【明慧日本2012年12月7日】山西省太谷県の法輪功修煉者・韓来清さんは、先月18日午前10時ごろ、太原市府東街で法輪功のチラシを配っていた法輪功修煉者の女性が警官に連行されるところを阻止し、女性を助けようとした。しかし、韓さん本人も杏花嶺派出所に連行された。
警官は派出所で、韓さんの身体検査をして携帯電話を捜し出し、大家に電話した。その後、警官は韓さんの借家の家宅捜索を2回行い、家にあった携帯電話、電話カード、パソコン1台、プリンタ1台、法輪功のチラシ、現金3千元などを没収した。
韓さんの妻は事情を知った後、当日の夜9時過ぎに同派出所に駆けつけ、夫との面会を要求した。警官は「会いたければ、身分証明書と婚姻証明書を持って来い」と言いながら、妻と、妻と一緒に来た法輪功修煉者の女性2人を派出所に拘留した。
翌日の午後、妻は尋問記録に強制的にサインさせられて、解放された。
韓さんは同派出所で尋問され、指紋を採られ、採血された。そして、翌々日の20日、地元の廟前派出所に移送された。
その後、韓さんの妻は杏花嶺派出所に呼び出され、夫の拘留証明書にサインするよう強要されたが、妻は拒否した。
韓さんはかつて、懲役9年の不当判決を言い渡され、刑務所でさまざまな拷問を受けたことがある。
2001年の冬のある日、韓さんは法輪功のチラシを街で配っていた際に、警官に連行され、留置場に拘禁された。留置場では殴打されたり、両手を手錠で背部に固定されたりした。その後、懲役9年の不当判決を宣告され、2003年9月に晋中刑務所に収容された。
刑務所で韓さんは囚人服を着ないとして、警官に指示された受刑者に殴打された。韓さんはトイレに連れて行かれ、木の棒で殴打された後、刑務所内の裏の独房に移された。下半身を蹴られたりしながらも、韓さんは従わず、さらに意識不明になるまで受刑者らに靴などで激しく殴られた。
2009年末、刑務所側は入所者に「年末の審査と総括」を書くように要求した。韓さんはその要求を拒否したため、警官に暴力を振るわれた。絶え間なく全身を殴打され、特に下腹部を打たれたため血を吐き、起き上がれなくなった。このような状態になっても引き続き殴られ、4日間吊るし上げられたりして、さまざまな迫害を加えられたが、韓さんは屈しなかった。そこで、警官は韓さんを食料倉庫に監禁し、反省書を書かせようとして、爪を針で刺したり、指を火にかざしたりし、韓さんに対する残酷な迫害は18日間も続けられた。
9年間にもおよぶ非人道的な迫害を受けた韓さんは現在、太原市第二留置場に拘禁されている。
(注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)