写真:卍(まんじ)、太古の記号
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 【明慧日本2013年6月20日】

写真1:古代ローマの建物の卍。2:古代ギリシャ陶器の卍。3:韓国のお寺の大門にある卍。4:古代のチベットや日本、キリスト教にもある卍。5:古代ギリシャの建物の卍。6:仏像の卍。

 卍(まんじ)は古い記号であり、古代インド語では「SVASTIKA(スバスティカ)」と読み、幸福や幸運を象徴し、東西の古代文明の遺跡にも見られました。この記号は、最も古いもので紀元前2500年~紀元前3000年のインドとアジア中部に見られたという説があります。1933年のある研究は、紀元前1000年頃、卍がインドからペルシャを経て、アジア西部からギリシャへ、それからイタリアを通ってドイツまで伝わったと発見しました。

 実は、卍は古代ギリシャで広く使われており、教会の建物や神器などにもこの記号がありました。紀元前10世紀~前8世紀、古代ギリシャの彩色陶器に卍があり、古代ローマの祭壇にも卍の記号がありました。早期のキリスト教にも卍が現れました。古代インド、チベット、日本、韓国などの仏教に関係する場所にも卍があります。

 卍は古代の東西文明に広く存在しており、さらにアフリカ、南アメリカにも現れました。フランス・ルーヴル美術館に保存されている6千年前のメソポタミア陶器にも卍が描かれてあります。古代の仏像や仏の絵では、仏の胸に卍の記号がありました。

 卍は、法輪図形の構造の重要な一部分でもあります。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2013/6/13/275294.html)
 
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