拷問の再現:後ろ手で手錠をかけられ木の棒を差し込まれる |
康さんに対する拷問はこうして2時間以上続けられ、康さんは心身ともに大きなダメージとショックを受けた。上下の前歯が全部抜け、ほかの残った歯も全部歪んだ。そして、右目の視力が落ちて、物がはっきり見えなくなり、3メートル先の人の姿も識別できなくなっていた。右耳もひどい損傷を負い、聞こえなくなった。さらに、脇の骨が一本折られ、顔が大きく腫れた。両手は麻痺し、神経に損傷を負った。警官らはその後、康さんをハルビン市第一留置場に護送して監禁した。そして、康さんは懲役14年の不当判決を言い渡された。
康さんは昨年7月25日、黒竜江省の呼蘭刑務所に護送され監禁された。この呼蘭刑務所で4カ月間にわたって迫害され、「強制転化」のターゲットとなり、更なる迫害を受け尽くした。警察に殴られた康さんは自力でトイレにも行けなくなった。元気だった人がこれほど拷問され、人の助けがなくては自力で動けなくなった。体中に傷を負った康さんは、まるでわずか数カ月の間に「別人」のようになり、変わり果ててしまった。