河北省:何度も迫害された修煉者 当局に拘束され行方不明に
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 【明慧日本2012年11月25日】河北省雄県に在住の法輪功修煉者・楊智雄さん(48)は、今年11月3日に北京市順義の貸家で不当に連行され、それ以降、行方不明となっている。

 楊さんは当局に懲役4年の判決を宣告されたことがあり、釈放されてから仕事を失い、アルバイトで生計を維持せざるを得なくなり、苦境に陥った。またその後、楊さんは北京市順義区に転居を余儀なくされた。今回の連行について、家族が順義区の派出所に楊さんの行方を尋ねると、雄県の警官に連行されたとの返答だった。楊さんが連行されて半月が経ったにもかかわらず、家族はいまだに警察から知らせを受けていない。

 楊さんはかつて北京のある外資企業の責任者で、法輪功を学んでいるという理由で妻の斉コウ瑾さんとともに、数回にわたって当局に逮捕・迫害された。2003年6月15日、斉さんは石家庄市で不当に連行された。石家庄市の警官は同日、楊さんを北京から石家庄に移送して懲役4年の不当判決を言い渡した。楊さんは唐山冀東刑務所で迫害され、妻の斉さんは労働教養2年を科された。その結果、13歳の息子の面倒をみる人はいなくなった。

 2008年6月4日、石家庄市新華公安局分局の警官らは、斉さんの勤め先に押し入り斉さんを連行した。斉さんは1年の労働教養を宣告され、河北省女子労働教養所に拘禁された。

 それから楊さんは妻の件で訴訟を起こすために奔走し続けた。2008年7月7日、楊さんは息子を連れて実家に戻った。8月7日、地元派出所の警官3人が楊さんの自宅に侵入し、楊さんを拘束して地元610弁公室に引き渡した。楊さんは直接、保定市洗脳班に送られた。

 楊さんは同洗脳班で610弁公室の関係者に監禁され、妻の訴訟も行き詰まった。

 今回、楊さんは再び連行され、家族は楊さんの安否を心配している。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2012/11/22/265771.html)
 
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