煉功場作りは苦労しても、心ではとても嬉しいです。この過程で、皆のために自分がやるべきことをやって、安逸心・顕示心・歓喜心などをだんだん取り除いてきたからです。

 あまり交流文章を書いたことがないのですが、妥当でないところはご指摘ください。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2012/9/18/262937.html)
(English: http://en.minghui.org/html/articles/2012/10/1/135663.html)
 
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