明慧法会|日々の暮らしの中で師父とともにいる(一)
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文/河北省の大法弟子

 【明慧ネット2013年7月13日】師父は『米国法会での説法・ニューヨーク法会での説法』の冒頭で「実は修煉さえすれば、私はあなたの身近にいます。修煉さえすれば、私はあなたに最後まで責任を持つことができ、しかも私は時々刻々皆さんを見守っています」[1]とおっしゃいました。私は億万の大法弟子の中の平凡な一員で、師父にお会いしたこともありませんが、しかし師父は時々刻々、身辺に実在しています。修煉の日々は私の生命において、過去にも将来にも二度とない至福の歳月であり、それは師父が一緒にいてくださるからです。

 情に対する執着を取り除く

 『転法輪』に「常人とは情のために生きているものです」と説かれています。修煉前の私も情をとても重んじて、人生に互いの思いやりや、優しさがないとつまらないと思いました。そのため、結婚相手を選ぶ時、容姿、経済能力などの条件をあまり重視せず、優しさだけを第一条件にしました。そこでとても優しく私を包んでくれる男性を選びました。朝、彼は歯ブラシに歯磨き粉をつけて私に渡してくれるほど、私を大切にしてくれています。

 しかし1997年、私が大法修煉を始めてから、夫は丸々一年も冷たい顔をして私と会話しませんでした。修煉前、体調が悪いため私は退職しましたが、修煉後は健康になっても、私は就職せずに夫が経営する小さい工場で手伝いました。そのため毎日、彼の「無言の暴力」を受けていました。法理の上で、彼の態度は私の向上のための試練だと分かって、私は師父のおっしゃった「内を修めて外を安定させる」[2]通りにしなければならないと思いました。

 彼が外で知った女を家に連れて戻った時、私は自分の上着を寒さで震える彼女にはおって、暖かいお茶を渡して、それから大法の真相を伝えました。我が家を出る時、彼女は「貴方がこんなに良い人とは思わなかった」と言い残してくれました。

 2001年のある日、娘は無邪気に「お母さんは俗世間を見限ったのですか? お父さんのかばんに女の写真がありますよ」と言いました。実は私が見たのは写真どころか、新しく編んだ毛糸のズボン、おしどりが刺繍されている靴の中敷き……。私は落ち着きを装って、何も言わずに娘と銭湯に行きましたが、銭湯で意識を失って倒れました。

 ネット関連商品のセールスをする女性もよく夫の工場を訪ねて、夫ととても仲良い雰囲気で会話をしました。私はとてもやきもちをして、そばで見て、とうとう見ていられなくなって家に帰りました。帰ってから煉功しながら涙を流しました。仕方なく、私は連ドラ『八仙人』の歌、「仙人には煩悩がなく、名利を気にしない」を歌い始めました。自分は神の次元を目指して修めているのではありませんか、このことに遭遇して喜ぶべきだろうと思いました。

 こんな状況でも、私は夫の兄弟の嫁たちと交代で入院中の義理の父の面倒を見ていて、オムツを洗ったり、父にご飯を食べさせたりしていました。しかし姑は数人の嫁にとてもうるさくて、夫の弟の新婚の奥さんは私に「お姉さん、都市部出身の貴方がこんなによく姑に仕えるのを見ていなかったら、私はとっくに姑に反発しました」と言いました。

 夫との緊張した雰囲気から逃げたいので、外の仕事を探そうとも私は思いましたが、大法のことをやるために私はたくさんの時間を必要とします。そして、この環境は自分の円満成就のために按排されたと、夢で師父がご教示されたこともありました。また、師父は夢の中で私の不足、例えば疑心や、怒りっぽいことなどもご教示くださいました。

 長く続いていた重苦しい生活に、私の心は粉々になりましたが、師父は大いなる慈悲で私の心を縫い合わせてくださいました。

 2003年の冬のある日、家の鍵を忘れた私は夫に電話をかけました。宴会の騒がしい音を耳にして、とても長く待ってやっと夫は帰宅しました。私の心は体と同じように凍りついていました。翌日、私は学法しながら我慢できずに泣き出して、心の中で師父に「師父よ、私はこんなに苦しんでいます。彼と離婚します」と話しました。師父の法身は本当に目の前に現れ、大きく堂々としていて、微笑みながら私に「何が欲しいですか」と聞きました。私は少しの躊躇もなく「私は大法が欲しい」と即答しました。「修煉を続けますか」「続けます」師父が私の掌の上で一掴みをすると、先ほどの辛い思いはきれいに消えました。師父、先ほど私は本当に師父に会いましたよ! 翌日、オートバイに乗って同修に真相資料を届ける途中でも、私は感動の涙を拭いていました。天上では数人の神様が私に伴って、彼らも移動しながら涙を拭いて、「法輪大法は身に情欲が満ちた人を神にさせた」と話していて、大法の威力に感服しました。

 その時、怒ることが一種の物質であると私は見えました。私が自分をコントロールできない時、それは黒い雲のようになって、頭上で仕方が無いように私を見ていて、私が腹を立てた時、その物質はすぐ私の頭の中に入ろうとします。

 長期にわたり魔難から抜けられなくて、ある日私は心の中で師父にその原因を聞きました。夜0時の発正念をしてから、私は夢を見ました。夢の中で一塊の黒っぽくて灰色っぽい霧が私に「貴方は昔○○だったことを覚えているか」と聞きました。私は頭を横に振りました。その霧はとても厳しい声で「たとえ覚えていなくても、昔の借りを返さなくても良いとでも思うのか」と言いました。私も大きい声で「あれは貴方達が無理に私に押しつけたもので、私は認めない」と答えました。それで私は目が覚めて、時計を見たら深夜の0時33分でした。私と夫の間のトラブルは一種の外部からの力にコントロールされていて、旧勢力は私の過去を掴んで放さないと私は分かりました。実は夫の立場に立って考えると、夫もいろいろと辛いことに耐えています。しかし彼は一度も師父と大法に不敬なことを言っていません。彼は私に大法の事をしてほしくありませんが、私を阻止したこともありません。特に私が彼の取引先や友達に流暢に真相を伝える時、彼はいつも誇らしい笑顔です。彼は心の底から妻の私を感心していると私は分かっています。しっかり修煉して、将来、彼に恩返しをしないといけないと、私は思っています。

 それから私は色魔の猛烈な妨害に遭いました。夢の中の色魔は憎々しげな容貌をした男で、私の空間場の中であちこち歩いて、手を伸ばして私を掴もうとする時もあります。現実世界での現れとしては、突然ある男性同修が私に異常に優しくなりました。その時、色情は一種の黒っぽくて灰色っぽい、ねばねばした物質であるのを見えて、私の心臓にくっつけてくると、少し甘い感じがします。その男性同修と距離を保っていますが、彼の言った甘い言葉は常に脳裏に響いて、たとえ何も考えなくてもそれが勝手に浮かびます。自分の身に不正な物質があるため、相手はそのような言動をしてくるわけです。私は多く学法して、発正念して悪い物質を除去します。もう一度夢を見ましたが、夢の中でその憎々しげな顔をする男性は建物の半分の高さでうろついていて、私はもう屋上に上りました。

 色欲の邪魔に挫いている同修にこう教えたいです。相手は本当に貴方のことが好きだとか、自惚れて自分がどれほど可愛いだとか思わないでください。あなたを落とすために、相手は色魔に利用されてそのようにして、そのように言っただけです。

 (続く)

 (明慧ネット第9回中国大陸大法弟子の修煉体験交流会)

 

注:
[1]李洪志先生の著作: 『ニューヨーク法会での説法』
[2]李洪志先生の著作: 『精進要旨』「内を修めて外を安定させる」

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2012/11/10/264109.html)
(English: http://en.minghui.org/html/articles/2012/11/19/136366.html)
 
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