河北省の小学校教師 10回にわたって不当拘禁
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 【明慧日本2013年10月3日】河北省廊坊市の第八小学校の教師・陸彩霞さん(58歳女性)は法輪功を学んでいるとして、中共(中国共産党)当局に10回にわたって連行された。陸さんの息子も法輪功の修煉を堅持しているため、当局の迫害によって危篤に陥ったことがあった。

 陸さんは1995年に法輪功を学び始めた。法輪功の修煉によって心身ともに健康になり、平穏な家庭を築いた。陸さんはいつも「真・善・忍」に従って実践した。人のことを優先し、仕事は真面目に取り組み、優秀教員として表彰された。上司・同僚・生徒・保護者からの評判も良かった。

 しかし、1999年7.20、当局が法輪功への弾圧を開始した。陸さんは法輪功の修煉を続けているため、当局に連行・拘禁・家財の没収・洗脳・罰金・労働教養・解雇などの迫害を受け、心身ともに傷つけられた。

 1999年7月18日、陸さんは朝、公園で法輪功の功法を練習した後、帰宅した。5~6人の私服警官が陸さんの後について、陸さんの家に不法侵入した。警官らは法輪功の書籍を見せてほしいと言い、陸さんが本を見せると、法輪功の書籍を全部没収された。そして、警官は「お前に話がある。ついて来い!」と陸さんに言って、陸さんを南門外派出所に連れて行った。派出所で陸さんは警官に「法輪功の修煉を放棄する、陳情に行かない」という文言を書面に書くよう強いられた。

    2000年4月21日、「4.25」が近づいたため、新開路派出所の警官は陸さんの学校に行き、陸さんに「法輪功の陳情に行かないと誓え!」と強要したが、それを拒否した陸さんは留置場に拘禁された。4月25日、勤め先の校長が留置場に行った。校長は陸さんに「廊坊市安次区の監察局からあなたを解雇するという通知をもらった」と話した。そして、陸さんは不当に解雇された。

 留置場で陸さんは手錠をかけられたため、手が青紫になって腫れ上がった。その後、陸さんは市霸州留置場に移送され、留置場で法輪功の功法を練習したところ、殴打された。陸さんは二カ所の留置場で50数日間拘禁された。

 2000年10月1日、陸さんは北京へ行き、法輪功への迫害停止を求めたが、天安門広場で連行された。その後、陸さんは脱け出た。

 2001年元旦、陸さんは再び北京へ行き、法輪功に無実の罪が着せられていると訴えたが、天安門広場で警官に連行され、北京大興県の派出所に入れられた。派出所で陸さんは3日間断食をして迫害に抗議した後、帰宅させられた。

 その後、陸さんと息子は深セン市に行った。2001年5月9日、陸さんと息子は、深センの住宅で警官に身柄を拘束され、南山区留置場に拘禁された。留置場で陸さんは断食をして不当拘禁に抗議したが、野蛮にも灌食された。留置場に8カ月間拘禁された陸さんは、3年の労働教養処分を下され、広東省三水市女性教養所に収容された。

酷刑演示:野蛮灌食
拷問のイメージ図:卑劣な灌食

 教養所で陸さんは、24時間監視され、人格を侮辱されたり、トイレへ行くことを禁止されたりした。これらの迫害によって、陸さんは高血圧症、脳動脈硬化症の症状が現れ、治療のため、「一時出所」で帰宅した。

    2004年12月13日、陸さんは路上で突然現れた警官に連行され、廊坊市洗脳班に送り込まれた。その後、警官は陸さんの自宅の家宅捜索を行い、「法輪功のチラシが一箱見つかった」という理由で、陸さんに労働教養処分を下し、唐山市労働教養所に送り込んだ。教養所で陸さんは再び残酷な灌食などで苦しめられた。

酷刑演示:野蛮灌食(绘画)
拷問のイメージ図:卑劣な灌食

 2005年の正月(旧暦)、10数人の警官は陸さんを椅子に縛りつけて強制的に灌食を行った。教養所の迫害によって、陸さんは痩せこけて衰弱した。足に力が入らず、動悸が激しく、血圧が高くなった。毎日ベッドに横になるしかできず、自力でトイレへ行けない状態になった。教養所側は責任を負うことを恐れて、廊坊市公安局と元職場に「陸彩霞を迎えに来てほしい」と連絡した。教養所で100日間苦しみを与えられた陸さんはやっと帰宅できた。

 昨年7月26日夜7時ごろ、陸さんは自転車で出かけたとき、同僚と出会った。そこへ突然、後ろから黒色の乗用車から降りて来た2人が陸さんの自転車を止めた。そして、もう1台の車から東方派出所の警官・劉剛が降りてきた。急いで陸さんの方へ向かって行き、陸さんの自転車の籠から鞄を横取りした。劉剛は鞄を開けて「中国で封鎖されたインターネットの突破ソフト」を見つけると、「お前はなぜこれを持っているのだ」と尋問した。陸さんは警官のやくざのような行為に怒り、劉剛の質問に答えなかったが、警官らに捕えられて車の中に押し込まれた。その後、陸さんは鞄の中に入れていた1000元の現金を没収され、廊坊市洗脳班に拘禁された。洗脳班で、陸さんは高血圧症と低カリウム血症が発症した。

 警官は陸さんの拘禁を家族に知らせなかった。陸さんの夫はいろいろな所を訪ね、やっと陸さんが洗脳班に拘禁されていることを知った。夫は洗脳班に行き、妻との面会を求めたが、拒否された。仕方がなく、夫は北京の弁護士を雇い、法律で妻のことを解決しようとした。

 昨年8月13日午後、弁護士2人は洗脳班に行き、陸さんとの面会を求めたが、受付の人が内線に電話した後、弁護士に「ここでは人を閉じこめるだけだ。話があるなら、市公安局へ行け」と言った。 弁護士は市公安局に行った。公安局の受付が国保大隊(国家安全保衛)に通報した後、「責任者は出張した」と弁護士に言った。そのとき、広陽分局の「安定維持弁公室」の警官・王恵軍が弁護士に電話をかかってきて、「洗脳班で会おう」と言った。

 洗脳班で王恵軍は弁護士に「2004年に、国は法輪功を『反華勢力』と決めたのに、お前たち弁護士はなぜ、法輪功の肩を持つのか」と言い、弁護士は「我々は法律に従って案件に対処し、正義を守って違法した人を訴えるのです。法律の前で人々は平等です。国が法輪功を『反華勢力』と決めた文書を見せてください」と答えた。

 8月23日午後、弁護士は市検察院に行き、責任者に控訴書を渡そうとしたが、受付が受け取らなかったため、郵便局から出すしかなかった。

 弁護士は法律に従って仕事をしているが、関係者らに妨害されたり、粗暴な扱いをされたりしていたため、610弁公室・洗脳班・公安局などの法律執行関連部門の法律違反の行為に対して、国の法律規定に基づき、陳情部門、市公安局に投書し、訴えた。

 9月13日、尖塔派出所所長は陸さんの夫に「お前の妻と会いに洗脳班に行くなら、お前を労働教養所に入れてやるぞ」と脅迫した。夫の職場の上司も夫に「お前の妻のために弁護士を雇うな。そうでないと、お前を解雇して給料も止めてやる」と圧力をかけた。

 9月14日、 陸さんの家族たちが洗脳班に行き、陸さんの釈放を求めたが拒否されたため、洗脳班の前で陸さんの名前を大声で叫んだ。それで、警官が駆け寄って来て、家族たちをビデオで撮った。陸さんの夫の職場の保衛科長も駆けつけてきて、陸さんの夫を悪罵、殴打して車の中に引きずり込もうとした。その暴行で、陸さんの夫の両腕は青紫色になった。

 

暴力された陸さんの夫 5日後に撮った両腕の写真

 いろいろな圧力をかけられた夫は最高血圧が200mmHgになり、命の危険に晒された。給料が3カ月前から止められ、お金がなくて入院できず、毎日インスタントラーメンで過ごしていた。

 陸さんは14年来、給料を止められ、10回にわたって拘禁され、2回洗脳班に入れられ、労働教養処分も2回下された。 陸さんの弟も法輪功を学んでいるとして、伊春教養所に拘禁され、教養所の迫害によって死亡した。妹も法輪功を修煉しているとして、当局に懲役10年の重刑判決を下されたという

 中国共産党は法輪功への迫害により、数千万の法輪功修煉者の家庭に苦痛を与えた。陸さんと家族の境遇はただの氷山一角にすぎない

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2013/9/3/279023.html)
 
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