写真:仏像の胸の前の卍符
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 【明慧日本2013年6月22日】卍(まんじ)符は古代の東西文化の中で、普遍的に見られる符号であり、それは佛家の重要なシンボルでもあります。古代の佛像の胸の前、および佛家の一部の法器の上にも刻まれています。

 卍符の英語スペルは「swastika(スワスティカ)」で、これは梵語の「svastikah」から由来しています。昔は「吉祥海雲」と解釈され、それは吉祥の集まりという意味や、「善なる徳が永遠に存続する」などの意味があります。また「悟り」の意味もあり、覚者のシンボルとして、佛像の胸の前に刻まれていいます。

 卍符は仏教とともに中国に伝わってき、当時の釈迦牟尼佛像の胸に卍符が刻まれていました。卍符の読み方について、唐時代の玄装法師は万徳荘厳の意味で「徳」と訳しました。後に吉祥万徳の集まりという意味で「万」と確定しました。

 卍符は佛教に特有のものではありません。世界各地の古代遺跡の中で多くの卍符の痕跡が見られます。

 今日、この卍符は時空を越えるシンボルになり、法輪図形の重要な構成部分でもあります。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2013/6/16/275437.html)
 
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