衆生を救い済度する中で向上する(二)
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文/オーストラリアの大法弟子

 【明慧日本2013年10月15日】

 二、真相伝えは観念と執着を取り除く向上の過程

  (一)大法弟子は神の状態を保つべきです。私は毎週、火曜日と金曜日に真相を伝える観光スポットに行っていますが、ある日、朝4時からの出勤となっていたため、仕事を終えたら、相当疲れており、また夜も夜勤の力仕事が待っていると思えば、午後に観光スポットに行って、何時間も立ったまま真相を伝えたら体力がもたないと心配して、今日は観光スポットでの活動を休もうと思いました。しかし、いつも行っている同修が二人だけになってしまい、私が行かなかったら大変だと思い、自分を励ましながら、やはり頑張って行きました。観光スポットに到着すると、多くの中国からの観光客がそこにいるのを見 て、私の疲れは直ちに消えてなくなりました。私は微笑みながら、資料を渡し、真相を伝え始めました。その日の午後はずっと立ったままでしたが、真相を伝えれば伝えるほど元気が出て、資料もとてもよく出ましたし、三退の効果も非常に良かったのです。ある観光バスに乗ってきた観光客全員が三退をして、私は彼らに記念写真も撮ってあげました。同修は「もしあなたが今日来なかったら、大きな損失を蒙ることになりました」と言いました。これは、師父が彼女の口を通して私を励ましてくださっていると思いました。私は多くの人間の観念に縛られていることに気づきました。観念を放下すれば、生命が法に溶け込み、向上することができると実感しました。

  (二)最近、慈悲の心を持って対処するか人心を持って対処するかは、まったく違う結果をもたらすことを体得しました。真相を伝える観光スポットに他の省から引越してきた同修がやって来ました。最初、彼女を見た時、私はびっくりしました。彼女は背中が曲がり、お尻が出て、足も不自由でした。私は彼女が観光 スポットにいると、大法によくないイメージを与えるのではないかと心配しました。彼女が真相を伝える時、その内容を聞いて、更に違和感を覚えました。彼女が話す内容はとても高いレベルのことで、何度も観光客にからかわれました。私は彼女に他の観光スポットに行って欲しいと思いましたが、その言葉を口から出すことができず、顔の表情はよくありませんでした。

  その後、次第に、この年配の同修の光っているところが見えました。彼女の大法に対する気持ちはとても純真で、人を救うため、多くのものを放棄していました。彼女は遠くに住んでいるため、毎日車に乗って1時間もかけ、しかもほとんど毎日観光スポットに来ていました。彼女は足が不自由なのに、たくさんの看板を載せたカートを押して、人のあざ笑い、侮辱や罵倒を恐れませんでした。これらはすべて私ができないことです。心を動かされた私は失礼なことを言えませ んでした。

 真相を伝える中、この年配の同修に変化が起きました。突然ある日、私はこの年配同修の腰がまっすぐになり、歩き方も元気になったことに気づきました。一カ月前の彼女とはまったく別人のようでした。本当に奇跡です。大法が彼女の体に現した不思議な変化に私は震撼しました。私は『轉法輪』の中で師父が言われた、「ではなぜ、修煉者の ためならしてあげてもいいのでしょうか? 修煉する人こそ最も貴重なのであり、その人が修煉しようと思うこと、そこで生じた一念こそ、なによりも貴重なの です。佛教では佛性を重んじており、佛性がいったん現われると、覚者たちはその人を助けることができます」を思い出しました。

  私は表面上で法を守ろうと思って、実際に一人の同修を否定し、もう少しで彼女を押し出してしまうところでした。これらのことが分かった私は涙が出ました。 私は同修の長所を多く見て、不足のところを補うべきだと思いました。そこで私は、この同修に「なぜ三退するか」、「大法の真相」などを録音してあげましょ うと提案し、同修に頼んで、彼女に録音をしてあげました。そうすることによって、彼女が真相を伝える時の不完全な部分を補うことができ、私達はもっと協力 し合うことが出来ました。

 三、携帯電話で真相を伝える

  最初、同修が携帯電話で真相を伝えることを紹介してくれた時、あまり興味がありませんでした。自分が機械に弱いからマスターしにくいと思っていたからです。その上、自分は仕事と真相を伝える事でもう十分忙しく、携帯電話で真相を伝える時間はないと思いました。しかし、ある日、協調担当の同修が、なぜか私に一台の携帯電話を渡してくれました。私は少し試してみる気持ちで半日の訓練を受け、家に帰ってから携帯電話で真相を伝えることを試みました。最初にいくつか回り道をしましたが、次第に多くの中国本土の衆生に接触して、彼らがみな真相を待っていることを感じました。私は毎回、携帯電話を開き、プラットフォームに入ると、 いつも数十人の衆生がそこで真相を聞くのを待っています。そこで私は、時間を切り詰めて、一人一人の衆生にオンラインで真相を届けるようにし、その中の一 部の人からは返信をもらうことができます。直ちに賛成してくれる善良な人もおり、私は仮名を作り、三退の手続きをしてあげました。真相がわかった衆生は自ら三退するだけでなく、毎回私から受け取った文章を彼らのネットの友人にさらに転送しますので、私のネット仲間もだんだんと増えました。

  一部の人は、真相を聞きたいのですが、まだまだ多くの観念と毒素を一掃しなければなりません。ある時、私はネットの友人と出会って、彼に真相資料を送信しました。彼は「あなたのせいで、私の頭は混乱しました」と言い、私は「実は、三退はとても簡単です。私は『聡明』という仮名であなたに脱退手続きをしてあげようと思いますが、あなたが同意すれば有効になります」と言いました。彼は「私は入党していません」と言い、また「あなたの年は?」と聞きました。 私は「女性の年齢は秘密です」と答えると、彼はさらに「あなたは中国共産党を恨むのですか?」と聞くので、私は「中国共産党は中華民族を壊滅するのです」 と言いました。それを聞いた彼は態度をすぐに変えて、「その通りです」と賛成してくれました。私は「あなたは目が覚めた中国人ですね」と言うと、すぐに態度を表明し、「分かった、脱退に賛成します」と言いました。一つの命が救われました。脱退を勧める過程は、真相を伝えることを通じて、歪んだ命を正す過程でもあることを悟りました。

 人を済度するには、まず自身を正さなければなりません。衆生は大法弟子の高尚な道徳と善良を実感し、正念が芽生え、自分の生命に正しい選択をすることが出来ます。ネットの友人はすぐに三退を受け入れなくても、私は焦らずにいろいろな角度から真相を伝えます。私はよく道徳、人生、神佛に関する文章を送信します。衆生の道徳感を是正しながら、大法弟子は高徳な大法の指導に基づいている叡智のある人だと分かってもらい、大法弟子に敬服してもらえば、三退を勧める時、ずいぶん容易になります。多くのネットの友人はそれを認め、また戻ってきて、三退をします。この携帯電話は私の法器となりました。一日も手放すことはできま せん。以前、私はすでにとても忙しいと思っていましたが、この法器は、私のばらばらの時間をさらに利用させてくれました。出勤や法を広めに行く途中、列車で、車で、時間があれば、私は携帯電話を取り出して真相を伝え、三退を勧めます。

  私はパソコンが苦手で、基本操作の方法しか分かりません。しかし、私はこのように毎日、たくさんの中国の人々に真相を伝えることができて、縁のある人に三退を勧めることができました。多くの同修は私よりもっとこの法器を上手に使用して、人を済度することが出来ると信じています。毎日30分あれば、手軽に数十人の中国人に真相が伝えることができます。大陸の同修が命の危険を冒してまでやっとできることを、私達が喜んでやらない理由はないでしょう。私達はこの法器を使って、ばらばらの時間を十分に利用して、真相を中原大地の至る所まで広げ、もっと多くの中国人を救いましょう。

 同修にお礼を申し上げます! 師父にお礼を申し上げます!

 (2013年オーストラリア法輪大法修煉体験交流会で発表)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2013/10/3/280634.html)
 
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