武漢市:銀行の課長が不当連行される 
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 【明慧日本2012年12月8日】湖北省武漢市の農業銀行漢口支店の課長である、法輪功修煉者の顔克倹さんは先月6日、勤務中に突然、武漢市公安局に連行され、家財を没収された。現在、顔さんは武漢市青山区白玉山北湖農場の洗脳班に拘禁されている。610弁公室は顔さんの勤務先に、2人を監視役として洗脳班へ派遣するように命じた。顔さんの家族は冬着を届けることができず、面会もできない状況である。

 1996年4月に顔さんは法輪功の修煉を始め、「真・善・忍」の原則に従って厳しく自分を律するようになった。 

 顔さんは修煉をする前、胃炎・偏頭痛・低血糖などの病気を患っていたが、法輪功の修煉をして間もなく、各種の病気がいつの間にか消えた。そのうえ、体力がついて、仕事の能率が高くなった。同時に、顔さんは賭博の悪習を改善し、家でも威張っていたが、今は殴られてもやり返さず、罵られても罵り返さず、家庭の雰囲気はますます良くなった。 

 そのほか、顔さんは各企業に行く時、ほとんど自費で交通機関を利用するかあるいは自転車に乗るようになった。企業の公金での招待を断り、贈り物などをも一切受け取らなくなった。理解できない人は「あなた達の上司も受け取ったのに、何を恐れているのですか?」と不思議そうに質問し、顔さんはいつも「私は法輪功修煉者ですから」と答えた。 

 10年前、勤務先は20階建ての社宅を新築し、エレベーター・冷暖房などの一連の設備が揃っており、室内装飾まで無料にしてくれた。顔さんは100数㎡の部屋を配分される条件を満たしていたが、現在自分が所有している2DKは十分に住めると考えて、申請しなかった(全銀行で唯一申請しない職員だった)。他の人は「皆が競争で手に入れたいものでも、あなたは欲しがらないなんて」と驚いていた。

 何度も迫害を受ける 

 しかし、顔さんは法輪功を学んでいるという理由で、中国共産党が法輪功を迫害して以来、3回洗脳班に不当に連行され迫害を受けた。 

 2001年~2002年2月、顔さんは11カ月間拘禁され、期間中に何度も滅多打ちにされ、医者は脳外傷症候群と診断した。 

 家に戻されて間もなく、体も精神もまだ回復していない顔さんは、8月末に再び勤務先から洗脳班へ不当に連行された。顔さんは体調が悪く吐き気がして、約20日間正常に食事をすることができない状況下で、7、8人の警官が毎日顔さんの体を押さえながら、髪の毛を引っ張り、鼻をつまんで、口をこじ開けて灌食を行い、顔さんの吐き戻したものまで入れた。同時に、数十人が交替で顔さんに対して「攻略戦術」を実施し、連続数日間にわたって睡眠を許さず、法輪功と法輪功の創始者を誹謗中傷するスローガンがたくさん貼ってある独房に閉じ込め、法輪功を中傷する録画を最大音量で、24時間繰り返し強制的に見せた。しかし、顔さんは屈しなかった。 

 前後の見境もなく怒った警官は、顔さんを長時間壁に向けて立つように強制し、立つことができなくなると、警官は顔さんの頭を壁にぶつけて、殴ったり蹴ったりし、顔さんが体中傷だらけになり、けいれんを起こしても暴力をやめなかった。顔さんが法輪功を学び続ける意志を表したため、翌日、警官は骨と皮ばかりに痩せこけて、意識がもうろうとしていた顔さんの両手を後ろに縛り、ひざまずかせ、窓の鉄筋に吊り上げた。顔さんの膝は擦り切れて、血だるまになり、また体を「大」の字に鉄筋に縛り付けられ、その状態で何日も苦しめられた顔さんは意識を失った。警官は顔さんを下ろすどころか、かえってつま楊枝で傷口の中を突き刺さしたり、竹串で全身の敏感な部位を刺し、そしてタバコの吸い殻を鼻孔に近づけて燻した。情報を知る人の話によると、その時の顔さんは植物人間のようになったと言う。 

 2012年11月6日、顔さんはまた不当に連行され、家族は冬着を届けたくても届けられず、面会もできない状況である。

 (注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2012/11/29/265993.html)
 
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