山西省:法輪功修煉者が刑務所で迫害され死亡
■ 印刷版
 

 【明慧日本2012年11月29日】山西省太原市の法輪功修煉者・張晋生さんは2008年の北京オリンピック前に連行され、懲役7年の不当判決を言い渡された。張さんは刑務所でさまざまな迫害を受けた末、危篤に陥り、今年11月3日に家へ戻された。しかし、半月後の11月18日夜9時25分に亡くなった。享年62歳。

 張さんは同市万柏林区の発展改革委員会に勤めていた。1994年に法輪功を学び始め、心身ともに恩恵を受け、法輪功の修煉を通じて、健康な体を手に入れた。

  しかし1999年7.20中共(中国共産党)当局が法輪功への弾圧を開始した。張さんは2006年4月15日、尖草坪公安支局の警官に連行され、労働教養を強いられ、教養所で1年間迫害を受けた。

 2008年5月5日夜11時ごろ、太原市迎沢公安支局、橋東派出所、城管派出所の警官16人が突然、張さんの妹・張月琴さんの自宅に不当に侵入し、家宅捜索を行い、月琴さんを連行した。その翌日、月琴さんは市留置場に移送され、拘禁された。

 張さんは妹が連行されて10日後、城管派出所に行った。張さんは所長と指導員に「法輪功修煉者は法輪功の『真・善・忍』に従い、良い人を目指して努力しています。妹は決して法律違反などをしていません」と言い、妹の解放を強く求めた。張さんは派出所を出てから、警官に尾行され、身柄を拘束された。その後、迎沢区裁判所に懲役7年の不当判決を宣告され、晋中市祁(き)県刑務所に拘禁された。妹の月琴さんも実刑判決を下された。

 刑務所で張さんはさまざまな迫害を受けた。2010年、張さんに胃がんの症状を現れた。そのことを知った家族はいち早く、治療のための「一時出所」を申し出たが、地元の派出所に妨害されたため、手続きができなかった。今年11月3日、張さんは危篤に陥り、家へ戻されたが、半月後の11月18日、無念な思いを晴らすことなく、この世を去った。

 祁県刑務所には多くの法輪功修煉者が拘禁されており、刑務所側は修煉者たちを転向させるため、非人道的な残忍な迫害手段を用いている。この刑務所の迫害により修煉者・ラン福生さんが2007年4月8日に死亡したという。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2012/11/25/265854.html)
 
関連文章