河北省:刑期満了の法輪功修煉者 危篤状態で解放される
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 【明慧日本2012年12月20日】法輪功修煉者・趙玉環さんは河北省秦皇島市の中学校教師で、石家荘の女子刑務所に4年間拘禁され、今年11月28日に刑期満了となった。危篤状態の趙さんは5、6人の受刑者にシーツで持ち上げられ、刑務所の表門まで運ばれ、そして4、5人の警官が610弁公室まで車に乗せた。趙さんは自力ではまったく身動きできず、ただ横たわっていた。

 趙さんは1999年の4・25のすぐ後に法輪功を学び始め、心身ともに健康になった。1999年7.20以降、度々北京に行き、法輪功の真相を伝えた。

 2000年、趙さんは 秦皇島市610弁公室に身柄を拘束され、開平労働教養所で不当に労働教養2年を強いられた。

 2002年10月、再び連行され、唐山開平労働教養所で2年間拘禁され、さまざまな方法で迫害された。拘禁中、何度も作業場の地面にある輪に手錠を固定され、電撃・暴行を加えられ、また強制灌食、独房に監禁、死人ベッド、吊り上げなどの拷問を受けた。

 2008年11月30日、趙さんは北京で法輪功の真相資料を配っていた時、同市の公安局和平街派出所に連行され、その後、懲役4年を言い渡された。北京の有名な弁護士が無罪弁護をし、法律の角度から趙さんの行為はすべて合法的だと述べた。裁判長と検察院の2人は応答できなくなり、最後には「協議してから決定する」と言い、うやむやのうちに閉廷した。 

 2009年8月7日、河北省石家荘女子刑務所に拘禁され、刑務所でさまざまな迫害を受けた。趙さんは迫害に抗議して断食したため、毎日2回強制的に灌食された。灌食をするために4、5人の受刑者が趙さんをあお向けにして、4階から1階まで階段を引きずって往復した。趙さんは腰背部から足まで皮膚が青紫色になった。受刑者は罵ったり蹴ったりして趙さんを刑務所の病院の床板に押し付けて、強引に灌食した。服は擦り切れてボロボロになった。 

 趙さんは長期にわたり断食し、強引に灌食されながらも吐き出した。このような状態にも関わらず作業を強制された。趙さんは広場で、「法輪大法は素晴らしい」「法輪功への迫害を停止させよう」「法輪功修煉者を無罪で釈放するように」と大声で叫んだため、4、5人の監視役から殴る蹴るの暴行を受け、顔から足まで全身青紫色になり、また口の中に雑巾を詰め込まれて、口の周りが傷だらけになった。その場にいた四監区の250数人の受刑者は、多くの人がその様子を見るに忍びない様子だった。 

 半月以上連続して苦しめられた趙さんは、腰や足をひどく痛めつけられ、立ち上がれなくなり、作業部屋の冷たい床板の上に1日中放置され、失禁して衣服はいつも濡れたままだった。 

 出所4日前、2人の受刑者が病院で趙さんを押さえて点滴をしようとして、手、足、頭など数カ所に針を刺した。趙さんの全身は浮腫んでいて血管が見つからず、結局点滴できなかった。趙さんは息も絶え絶えの状態で、手足は冷たくなり、尿を失禁してズボンは濡れていた。夜になって、趙さんは大広間の床板の上に放置され、凍えて全身が震え、顔は蒼白だった。警官はまた趙さんを濡れた布団の上に置いて、服を全て脱がせ、趙さんは震えて身体を丸めた。この様子を見て多くの人が涙を流した。 

 健康だった趙さんは、かすかに呼吸しながらも、家に戻された。 

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2012/12/3/266139.html)
 
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