文/海外の大法弟子
【明慧日本2013年7月13日】今年6月のある週末のことでした。北京から来たある留学生が私たちのブースの前に来て、展示品をいろいろ見ていました。私はすぐその人に近づき「こんにちは、『共産党についての九つの論評』を無料で差し上げますよ。中共(中国共産党)の臓器狩りの真相の小冊子もあります。真相がお分かりになると思いますよ。いかがですか」と声をかけました。
その人は「私は今年の9月に卒業して帰国します。要りません」と言いました。私は彼に「どうしてですか? あなたは真相についてご存じですか?」と聞きました。
彼は「現在、中国の経済はかなりいいので、そんなに早く潰れないと思います」と言うので、私は「中国は潰れません。天が滅ぼすのは邪悪な共産党です。しかも、国内はバブル経済であっても、国民経済と庶民にとっては何の得もなく、お金はただ少数の人たちのポケットに入るだけです」と話しました。
続けて「私はもともと科学研究の部門で働いてきました。ハイテク材料というのは一般的に十数年の研究を経て、ちょっとした成果を収めることができるものです。目の前にすぐ利益を生み出せないから、潜在能力のあるプロジェクトでも支援してもらえず、潰れてしまいます。だから中国はハイテク技術の領域では何の成果もありません。もし中共が本当に子孫たちのことを考えているならば、このような重要なプロジェクトを潰すわけがありません」と話しました。
「あなたは大学院生だからお分かりになると思いますが、このような経済発展は正常ですか? 北京の陸橋は、外見は壮観ですが、あなたがまだ幼い時、つまり十数年前、造られたばかりの陸橋が翌年に崩れたことがあります。私の友達は建築材料の経営をしていますが、彼は北京の陸橋がおから工事で、とても深刻だと話しています」 ここまで聞くと彼は「分かっています。確かにそうです」と答えました。
彼は「しかし、それでもすぐには崩壊しないでしょう。それに私は無神論者で、あなたが話していることは信じません」と言いました。私は「無神論は共産党の邪悪な本質で、あなたはそれらに騙されました。北京の500カ所以上のお寺が中共により破壊され、文化大革命の時はもっとひどかったのです。目的は人々に共産党の邪な理論を信じ込ませ、人々を愚かにするためです」と言い、続けて「法輪功は佛家の修煉大法で、真・善・忍を修めています。天安門事件は中共によりでっち上げられたのであり、中共が法輪功修煉者の生体から臓器を摘出することはこの世界でかつてなかった最も邪悪な罪です。このような邪悪な党が存続することができますか? 人が治めなければ天が治めます。昔、古代ローマでイエスを十字架に磔にし、キリスト教徒を残酷に迫害しました。その後4回の急性伝染病で強大なローマ帝国は崩壊しました。中共は1億人の良い人たちを迫害して、良い報いがありますか? 天が中共を滅する前、その組織に入った良い人たちが一日も早く脱退するのは当然のことです」と話しました。一つ一つの話に、彼はしきりにうなずいて、「脱退します」と言いました。
別れる時、彼は涙を流しながら私に「おばさん、本当にありがとうございます。最初は信じませんでしたが、あなたの優しい表情に引かれました。私は何回も冷たく接したのに、気にせず、焦らず、人々に優しく接する態度に本当に感動しました。それであなたとおしゃべりがしたかったのです。今日のあなたの話で、私は本当に分かりました。おばさんにお願いします。おばさんを抱きしめてもいいですか」と言い、抱きしめて別れる時「おばさん、十分注意してください」と言いました。
彼の話に私も感動しました。私は彼が救われたことを嬉しく思い、同時に師父がおっしゃったことを体験することができました。「慈悲は能く天地の春を溶かし 正念は世中の人を救う可し」[1]
注:
[1]李洪志師父の著作:『洪吟二』「法正乾坤」