河北省:法輪功修煉者に不正裁判 検察は途中退場
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 【明慧日本2012年12月23日】河北省石家荘(せっかそう)市の裕華区裁判所は今月7日、開廷にあたり数十人の警官及び私服警官を所内のいたるところに配置し、所外に数十台の警察車両、大勢の警官を動員し、法廷の周りを囲んで警備した。一方、被告人の家族たちはわずか3人しか傍聴の許可が得られなかった。

 裁判所の法廷の場で弁護士は、不当逮捕された被告人・孫濤さんの無罪を弁護し、「神韻芸術団世界ツアー公演」を収録したDVDを配布したという理由で「国家法律転覆罪」の罪を着せられたことを非難した。また、起訴状で罪を被告人に着せようとすることに対し、直ちにこれは刑法に対する間違った理解によるものだと指摘した。さらに、本案の証拠とされていたDVDが法廷で裏づけられていないことなどにより、起訴状に法律と事実の証拠を示すことができず、提出された証拠は不十分であると強調した。

 しかし検察側は、法輪功及び孫さんを誹謗中傷する虚言を言い放った。それに対して、孫さんは「1、『天安門焼身自殺』事件は完全に江沢民集団が自ら脚色し、画策したもので、法輪功に罪の着せようとした事件です。2、『世界滅亡』になる説は、私の師父(法輪功創始者)はまったくおっしゃっていません。完全に中共のでたらめです。3、法輪功を修煉するまでは、リューマチや貧血などの多種の疾病を患って仕事もできないほど苦しんでいましたが、修煉を始めた後、わずか20日間に心身ともに回復しました。4、国営マスコミでデマを流されたため、法輪功を敵視した夫から長年のストレスの中で離婚されても、夫のことを恨まずに夫の両親を見捨てず、老人をよく介護し、子供の面倒をよく見るなど平穏な家庭生活を築いていました。中国の法律にも法輪功の信仰を禁止すると書かれていません。一方で善、悪ともにその行いには報いがあるもので、将来、法輪功への迫害に加担した悪人の身には必ず不幸が起こります」と論述した。

 法廷の場で検察側は、偽の証拠をもとに起訴したため、孫さんの反論の前で、返答に困った挙句に詭弁を続けられなくなり、こっそりとその場を立ち去った。

 孫さんの家族は、10ヵ月来の不当監禁で深刻に人権を蹂躙され生命の危機にさらされている孫さんを非常に心配しており、孫さんが一日も早く釈放されるよう救援を呼びかけている。

  (注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2012/12/12/266477.html)
 
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