重慶市:重慶大学の定年退職者 洗脳班に拘禁される
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 【明慧日本2013年7月31日】重慶大学実験室の退職技師で、法輪功修煉者の谷九寿さん(74歳男性)は今月14日午前、沙坪バ区の市場で「神韻公演」のDVDを配り、法輪功が迫害されている真相を人々に伝えた際、「城管」(街を巡回し見つけた露天商が違法かどうかに関係なく、自分たちの判断で不当に拘束する。制服を着ているが警官ではない)に暴力を振るわれ、腰を痛めて大小便を失禁してしまった。

 しかし、沙坪バ区石景坡派出所の警官は負傷した谷さんを派出所に連行し、その後、沙坪バ街道弁事務所の人員と結託して、谷さんを千竹溝洗脳班まで不当に連行した。

 千竹溝洗脳班は重慶市沙坪バ区の歌楽山鎮龍井湾にある。情報筋によると、洗脳班の中には鉄のドア、鉄の窓の小さい部屋がたくさんあって、拘禁された法輪功修煉者は洗脳を加えられ、肉体的・精神的に苦しめられるという。

 谷さんの家族は洗脳班へ行き、谷さんの解放を強く要求した。

 谷さんは法輪功を学んでいるという理由で、14年来、中共(中国共産党)当局から連行、拘禁、労働教養処分などを何度も受けてきた。

 2000年6月18日、谷さんは北京へ行き、法輪功に対する迫害の停止を求めたが、警官に不当に連行されて地元に送還された。その後、労働教養1年を宣告され、市北碚区西山坪労働教養所に拘禁された。

 2001年5月末、教養所側は谷さんを「転向」させるため、谷さんの睡眠を数日間はく奪し、細い麻縄を使って長時間、谷さんの両腕と両手を縛った。その後、谷さんは労働教養期間を6カ月間延長された。

 2003年5月9日、谷さんは自宅で警官に不当連行され、再度、労働教養3年を宣告された。教養所で、谷さんは警官に強制されて「三書」を書いたが、その後、書いた「三書」を無効にすると明言したので、「厳管組」に移送されて拘禁された。「厳管組」で谷さんは食事も水も与えられず、長時間、小さな椅子に座らされた。そのため、臀部がただれて出血した。しかし、下着の洗濯さえも許されなかった。

 ある日、警官の指示で受刑者らが谷さんに暴力を振るった。1人の麻薬犯が鉄ハンガーで谷さんの頭部を殴ったため大量出血した。もう1人の麻薬犯が谷さんの踝(くるぶし)の関節を殴り、腫れた踝を爪楊枝で刺した。銃の不正販売で逮捕された劉文正に額を酷く殴られ、谷さんは一時失明状態になった。1カ月後、やっと視力が回復したという。

 2009年5月27日、谷さんは沙坪バ区で法輪功が迫害されている内容のチラシを配ったとき、渝碚路派出所の警官に不当連行されたが、その日の夜に解放された。

 2009年9月、谷さんは沙坪バ区公安支局に労働教養1年を宣告され、労働教養所以外の施設に拘禁された。

 2011年8月8日、谷さんは警官に尾行されて連行され、歌楽山洗脳班に拘禁された。谷さんは連続して暴行されたため腰を負傷し、人の介助がなければ座って食事をすることができなかった。

 今月、不当連行された谷さんはすでに洗脳班に拘禁されたという。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2013/7/18/276833.html)
 
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