貴州省:8年間刑務所に拘禁された法輪功修煉者が死亡
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 【明慧日本2013年9月25日】貴州省の法輪功修煉者・馬天軍さんは2002年8月、妻・李毅さんと共に法輪功が迫害されている真相を街で人々に伝えていた。そのため、夫婦は警官に不当連行され、懲役11年の実刑判決を宣告された。その後、馬さんは刑務所で迫害されて寝たきり状態になり、話すことさえできなくなった。そのため、馬さんは2010年末に「重病のため服役中の一時出所」を申請して帰宅したが、中共(中国共産党)当局に監視され続け、今年7月3日、無念な思いを晴らせないまま、死亡した。享年54歳。

 馬さんは貴州省六盤水市で仕事をしていた。中共(中国共産党)当局が法輪功に対する弾圧を開始して以来、馬さん夫婦は法輪功の修煉を続けているという理由で、地元の公安局に指名手配され、放浪生活を余儀なくされた。

 2002年8月26日、馬さん夫婦は貴陽市で法輪功が迫害されている事実を伝えていた際、興関派出所の警官に連行された。

 興関派出所の警官らは、馬さんを地面に倒して手足を押さえつけた上、胸の上に腰掛を置いて、その上に警官が座った。さらに、警官らは鉄製の円盤のようなものを使って、馬さんの手足を殴打し、馬さんは外見からは見えない傷を負った。その後、貴陽市公安局に送られた馬さんは、両足を枷で固定され、吊るし上げられた。4日間、吊るし上げられた馬さんは、さらに、トウガラシ水を口に入れられ、スタンガンで電気ショックを加えられた。また、ベルトで打たれるなどの迫害を加えられた。

中共酷刑示意图:吊背铐
拷問図:吊るし上げ

 その後、馬さん夫婦は市南明刑務所に移送され、6日間、一睡も許されなかった。

 2003年5月、南明区裁判所は馬さんと妻・李さんに懲役11年の実刑判決を宣告した。そして、馬さんは都匀(といん)刑務所に拘禁され、妻・李さんは羊艾刑務所に拘禁された。

 刑務所で馬さんは窓に手錠で繋がれ、25日間吊るし上げられた。2004年3月10日、馬さんと4人の法輪功修煉者が、法輪功を誹謗中傷する洗脳用の漫画を破ったという理由で、警官にスタンガンで電気ショックを加えられ、法輪功を誹謗中傷するビデオを1カ月以上見せられた。その後、馬さんは独房に拘禁された。

酷刑演示:电棍电击
拷問の実演:電気ショック

 都匀刑務所は法輪功修煉者に対して、死人ベッド(拷問)、独房監禁、スタンガン、湯を浴びせる、タバコの火で焼く、強い明かりで両眼を照らす、灌食(拷問)、刑期延長、24時間監視、奴隷労働、睡眠の剥奪、トイレへ行かせない、食物への薬物混入、人格の侮辱などの手段を使い、修煉者たちを苦しめている

 数年来の迫害で、馬さんは危篤状態に陥り、帰宅後も状態は悪化し、今年7月3日に亡くなったという。

 (注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2013/8/24/278577.html)
(English: http://en.minghui.org/html/articles/2013/9/3/141800.html)
 
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