山東省の夫婦 当局に繰り返し迫害される
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 【明慧日本2013年10月4日】山東省泰安市に在住の張興河さん、馮月蘭さん夫婦は法輪功を学んでいるとして、14年来、中共(中国共産党)当局に監視・拘禁・労働教養処分などの迫害を受けてきた。今年7月、夫の張さんは泰安市岱岳区裁判所に懲役4年の不当判決を下された。

 張さんが法輪功を修煉する前は、重い胃病と静脈瘤を患い、いつも片手でお腹を覆いながら片手で壁を伝って歩き、病魔に苦しめられていた。しかし、法輪功を学んでから、いつの間にか病気が消え、元気を取り戻し、生まれつきの斜視さえ治った。

 馮さんも以前、乳がん、子宮筋腫、リンパ腺の腫瘍、座骨神経痛、貧血、神経衰弱、腸炎、皮膚病、婦人病など、多種の病気を患い、長年にわたって薬を服用していたため、借金ばかり増えた。治療しても快方しない馮さんに、親戚も友人もこれ以上、お金を貸さなくなっていた。馮さん自身も命はもう長くないと思って、治療を諦めていた。ある日、馮さんは偶然に法輪功と出会い、法輪功の修煉を始め、その1カ月後、患った病気が全部消えた。

 しかし、1999年7月、中共は法輪功修煉者に対して狂ったように迫害を開始した。汶口鎮派出所の警官は張さんたちが住む村に行き、法輪功修煉者の家で法輪功を罵るビデオを強制的に修煉者たちに見せた。馮さんは鎮派出所に連行され、警官に法輪功関連書籍を渡すよう追い詰められた。

 2000年末、馮さんは北京に行き、法輪功への迫害停止を求めたが、警官に連行された。派出所で馮さんは手錠をかけられ、窓に吊るし上げられた。

 2001年の正月、馮さんは3年の労働教養処分を下され、済南市女子労働教養所に拘禁された。教養所で馮さんは強制的に洗脳され、拷問を加えられ、殴打されるなどの迫害を受け、毎日、長時間にわたって奴隷のような労働を強いられた。それにより、馮さんの健康状態が悪化した。

 夫の張さんは2001年、人々に法輪功が無実の罪を着せられていることを知らせるため、街で法輪功のチラシを配った。そのため、警官に連行され、派出所に1週間拘禁された。

 2006年8月、張さんは再び法輪功のチラシを配ったことで、警官に連行された。警官は張さんの家の家宅捜索を行い、パソコンやテレビ、DVDディスク、法輪功の関連書籍、法輪功のチラシなどを没収した。張さんはその後、王村労働教養所に入れられた。教養所で張さんは強制的に洗脳され、長時間、小さい椅子に座らされ、手錠をかけて吊るし上げられ、重労働を強いられるなどして、2年間苦しめられた。

 馮さんは夫の労働教養の通知書にサインをしなかったため、20数日間、放浪生活を余儀なくされた。

 張さんは労働教養期間を満了して、家に帰ったが、派出所の警官に300元をゆすり取られた。

 昨年12月28日、張さんは法輪功が迫害されている内容を記載した卓上カレンダーを人々に贈ったため、派出所副所長などの警官に連行され、泰安市留置場に拘禁された。その後、警官らは張さんの家に行き、壁をよじ登って庭に入り、部屋の鍵をこじ開け、不法に侵入した。そして、パソコンやプリンタ、法輪功関の連書籍、法輪功のチラシ、現金2000元などを没収した。 妻の馮さんも当日に連行されたが、午後5時に帰宅させられた。

 今年5月2日、岱岳区裁判所は張さんに対して開廷した。法廷で張さんの弁護士は張さんに無罪を弁護した。弁護士は「憲法に中華人民共和国国民は信仰の自由があり (憲法第36条)、国民の言論の自由、文化研究、交流などの基本的な権利があることを明確に規定している。張さんは法律に与える影響の力を持っておらず、彼のすべての行為は我が国の法律や規制規定の範囲内である。つまり、国民の合法的な権利である。司法関係者が証拠を捏造し、罪名をでっち上げて、無実な人を陥れることは違法で罪を犯している」と弁護した。そして、その場にいる司法関係者たちは無言になった。

 その後、馮さんは裁判長のところへ行き、夫の解放を求めたが、裁判長は「共産党が私にお金を与えている」と言い、馮さんの要求を拒否した。それから、岱山区裁判所は張さんの家族に知らせず、張さんに秘密裏に2回を開廷した。最終的に、張さんは懲役4年の不当判決を言い渡された。判決を不服として、家族は上訴した。現在、張さんは泰安市留置場に拘禁されている。

 (注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://big5.minghui.org/mh/articles/2013/9/15/279579.html)
 
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