吉林市:中共幹部らが多数の法輪功修煉者を不当連行(写真)
■ 印刷版
 

 【明慧日本2013年11月3日】吉林市で最近、30人あまりの法輪功修煉者が警察に不当に連行され、一部の修煉者が洗脑班に拘禁された。情報筋によれば、先月20日午後、中共(中国共産党)当局の書記・張暁霈が、洗脳班での「迫害成果」を自ら偵察したという。この行為は彼が迫害の主導者であることを証明した。

 先月17日夜から18日午前にかけて、市公安局、市国保(国家安全保衛)支隊および船営区、昌邑区、豊満区、龍潭区公安支局の国保大隊、各地の派出所の警官が大規模な捜索を行い、市内の多数の法輪功修煉者を不当に連行した。

 迫害の状況はまだ完全には分かっていないが、法輪功修煉者の朱玉君さん、劉氷さん、鄧暁波さん、禚玉清さん、ほか多数が不当に連行された。

  今回の大規模な連行は、吉林市の中共書記・張暁霈、吉林市610弁公室のリーダー・白岩、船営区610弁公室のリーダー・張青山、張鵬、牛が計画し主導したものである。張は、法輪功を迫害することで昇進し、政治的な資本を蓄積する。張は吉林市の中共書記に着任してから、尾行、監視等の手段を用いて、善良な法輪功修煉者を全力で迫害してきた。

 連行された法輪功修煉者のうち、10人は家に戻った。しかし、2人の修煉者は留置場に、17人の修煉者は拘留所に、11人の修煉者は沙河子洗脳班に拘禁されている。

 法輪功迫害の拠点 吉林市沙河子洗脳班

 悪名高いこの洗脳班は、船営区越北鎮暁光村第4大隊の社会福祉施設に設置されている。そのスタッフは、610弁公室の職員、雇われ者・邪悟者と町村の派遣者から 構成されている。1人の修煉者を2人のスタッフが監視をしている。監視は町村の派遣者が担当している。監視者は頻繁に交代し、吉林市の町村の職員のほとんど全員が参加した。現時点で、吉林市新地号町村と東方町村の派遣者が洗脳班にいることが分かった。多くの派遣者は、法輪功の真実を理解すると、善良な法輪功修煉者への迫害を中止した。

吉林市沙河子洗脑班

 洗脳班では、毎日8時、11時、14時、16時30分の時間帯で、法輪功を中傷するデマを放送し、夜7時~9時まで、法輪功修煉者を吊し上げる。精神と肉体を痛めつけ、威嚇、恐喝、脅迫の手段で個人の信条を放棄させる。

 先月19日午前、吉林市公安局、吉林市国保(国家安全保衛)支隊、610弁公室の職員が洗脳班へ行き、会議を開いた。その会議では、他のスタッフに「何も言わず、人を殴り、暴行を加えるだけで良い」という策略を伝えた。彼らは、名前などの個人情報を漏らさず、彼らを洗脳班のスタッフに「指導教官」と呼ばせた。

 先月20日午後2時頃、中共書記・張は自ら洗脳班で迫害を監督し、「成果」を査察した。警官は法輪功修煉者の家から不法に没収した法輪功関連の書籍、パソコン、プリンタ、書き込みドライブ、お金、資料などの品物を展示、撮影、録画し、彼らの「成果」をアピールした。これらの「成果」こそ、彼らの犯罪証拠となるのである。

 家族が堂々と肉親の解放を求める

 不当に連行された法輪功修煉者の家族は毎日、洗脳班の大きな鉄門の外で、肉親の名前を大声で呼び、「ここはあなたの居る場所ではない。早く家に戻って来て」と呼んでいる。無条件で肉親を直ちに解放することを求めている。

 19日午前9時過ぎ、法輪功修練者・劉氷さんの家族3人が、肉親の解放を求めて洗脳班にやって来た。市公安局に勤務する張という警官が出て来て「どうやってあなたの肉親がここに居ると分かったのですか?」と緊張した様子で尋ねた。家族は「迫害をしたら、必ず他人に知られますよ」と答えた。その後すぐに、警官は2人の家族を施設内に監禁した。しかし、2人は数時間後に脱出できた。

 船営区の法輪功修煉者・金さん(60)は、黄旗屯派出所の警官に不当に連行された。金さんの息子はそれを知ると、母親の解放を求めて派出所へ行った。息子は「母親を解放しないと、派出所を壊すぞ!」と言った。警官は恐れて、その日のうちに金さんを解放した。翌日、区の職員が金さんの家にやって来たが、あまり話もしないうちに、金さんの息子は職員を追い出した。

 (注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2013/10/25/281707.html)
 
関連文章