河北省:万全県の法輪功修煉者 夫の訃報を知らない 
■ 印刷版
 

 【明慧日本2013年7月29日】河北省万全県の法輪功修煉者・楊振禄さん(57)と妻・張秀蘭さんは、2008年北京オリンピック前に警官に自宅で不当連行され、2人は20日も経たないうちに、秘密裏に懲役6年を宣告された。

 楊さんは、かつて頭痛や足の痛みなど多種の疾病を患っていたが、1996年に法輪大法を学んだ後、「真・善・忍」の原則に従って道徳心の高い人になるように努力し、疾病が消えた。 

 1999年7.20、中共(中国共産党)当局の江沢民グループが法輪功に対する迫害を開始して以降、楊さん夫婦は北京へ陳情に行き、何度も不当に勾留されて金銭をゆすり取られた。さらに、警官らに自宅に何度も来て嫌がらせをされ、恐喝された。 

 2000年12月、楊さんは北京へ行って法輪功の真相を伝えたため、労働教養1年を宣告され、高陽労働教養所に拘禁されて迫害された。中共当局の役人30数人が楊さんの家へ行き、テレビ・洗濯機・ソファーベッド・ダブルベッド・ミシン・洋服タンス・ストーブ・テーブルなどを没収した。楊さんの息子と娘は心に大きな打撃を受けた。 

 2008年オリンピック前の7月23、24日の深夜、万全県の鎮から村まで中共当局の人員が一斉に行動し、少なくとも30数人の法輪功修煉者を不当に連行した。楊さんと妻は寝ている最中に拘束され、20日も経たないうちに秘密裏に判決を下され、楊さんは懲役6年を宣告された。 

 楊さんは唐山冀東刑務所に拘禁されて間もなく、迫害により糖尿病・両眼失明・肺結核を患い、体は激やせして極度に衰弱し、様子が変わった。楊さんが危篤に陥ったため、冀東刑務所は楊さんの子供に知らせた。 

 今年3月1日、刑務所側は責任を負うことを恐れて、楊さんに「重病のための服役中の一時出所」の許可を出して出所させた。先月7日、楊さんは無念な思いを晴らせないまま死亡した。石家荘女子刑務所に拘禁されている妻・張さんは、夫の訃報をまだ知らないという。  

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2013/7/26/277243.html)
 
関連文章